"PC(修理と改造)"カテゴリーの記事一覧
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「ファンコントローラーの接続方法」がいまひとつイメージがつかめないままだったので、ウェブで検索してみたのだが、検索結果をもとにあれこれ該当ページに出かけても結局具体的なイメージの掲示とかもなく、YouTubeにいたっては、ユーザーが購入したファンコンを接続する様子を分かりにくく撮影したものしかなくて、困ってしまった。
DC7900CMTに取り付けたファンコンは2ピンタイプで、マザーボードに接続する必要のないHD用クーラーと吸気ファン用だったので、そのままファンコン直結で接続した。以下に図示したとおり、実にシンプルな接続方法である。
けれど、「じゃあCPUファンとかケースファンとかの、マザーボードの3ピンとか4ピンから電源を取って、なおかつ回転数の情報などを送り返しているファンをファンコントローラーに接続することはできるんだろうか」と誰もがいだく疑問をずっと考えていたところだった。そこへ折りよくヤフオクで中古のファンコントローラーが売りに出ていたので、520円で落札した。
だがそれは本体のみで、ケーブルは付属していなかったので、改めてケーブルを手に入れなければならなかった。ファンコンにCPUファンを接続するなら、CPUファンの電源はファンコンから得ることになる。けれどファンの回転数をマザーボードに伝えることができなければ、HWMonitorを使っても、回転数が分からないじゃないか。単純な2ピン式ケーブルじゃだめだよな。きっとこういうことが可能になる分岐ケーブルがあるはずだ、と考えて、あれこれとネットで探したら、ファンコン用信号検出ケーブルという商品を発見した。しかしアマゾンのは在庫切れ状態になっていた。
それでさらにあちこち探して結局手に入れたのは楽天市場に出ていたケーブルだった。Groovyのファンコントローラ用伝送ケーブルを3個注文して手に入れたのだった。
ファンコン自体は3ピンコネクタ仕様になっていた。この3ピンコネクタに以下のようにケーブルをつないだ。左から1番-CPUファン、2番-リアの排気用ファン、3番-フロントの吸気用ファン、4番-無接続。
赤黒ケーブルがファンコンから取る電源用である。そして写真の右側に見えるペリフェラルコネクタにPCのATX電源を接続する。そしてこの分岐ケーブルの3ピンのオスコネクタをファンから出ている3ピンメスコネクタに、黄黒ケーブルをマザーボードの3ピン(or 4ピン)オスコネクタに接続すればいいのであった。
そうして仕上がったのが以下の写真である。このPCケースにはJetwayのMI5-G41GMD2という自作系マザーボードを入れている。CPUファンが4ピンで、3ピンのケースファンコネクタが2つ載っている(普通は1つじゃね?)
biosの設定の仕方でマニュアルコントロールやPWMコントロールなどが選べるのだが、PWMだと電源を入れた直後全開でファンが回転し(ほんとウルサイこと限りなし)、そのあと、30秒くらいかけて徐々に回転数が下がってPWMコントロールに落ち着くというような動きをするマザーボードだった。
そういう振舞い方をするマザーボードだったこともあり、ヤフオクでファンコンを手に入れられたのは非常にラッキーだった。biosをマニュアルコントロールに変更して、図で説明したようなケーブル接続を施して、再度起動させたら、もう全開音は聞こえてこずに、実に穏やかな立ち上がりだった。PWMを使わないので、もともとのマザーボードは4ピンコネクタだが、3ピン式のCPUファンと同様に扱えばよい。
そしてHWMonitorを起動させて回転数を確認すると、ちゃんと表示されており、手動でツマミを右や左に回すと、それにつれて表示もちゃんと変動してくれた。
今後はHWMonitorでは回転数を表示できないHPのDC7900(Dellのケースに入っている方ではなく、家で使っているdc5750MTケースに入っているSFF)用に、ファンコンのパネルに回転数やCPUの温度などを表示してくれる上位のファンコンを手に入れて、さらに研究を進めたいと思っている。
ということで、とりあえず私が今回使用したようなファンコンの接続方法に悩んでいる人は、今回の報告を参考にしてがんばっていただきたい。PR -
ファンコントローラーを交換したあと、ハードディスク冷却用に使っていた4ピンのファンを2ピンのものに交換した。PWM方式ではなくなったので、4ピンの12cmファンは別の改造遊びに転用しようと思う。
同時に吸気ファンもDellのSC430に付いていた9cmファンから12cmファンの方に交換した。これは改造初期に一度試して回転音が9cmファンより大きいのですぐに取り外して保管していたものだ。この12cmファンはもともとはCPUファンとして使われていたものだけど、風量が巨大なので夏場はこっちの方が効果的じゃないかと思い直して、交換することにした。
それまでのセットは以下のような感じだった。
これを今回以下のように改めた。
12cmファンの強烈な吸気の流れの一部が上部へ流れて、9cmCPUファンの吸気の流れを乱さないようにするために、2つのファンの間を透明プラスティックで隔てる工夫も加えた。2つの吸気の流れを分離するという、このセッテイングは、もともとDellのSC430のセッティングと同じ考え方だね。ただDellのSC430の場合、CPUファンが12cmで吸気ファンが9cmだったけど、私の改造マシンは逆の組み合わせになっている。
そしてフロント上部に設置した12cmハードディスク冷却ファンとフロント下部に設置した12cm吸気ファンをPWMコントロール方式からファンコントローラーによるマニュアルコントロール方式に改めた。
ということで、最近の私の研究テーマはファンコントローラーの活用の仕方であった。実は「美しき箱」にもファンコントローラー導入を検討中で、今そのための部品を注文中である。それが仕上がったら、また報告させてもうらうよ。
p.s. 1 ちなみに1枚目の写真のフロントパネル裏に取り付けていた内蔵スピーカーは取り外している。代わりにひとまわり小さい内蔵スピーカーをリアの排気ファン下に改めて設置している。
p.s. 2 HD&CPU温度やファンの回転数の確認にはHWMonitorを使っている。ファンコンにはパネルに回転数を表示できる高価な製品もあるけど、ソフトで確認できるなら、不要だよね。けれど、困ったことに、なぜかHP DC7900系のマザーボードは(SFFでもCMTでも)ファンの回転数をHWMonitorを使っても表示できない。CPUの温度もかなりあやしい表示になる(HD温度は信頼してもいいようだ)。HPの製品はいろいろいじってきたけど、ほかの製品はちゃんと表示してきたので、奇妙きわまりない。だからこのマザーボードに限っては、情報をパネルに表示できる高級ファンコンを使った方が実はいいんだよね。
p.s.3 吸気用12cmファンはケースのシャーシに取り付けるのに少し工夫が要った。というのはボルトとナットで固定しようとすると、フロントパネルを内側から留めているインチネジの頭(フロントパネルにある、DELLと描かれている円いエンブレムが実は内側からネジで留めるための固定具になっているのだ)にファンのフィンがあたってしまい、回転をさまたげられてしまったのだ。それでブッシュゴム(もともとこの12cmファンを固定していたDellの品)を使って取り付けることにした。こうすると、わずかだがファンがシャーシから浮き上がり(写真参照)、その分、インチネジの頭の上をうまーくかすめて回ることができるようになった。 -
ということで、これから夏に向け、暑くなっていくので、ファンコントローラーを使って、PCをさらに冷やそう計画の続きをやっと実行に移すことができた。
Aliexpressで注文していたファンコントローラーがようやく届いたのだった。ポチったのが4月6日なので、届くまでに33日もかかったことになる。
前に紹介したフロントオーディオ製品は到着まで10日くらいだったので、注文先によって(Aliexpressというのはさまざまなショップが集まった巨大な仮想モールのようなものなので)、いろいろかかる時間が違うらしいってことも、これで身をもって理解できた。
さらにいうと、実は以前別のショップでハードディスク用クーラーを注文したら、商品がないという返事(英文)がきて、返金か、別商品を買ってくれ、などと言ってくる。金はPaypalアカウントに返すから、アカウントを教えてほしい、などと言ってきた。そんなアカウントもっていないので、支払い料金プラスアルファの別商品を買うことにしたが、何度も何度も英文のやり取りをさせられたので、うんざりした。でも代替商品はちゃんと届いたよ。その店には結局欲しかったハードディスククーラーの別商品はなかったので、PWM分岐ケーブルを2セット買うことにした(すでに2セット持ってるのにさ)。
ということで、そのすでに持っていたPWM分岐ケーブルを取り外して、3.5インチベイ用ファンコントローラーをさっそく取り付けてみた。
電源を入れると、ブルーに光る製品で、日本版もたくさん出回っている。でも日本の代理店商品を買うと結局送料とか含めて2000円前後になっちゃう。これをAliexpressで買うと半分の値段で済むので、時間はかかったけど十分OKだよね。
見た目はこんな感じに変わったよ。
自作のハードディスク用12cmファンとフロント吸気用9cmファンにつないで、ツマミを回して回転数を少し上げで利用している。温度はやはり下がったよ。これで夏場は万全だね。このPCにはAMDのRadeon HD5450というファン付きのグラフィックカードを取り付けている。
おかげでこちらの温度も同時に下げることができたよ。
p.s.1 ちなみにPCを載せている移動台も自作品。ホームセンターで買ってきた板に100円ショップで買ったキャスター(コロね)を取り付けただけのシンプル移動台だ。
p.s.2 実はグラフィックカードは大昔ヤフオクで1円で手に入れたもの。「とりあえずこれはゴミです」という過激なジャンク扱いの商品説明。欲しかったのはフルハイトのブラケット部分だけだったので、本体が壊れていてもかまわなかったのだが、ダメもとで実際にマザーボードに設置してみると、ちゃんと映像が出たじゃないか。でも日本のアマゾンで商品詳細をチェックしようと検索しても出てこない。それで米国のアマゾンで調べたら、見つけることができた。なんとこれ、DellのOptiplex790,990向けに装備されている専用のグラフィックカードだった。しかも45ドル(約5400円)。これを中古で1円で手に入れられたのはかなりラッキーだったのじゃないだろうか。
P.S.3 実はこのつまみが青く光るファンコンは形状が箱型になっているので、ハードディスクの半分には直接風が当たらない。それでハードディスクにまるまる風が当たればもっと冷えるはずなのにと思っていた。AliExpressで2チャンネルのシンプルな3.5インチベイ用ファンコンが売っていたので、これを買って4チャンネルファンコンと取り替えて、ハードディスクの温度をHWMonitorで調べたら、効果は絶大だった。
写真で分かるとおり箱になっていないので、これだったらハードディスク全体に風を当てることができるのだった。
HWMonitorのハードディスク表示を取り出したものだけど、上のほうが3.5インチシャドウベイのハードディスクでそれまではボトムのハードディスクよりも若干温度が高かったのだが、もはや30℃前半を二つとも維持するくらいに冷えている。すごいね、ハードディスクに風を当てる効果は。 -
あれからさらにハードディスクを冷やすファンをもう1個作ったよ。
前回のは9cmファンだったけど、今回のは12cmファン。
再利用したDVDドライブのケースは今度は標準サイズのもの。
相変わらず穴あけはテキトーモード。今度はケースのボトムに設置してハードディスクにより近づけた。
これにメッシュのフロントカバーをつけた。もともとついていたプラスチックの部分ははずしている。そうしないとうまくはまらないので。
で、これを横から見ると、こんな感じに仕上がった。
ハードディスク温度はさらに下がったよ。でも夏場はやはり40℃越えそう。そのときはいよいよファンコンで対応したいと思う。すなわち現在のPWM式を放棄して、回転数を現在よりも高めに設定する予定だ。現在カードリーダーが入っている3.5インチベイを利用しようと思っている。 -
ということで、第二弾。
HP in DELL機はケースのボトムに設置するはずのハードディスクベイをひとつつぶさざるを得なかったので、3.5インチシャドウベイに400GBのハードディスクを入れている。強力両面テープなどを使ってボトムにおいてもいいのだが、ちょっとみっともないので、いまのところやっていない(でも3台目を設置するときは、やっちゃおう)。
ボトムのHDに比べてどうしても温度が高くなってしまう(10℃くらいの差があった)。
ということで、そのシャドウベイのHDをファンで直接冷やしてみたらどうだろうと考えた。
手元にはパナソニックの古いDVDドライブの残骸が残っている。これに92mmファンを取り付けることにした。このケースは最近の型と比べると縦の長さが長めのケースだった。
まるでカブトガニだね。ハンドドリルとハンドニプラーを使ったけど、やっぱり上手に円を切取れなかったよ。
まあでもとりあえずオーケーだよな。
でもパナソニックのロゴの入ったパネルは不要なので、代わりにメッシュのパネルをはめることにした。
とはいえ、メッシュパネルがそのままさくっとはまるはずもない。なおかつメッシュパネルの方がプラスチックの枠がはまっている分、厚みが広い。そこでプラスチック枠は取り外した。そしてホットボンドでSC430側のパネルに直接ひっつけて、ことなきを得た。
で、中から見た図が以下。もちろん温度はちゃんと下がってくれたよ(参考 室温20℃ シャドウベイHD33℃ ボトムHD29℃)。
PWMの分岐ケーブルで回転させている。
p.s. 言っておくけど、最初の写真に写っているファンの汚れはちゃんときれいにして使ってるぞっ。