"アニメ"カテゴリーの記事一覧
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夏アニメでは「ケロロ軍曹」のショートバージョンの「ケロロ」が深夜枠で放送されたのがうれしい。かつ、huluでは、いま大人気の「妖怪ウォッチ」で深夜に毎回笑っている私なのだった。
とくにうれしいのは、私が大ファンの小桜エツコの、あの独特のトーン(ジバニャンやってます)を毎回堪能できることだった。
写真はジバニャンとタママ二等兵。
初めて小桜エツコを認識したのはケロロ軍曹のタママ二等兵だったけど、彼女の声を聞くと、なんかウキウキするのだった。
妖怪ウォッチのOPテーマってかなり強烈に耳に残るけど、さらに監督さんの遊び心が全開だった12話のOP特別バージョンは最高だったね(25、36話でも流れる)。これ以上言うとネタバレになっちゃうから、くわしくは書かないけどさ。何度聞いてもウケる。
「妖怪ウォッチ」はちゃんと1話目から順を追って見ないと面白さをまるまる楽しめないよ。だからこのアニメに興味を持ったなら、しっかり最初から見ようね。
p.s.1 主人公のケータ役はヒロイン役の多かった戸松遙。もちろん「いつもの声」じゃなくて声帯をいじって発声している。ニューチャレンジだね。
p.s.2 昔このブログで「カレイドスター」のジョナサンに言及したけど、アウアウ声をやってたのって、小桜エツコだったんだよ、エーッ。
p.s. 3 実を言うとhuluで「妖怪ウォッチ」を見る前は「hunter × hunter」を見てたんだけど、ズラ弁というか東北弁?を話すコムギって女の子が出てくるんだよ。「妖怪ウォッチ」にもコマさんというズラ弁をしゃべるキュートな妖怪が出てくるんだけど、初めてコマさんのズラ弁を聞いた時、「あれっ、なんか似てね?」ってコムギちゃんのことを思い出してね。それで声優さん調べてみたら、両方とも遠藤綾じゃん。エーッ。
なんか関係あんのかな、キャラクターヴォイスを制作側が選ぶに当たってさ、きっとあったはずだよね。「ズラ弁ならあの遠藤を呼べ」みたいな制作会議とか。PR -
冬期の深夜アニメがいろいろと面白い。
なかでも今一番楽しみにしているのが弱虫ペダル。
自転車通勤を始めてもうすぐ一年になるけど、自分自身が長いブランクの期間を経て高校・大学生以来の「自転車乗り」をやってることもあって、なかなか興味深い。
自転車通学をしている中学生・高校生は地方なら当たり前だし、彼らは雨の日も風の日もめげずに学校に通っている。自分も昔はそうだったしね。
ただし現在の私の場合、あんまり雨風が強い日は、カッパモードもあきらめて、車ででかけるズルも実はやっている。でも宮崎県って結構晴れの日が多いので、ほぼチャリ通ですよ。
おっさんになって改めて自転車に乗るようになると、もう少し値段のいいスポーツ自転車だってほしくなるというもの。といってもロードレーサーのような自転車に乗りたいというわけでもない。だけど20段変速自転車ってどんな感触なんだろう、一度乗ってみたいよなー、とか思ったりもする。
車から自転車になって一番変わったのは、ほかの自転車乗りに視線が行くようになったことだった。特に見たことのないようなデザインの自転車を見かけると観察してしまう。Gパンに雑のうみたいなショルダーバックを背中にさげた学生さんかと思われるオネーサンがマウンテンバイクに乗ってすごいスピードで追い抜いていくのを見て「おー、スゲーなネーサン、カッケー」とか思うわけです。
そういうわけで、ときどき思い出したようにネットで自転車販売サイトなどを眺めて暮らしていたのだが、そんな最中での「弱虫ペダル」だったので、なんかすごくタイムリーだった。
というわけで、今すごくほしい自転車(黄色いど派手自転車)があるんだけど、買おうかどうか迷っているところであります。
もともと運動不足解消も兼ねて自転車にしたわけだし、走行が今より楽になるようだとかえってマイナスではあるよね。基本通勤で使うだけだからね。
防寒ということにも気が回るようになった。自動車時代はまるで考える必要がなかったからねえ。これからもっと寒くなるし、これはいいやということで目だしマスクみたいなものも買いましたよ。これといい、ネックウォーマーといい、もし自転車に乗らなければ、一生身に着けなかった代物に違いありません。
今はこんな感じ。耳まで隠れるニット帽にネックウォーマー。とくにネックウォーマーの効果がこれほど絶大だとは去年の冬にこれを使い始めるまでは知らなかった。で、今年の真冬はニンジャ覆面帽の上にニット帽をかぶるのだ。
東京では自転車通勤の者が増えたという記事を以前ネットで見たけど、そのきっかけが東北の大震災だったというのが意外だった。健康とか節約とかいう理由より多かったとか。「東京マグニチュード8.0」っていうアニメは大震災の前だったっけ? その後、実際に東京の交通機関がマヒするという実体験をして、東京の通勤人は防衛のために自転車に乗るようになったという話。
でもこの時期に自転車乗りになる人はきっと「弱虫ペダル」に影響された人たちだろう。私が最近「新しい自転車がほしい」と切に思うようになったのも、きっとこのアニメのせいだよな。
p.s. だからといってクイーンの「バイスクル・レース」を特に聴きたくなったことがなかったのが不思議だな。「私は自転車に乗りたい」という歌詞から始まる、あの歌のことですよ。
p.s.2 というわけで、結局、クロスバイク、ネットで買っちゃいました。ブランド品ではなく、メイド・イン・チャイナの安物(GRAPHIS GR-001)だけど、姿が美しいので(タンチョウヅルみたいじゃないですか)OKです。
ということでタンチョウヅルが天翔る姿
自分が乗っている装備もまんま写真の通りなんだが、ハンドルにそれまで使っていたライトと時計をつけた。もともと車で使用していたデジタル表示時計を、自転車の反射板を加工して(反射鏡部分を捨てて)取り付けることができたのがうれしいハプニングだった。以前からずーとこんなアタッチメントがほしかったのだよ。
今まで乗っていた20インチの自転車は同じ6段変速だったけど、まったくスピードが出ない自転車だったんだなとしみじみ感じているところ。自転車は12月5日(木)の夜に着き、仕事が終わったあと、ハンドルやフェンダーを取り付けて、その日の夜に乗って帰った。 -
現在「とある科学の超電磁砲S」が放送中だが、このアニメが始まったのを機会に、また「とある魔術の禁書目録Ⅰ・Ⅱ」と「とある科学の超電磁砲Ⅰ」を続けて見直してしまった。
とにかく何度見ても面白くて、ついつい最後まで見てしまったのだった。2期の「とある科学の超電磁砲S」は「とある魔術の禁書目録Ⅰ」の小エピソードの拡張版なので、すでにファンにとってはネタバレ状態で見なくてはならないという「感動の減圧装置」が働いていることがすこし残念ではあるが、それでも面白いことには変わりはない。
この一連の作品に登場してくる人物たちのキャラ立ち度はまさに異常で、ほんとに愛すべき人物に満ち溢れている。
なかでも白井黒子は彼女の声を担当している新井里美の演技とあいまって、その存在感は群を抜いている。
かわいらしいミニミサカが発する「ミサカはミサカは」という独特の話法の発明のすばらしさ。miniミサカが「とある魔術の禁書目録Ⅱ」で探しにきたアクセラレータに遠くから手を振る場面は最高の場面だ。
そして135cmの月詠小萌が上条当麻が通う高校の先生であるという衝撃。まったく驚きのキャラばかりじゃないか・・・・・
最近、「とある科学の超電磁砲S」に登場してくるItemという裏世界の仕事人たちと御坂美琴との対決を見たあと、改めて過去の作品を見直していたら、「とある科学の超電磁砲Ⅰ」ですでにItemのキャラが4人ともほんの一瞬ではあるが登場していることを発見した。彼女たちが登場するのは第12話の「AIMバースト」である。
レベルアッパーの副作用で昏睡状態に陥った学生たちを覚醒させるために街中いたるところに流された音声に聞き耳をたてるシーンである。彼女たちは、聞き耳を立てる他の街中の市民たち同様モブキャラの一部に紛れて一瞬だけ登場するのだが、これがまさにシリーズをまたいだ伏線だったわけだ。
「とある魔術の禁書目録」のⅢ期が実現することを期待している。 -
この3月下旬にようやく待望の「ガールズ&パンツァー」の11話と12話が公開された。
去年の秋期クールで、女子高生と戦車という組み合わせのアニメが始まった。そのときは「なんじゃそりゃ、そんなありえねー組み合わせで、まともなドラマにできるんだろうか」と半信半疑で見始めたんだが、なんと1話ですでにはまった。
そのときはGYAOで見ていたんだが、もう次週がやってくるのが待ち遠しくて待ち遠しくて。だがこのアニメはクライマックスに達する直前で終了してしまった。そのとき生じた「暗い感情」(絶望感なのだろうか)は、自分が少年時代の大昔、楽しみに見ていたタツノコプロの「テッカマン」が突然終わったときに感じた「暗い感情」と同じようなたぐいのものだった。何かが途中でポキンと折られたショックは結構あとあとまで残るもんだ。少年時代のテッカマン・ショックがオッサンになったいまでも残っているくらいなんだから。
「えっ、なんで、なんで、なんで」
テッカマンは再開されなかったが、「ガールズ&パンツァー」はちゃんと落とし前をつけてくれたじゃないか。
監督さんは当ブログでもおなじみの「侵略イカ娘」をやった水島努監督だった。
(もらい物、職場のさるところに飾っております。)
「ガールズ&パンツァー」に熱狂した深夜アニメファンのコアグループたちは、これまたかつて「魔法少女まどか☆マギカ」に熱狂した深夜アニメファンのコアグループたちとはタイプが異なっていると見た。実を言うと自分は「魔法少女まどか☆マギカ」には「血管が振動しなかったタイプ」に属するアニメファンだった。つまりアニメファンといっても、動脈血管を振動せるタイプと静脈血管を振動させるタイプがいるんじゃないかと思う。そういう分類でいえば、「ガールズ&パンツァー」は動脈血管系作品で「魔法少女まどか☆マギカ」は静脈血管系作品なのだと思う。
まあ、しかし、しばしば言っていることだが、シリアスな内容でも「笑いを取りにくる」ところがないと、やはり自分には興味が弱る癖がある、ということも言っておこう。
ガールズ&パンツァーが制作スケジュールの問題で「穴を開けず」に、1話から12話まで、あのクオリティーで一気に突っ走ってくれていたら、世間への衝撃力はもっと増していたはずだと思う。だがもしアナタがまだこの作品を見たことがないなら(むしろラッキーだ)、DVD化されてレンタル店に並んだものを一気見することをお勧めする。
そうすれば放送当時、10話の最後で挿入された「最終回です」という「悲しい告知」は修正されているはずなので、「動脈血管振動の停止状態」に苦悶した多くの「GuPファン」と同じ苦しみを味わわずに済むのである。
作品の舞台となった現実の大洗の駅には「県立大洗女子学園」の戦車道大会優勝を祝う横断幕が出ているという。アニメが日本の人心に及ぼす作用というのはもはや馬鹿にならんのだった。
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ついこのあいだまでGYAOでやってた魔法少女アニメ「シュガシュガルーン」(ユキヒロ・マツシタ監督作)、面白かったよねー。
前回の記事の最後がウルトラマン関連だったので、今回もウルトラマンつながりで書いてます。
「シュガシュガルーン」の作者は安野モヨコさん。私はまったく漫画には詳しくないけど、安野モヨコさんて、基本的に成人向けの漫画を主に描いてきた人ですよね。
「なかよし」に連載されて賞までとっちゃった漫画が原作のアニメです。
で、彼女のだんなが、あのエヴァンゲリオンの庵野秀明。アニメ「シュガシュガルーン」ではOPの絵コンテを仲良く夫婦でこなしてました。OPの演出は庵野秀明がやってます。エヴァンゲリオンといえば、ウルトラマン・オマージュ作品らしい(というようなことをネットのどこかで読んだ記憶がある)。
で、アニメ中に現れた、たとえば、こんなカット
これってやっぱり「ウルトラマン・オマージュ」でしょうか? ショコラの絵は実際には左手を突き上げる図になっていて、ここでは初代ウルトラマンの図と比較しやすくするために左右反転にしております。
OPテーマもEDテーマも小西康陽がやってます。これはクレジットみなくても曲を聴くだけですぐに「あ小西さんだ」と思っちゃうような彼らしい曲。
いやー、何度聞いても聞き飽きない。特に聴きどころは、バスドラのリズムと音。ほんとすごくいいですよ。
ショコラ役の松本まりかの独特の声質もとても気に入ってます。この感じは釘宮理恵系かな。それに「クイーンズブレイド」で鋼鉄姫ユーミルの声をやっていた齋藤彩夏の声にまた出会えたことがうれしい(ワッフル役です)。特徴のある声質ってほんと耳に残ります。
感情を担うアストラル体は、それぞれの持つ感情の性質によって色によって区別されるという秘教的な観点から言えば、まさに感情がさまざまな色によって区別されることを示しているこのアニメは秘儀の知識を比喩的に扱っていると言えます。
また悪心を改心させるという物語に内在しているモチーフは、マニ教的なテーマも持っていると言え、少女向けアニメとはいえ、なかなかあなどれない内容を含んでいると言えます。
とはいえ、そういう方面のことに意識を向けなくとも、「シュガシュガルーン」は笑えて、楽しいアニメなので、未見の人にはお勧めしますよ。