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BOUNDHEAD

30(10×3)年×?、それとも7年×?、周期の不思議さ
勝海舟がこんなことを語っています。

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一体、政治家は、機勢の変転というものを見なければならぬ。ワシはもと西洋人の言うた七年一変の説ネ。アレを信じているのだ。どうも七、八年ないし、十年にして人心が一変するよ。流行だと、人が言うが、ソウいうものじゃあ、ありや しない。維新までに三変したよ。私は、七で推す人だからね。七七、四十九年で、徳川の事も知れて来ると思っていたが、こう早くはなるまいと思っていたよ。(海舟座談)

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ちなみにシュタイナーの人生論によりますと、7年×7=49年で人生の周期がひとまず完了し、残りの人生は宇宙からの贈り物だとのことです。


最近、上がったり下がったり、なんか心がそわそわする感じが強いんですよねえ。

思い出せば、「自分の中で何か(それがなんだかはっきり自覚できないんですが)変わったかも」と「自覚」できたのが、去年(2024)の11月か12月あたりだったです。

その時期は、エアコンとかガスコンロとかが立て続けに壊れて、買い替えを余儀なくもされちゃいました。

おまけに、それに続く2025年の正月には大昔いっしょに遊んでいた「古い友人」が帰省のついでに家を訪ねてくれて(会うのは30年ぶり)、いっしょに楽器を弾いたりして旧交を温めたりもしました。

「なんでわざわざ」と理由を尋ねると、「病気見舞いだ」と答えたので、「まあ、慢性病というだけで、大丈夫だよ」と返しました。彼には「アルバム1枚つくりたいねえ」とも言いました。

他にも最近30年間音信不通だった人物が夢に現れたり、奇妙で心がもぞもぞする出来事が続いています。つまり2025年は私に30年前を思い出させるフォースでも働いているのかと馬鹿げた空想モードにさえなっちゃいます。

去年の2024年は、セミリタイアっぽい生活をしてましたが、今年の春に入ると、「ああ、もうこういう商売道具を自宅に保管しておくのは、やめよう」と思うようになり、今年の4月、5月の連休期間にかけて、いろいろと処分しちゃいました。

代わりに、ぼちぼちとそろえてきていたデジタル系楽器類とか録音の機材とかを部屋の真ん中にすえて(キーボードにしろ電子ドラムにしろ、ほんと30年前と比べて安くで手に入るようになりましたねえ。「高かった昔の機材」は大昔に処分しちゃいました)、今後はこっちに熱中したいなあと思うようになりました。




それなので、できるだけ毎日、ギターとキーボードとドラムには短時間でも触るようにしてます。

特にドラム楽しいですよ。

とはいえ、そわそわ感は治らない。仕事をリタイアした直後は「ああ、暇になるって最高」って思ってましたが、「やっぱ仕事してたほうが精神の健康維持にはいいのかなあ、仕事再開しようか」と思ったり。

今の年金制度は終戦後の平均寿命60歳時代の日本の「状況」から設計されたなんて話を聞きましたけど、昔は30年×2でだいたい人生終了だったのに、今は30年×3の時代になってるでしょう。

別に長生きしたいとは思いませんし、それより「え、還暦すぎてから、もう1回30年サイクルに耐えなければならないの。それってキツいなあ」とも思っちゃうんですよねえ。

「春になると頭のおかしくなる人が増える」と岡田斗司夫氏がYouTubeで語ってました。みんなどこか調子が狂うようになるんでしょうか? 

そういうわけで、「感情に振り回されていた、この世に生まれてからの最初の30年サイクル時代には存在していなかった自己観察者」を得ている今は(まるでシュタイナーの自我論を語ってるみたいですが)、「あれ、昨日と今日と気分が違う。昨日の心のあの感じって何だったんだろう」と振り返れるような「忍耐力」を発揮することくらいは、ようやくできるようになった今日この頃です。

この記事は「DUVET」を繰り返し再生しながら書きました。名曲ですねえ。





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