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ということで、私は、前述してきたような「極めて個人的な問題意識」によって、俄然このゴルフゲームに強い関心を持つようになったのでした。
それでいろいろなバージョンを探して集めることにしました。
「めっちゃGOLF 海岸でナイスショット!」をヤフオクでゲットしたんですが、それは紙のパッケージが不完全だった商品でした。梱包を開けてそれに気が付いて「しまった」とがっかりしてしまいました。
それでDVDのプラケースに手書きで「めっちゃGOLF 海岸でナイスショット!」と商品名を書き込んだB5のコピー用紙を挟んで、保存することにしたんですが、「あー、どうせなら、この切り取られた表紙と裏表紙を印刷して、私家版パッケージを作ってみようか」と思うようになったので、ジャケットを偽造することにしました。
それで完成したものが以下です(写真をクリックして拡大)。
ネットで調べてみたら、DVDのジャケットに使用される紙のサイズは3種類あるようですが、それらは紙代が高くつくんです。「そこまでする必要はないよなあ」と思ったので、B5のコピー用紙は、ひとまわり小さいサイズなのですが、それに印刷することにしました。
このタイトルは本来紙箱に入っているものしかなかったわけですから、「世界にひとつしかないDVDプラケース」バージョンとして、むしろ永代保存したいと思うようになりました。
これはこれで「満足」したんですけど、「オリジナル」は「オリジナル」としてちゃんとコレクションしておきたいと思い、再度、あとで紙箱の商品を再度買い直しました(オレって馬鹿?)。
以下、新規に「めっちゃGOLFデラックス」を始めたいと思っていらっしゃる方向けです。
①いきなりトーナメント戦に挑むのはあまりお勧めしない。ストローク・モードで☆(バーディ)を稼ぎ、イクイップメント(能力を付加してくれる道具類が利用できるようになる)の数値を先に上げておく。ちなみに私は55をイクイップメントの基準値にしてました。
②「2打でグリーン到達」が基準になってるコースを、1オンできないとイーグルは取れないので、イーグルが取れるようになるために、長距離を飛ばせるようなクラブ選択や☆追加によるパワー向上をめざす。
③フェアウェイ外に落ちた球はイメージ(パワーゲージ)通りに飛んでくれないので、予期した通りに球を飛ばしたかったら、球はできるだけフェアウェイ上に落としてから打ち出すこと。
ということで、3回に分けて「めっちゃGOLFデラックス」情報について書いてきました。最初にPS2版「エンジョイ・ゴルフ!」として販売され、約四半世紀過ぎてもなお、このゲームはPCゲーム版「めっちゃGOLFデラックス」と名前を変えて、こんにちまでずっと発売され続けています。
にも拘わらずネット上に詳細情報が見当たりません。「13人目の謎」も含めて、このことも私にとって一種の謎であります。PR -
YouTubeでしか見ることのできなかったあのエンドロールを自分のPC画面で見ることができたのはよかったんですが、その後、このゲームの奇妙な点に気がついて、ゲームキャラのひとりであるバーマンのように探偵モードで、このゲーム全体の構成を眺め直したいと思うようになりました。
「このゲーム実はまだ終わっていないんじゃないか?・・・・・」
というのが、私が新たに抱いた疑念でした。
グランドスラム達成までに、本人と戦うことになるキャラクターは12人ですが、グランドスラムを達成してエンドロールを見終わった後で、改めて以下の絵のような「GOLFER SELECT」ページに戻ってみると、対戦キャラクターの列の最後にひとつ「?」が付いている枠がまだ残っているじゃないですか。
「ひょっとしてもうひとり隠しキャラがいるのか?」と思ったのですが、ネットを探しても「この点」についての情報はひとつもありません。(以下画像をクリック。)
自分用に作成できる4人分のキャラクター枠が最初の影絵になっている部分になります。また初期状態では「1-ベティ」と「2-トム」しかこの一覧表には出て来ません。
1 ベティ(パッケージの顔です。とってもオキャンな18歳の娘)
2 トム(とっても性格のいい青年です)
3 カレン(チャイナドレスを着ている品のいい香港人。ただし打つ動作はワイルド)
4 シャロン(失踪した兄を探しています。ゲーム中何度も思い出し「兄さん」と口走ります)
5 エリカ(革ジャンを着たワイルド系。私の空想では失踪事件を追う刑事[非公式])
6 バーマン(私が大好きなキャラ。失踪者を追う私立探偵)
7 リカルド(バランの執事。バビロン団員。ステッキを使って球を打つ変わり者)
8 ベーラ(バビロン団員。軍属上がりの女と思われる。寡黙だが負けず嫌い。)
9 ディエゴ(元バビロン団員。氷のゴルフクラブを使う黒人系のノリのいい男)
10 フレディ(バビロン団員。木製バットで球を打つ口の悪い狂人。人体改造を受けている)
11 カトレア(バビロン団員。「カトリーヌ」に乗ってゴルフをする出自不明の小柄な天才科学女子)
12 バラン(バビロン団の元締め。一応このゲームにおけるラスボス)
13 ミスターX?(もしかしたらシャロンの兄?隠し動画において「後ろ姿」で登場する人物?)
ちなみにリカルドのステッキとフレディの木製バットは、アイテムとして手に入るのでしょうか?
ゴルフクラブはすでにいろいろと手に入れてますが、もしそれがゲーム上のアイテムとして手に入る仕様になっているならば、ぜひ使ってみたいのであります。それとも、ない? それはかなり残念なゲーム仕様ですよ。ディエゴの「氷のクラブ」は手に入ってますから、獲得可能アイテムとして入っていてほしいです。
「爽快3Dゴルフ」に印刷されているゲームの説明文には「個性豊かな13名のプレイヤーに挑戦しよう」と書いてあります。
本人キャラと合わせれば、「登場キャラ」は全部で13人になりますが、シングルプレイ・モードでしか遊べない「アヴァロンズ・サバイバル」では本人キャラが本人キャラに挑戦するなどということはゲーム設定上できない仕様なので、「やっぱり13人目がいるんだ!」と思っちゃいます。
二人以上で参加するマルチプレイ・モードでは、自分が作ったキャラクター同士で(4人まで作れる)、いろいろなモードの対戦ができますが(同一キャラ同士の対決もOK)、これだと「私」以外に作成キャラが3人になり、3人+12人で、「使える対戦キャラ」が15人になってしまいます。だから13人目の対戦相手というのは、あくまでもシングルプレイ・モードでのみ参加できるトーナメント戦の物語上に存在する誰かなんですよ。
実は、そのミスターXっぽい人物については、ゲーム開始前に現れる隠し動画に、そのヒントが隠れているのかもしれません。そして、その「人物」は、対戦相手のひとりであるシャロンが探している「兄さん」なのではないかとまで思うんですよ。
この隠し動画には、ゲーム上で対戦キャラとして登場してこない、名前の分からない若い男性キャラの後ろ姿が出てきます。以下の人物(ミスターX)です。ゲーム内でもしこの人物にたどり着けるのなら、そうしてみたいと切に思います。ちなみに隠し動画に出てくる対戦キャラクターは、順に、ベティ→フレディ→ミスターX→エリカ→再びフレディ→リカルド→バラン→トムです。このゲームはちゃんとした物語(キャラクターごとの裏設定)を背景に持っているんですが、ゴルフゲームをしている最中は、本人キャラとゲームの背後に隠れているナゾとリンクすることがほぼないので、「ゲームの世界観」をつい忘れてしまいます。7つのステージをひとつずつクリアして次のステージへ進もうかという段階で、対戦キャラが話しかけてくる場面が挿入され、この一連のトーナメント戦の裏で、ゴルファーの失踪事件が起きていることが、ときどき暗示されます。
なんなら、本格的に話を膨らませて、どこかのアニメ会社があらたなゴルフアニメとして、この世界観を使って12話くらいのストーリーを作ってアニメ化してくれたらいいのにと思います。
大昔、当ブログにて「野球ゲーム」の裏設定を空想しながら、ゲーム紹介をしたことがありましたが、このゲームもまた私に、「裏設定というか世界観を空想させてしまう」ことになりました。おかげで過去のバージョン違いのゴルフゲームをいちいち手に入れて確認する作業までしてしまいました。こんなふるまいをしたくなるなんて「野球ゲーム」の時以来です。
このゲームの一応のラスボスであったバロンは「奴達を説き崩さないかぎり、真実は見えないと思え」という不可解な言葉を残して、身投げします。もしかしたら、「本当のことが分かる隠しゲーム」があるのかもしれません。以下参考動画
「このゲームを最後まで(つまり13人目の正体まで暴いて)やり遂げた人ってどのくらいいるんだろうか?」と思ってしまいます。だって四半世紀に渡って息長く市販され続けているPCゲームなのに、ネットで拾える情報があまりにも少なすぎますから。
ただ「どうすれば謎の13人目の人物と対決できる状況に入れるのかが分からない」というのが、いまの私がいる状況なのでした。情報を持っている人がいたら、ぜひ教えていただきたいです。
このゴルフゲームにはトーナメント・カテゴリーのほかにストロークやミッションやサバイバルなど他にも違うタイプのゴルフゲームがたくさんあって、そのなかのどれかを制覇しなければ、ミスターXと出会えないのかなとかも思います。
ちなみにマッチプレーであるサバイバルは40人抜きがこれまでの最高で、ミッションについてはLevel4の8が突破できない状況です。
激しい雨の中、樹木の間を狙って打つしかなく、今のところ、どうやって突破すればいいんだろうと悩んでいます(情報求む)。
とはいえ、「いやいや、いろいろ謎を残した終わり方だったけど、13人目の隠しキャラなんて最初からいなかったんだよ。キミの作ったキャラをいれて13人なんだよ」ということなら、私はただ無駄なことを考え続けていたってだけの話になって、それはそれで徒労感を感じちゃう場面ではありますが、でも「その可能性について空想する」のは楽しいし、ロマンのある話じゃないかと思うんですよ。オフィシャルは「個性豊かな13名のプレイヤーに挑戦しよう」と明確にアナウンスしています。というわけで、私個人は今でも「このゲームはエンドロールで終わっていなし、続きがある」と思ってます。 -
PCゲーム「100万人のためのお得セット ゴルフ・釣り・ビリヤード(Windows8/10/11対応版)」所収の「めっちゃGOLFデラックス」のオリジナルは、PS2用に販売されていた「エンジョイ・ゴルフ!」です。
パッケージデザインがいかにも地味で(ゲームキャラのトムくんだよね、これ)、のちにPC版で採用されるようになる「おきゃんな18歳女子ベティ」のデザインで売り出していたら、もうちょっと売れていたのではないかと思います。
PS2版にはオリジナル・ゴルフコース作成機能がついていましたが、その機能を省いたPC版(Windows2000/XP対応)が「めっちゃGOLFデラックス」と名前を変えて販売されました。
アマゾンには今もダウンロード版のページがあります。パッケージ版のページもありますが、使われている写真はVista対応版時代のものです。「一時的に在庫切れ」との表示ですので、パッケージ版が廃番になったわけではなさそうです。Windows2000/XP対応版には、「めっちゃGOLFデラックス」版から、7つあるゴルフコースを2ずつチョイスして簡略化したバージョンが3作品あります。このバージョンは、この3作品を全部インストールすると、「めっちゃGOLFデラックス」版と同内容のゲームに変わり、全7ステージ35試合を突破してグランドスラムを目指すトーナメント戦が可能になるという、かなりトリッキーな販売方法を採用したバージョンです。
以下写真。左から順に「めっちゃGOLF 高原でナイスショット!」「めっちゃGOLF 海岸でナイスショット!」「めっちゃGOLF ラスベガスでナイスショット!」
そしてWindows2000/XP版に続いて、「SoftBank Selection 爽快3Dゴルフ」(WindowsVista対応版のちには7対応版)とまた名前を変えたバージョンが販売されました。YouTubeには、このバージョンを用いて作られた動画がいくつかアップされています。
「爽快3Dゴルフ」をヤフオクで手に入れたあと、Windows11対応表示のある最新版の「めっちゃGOLFデラックス」をアマゾンで手に入れました。このバージョンは、釣りゲームとビリヤードゲームとの抱き合わせパッケージになっています。
「めっちゃGOLFデラックス」は、ほんとに息の長いロングセラー商品です。つまりPS系ゲーム機用の「みんなのゴルフ」シリーズのような大ヒット作品ではないけれど、もとはPS2用ゲーム(「エンジョイ・ゴルフ!」)だったものが、「めっちゃGOLFデラックス」と名前を変えてPCゲームとして販売されるようになって以来、四半世紀に渡って「毎年買ってくれる誰かがいる」からこそ、廃番にならずに、PCのOSが新しくなれば、その対応版と銘打ってまた市場に出てくるわけです。もし、あなたが、こんにちにおいてもなお販売され続けている、この息の長いタイトルについて関心がわき、かつ私同様の「変わり者」であるなら、旧販から最新版まで「コレクション」して違いの研究をしてみるのも一興でしょう。ちなみにもっとも初期のPC版である「めっちゃGOLFデラックス」も3分割版「めっちゃゴルフ・シリーズ」も「爽快3Dゴルフ」もちゃんとWindows11で動きます。さて、「爽快3Dゴルフ」「めっちゃGOLF デラックス」というPCゲームを始めて1年以上経過しました。うれしいことに、この10月に、ようやくグランドスラム(全試合優勝)を達成できました。このゴルフゲームについての続報を書く気になったのは、まさにそれがあったからでした。このゲームは、ゲームパッド、マウス、キーボードのいずれでもゲームできますが、私の場言、以前の投稿でも書いた通り、右手の人差し指でキーボードのN(パワーゲージ)、左手の人差し指でYのキー(打ち出し)を押しながら、球を飛ばしています。
このゴルフゲームの利点は、さっきまでYouTube見てたのに「飽きたので、ちょっとだけゲームしよう」と思ったら、ゲームパッドをわざわざ取り出て接続設定作業を入れなくても、そのままキーボードを「引き続き使いながら」、ゲームに入れる点。ゲームパッドのほかにマウスを使って遊ぶこともできるけど、これだと「操作難易度が爆上がりする」のでオススメできない。キーボードのNとYのキーで「グランドスラムに挑む」のがもっとも達成の近道だけど、それでもなかなか簡単には「最後まで」行かせてくれないゲームでもあります。
ただし、フェードやドローや高くあるいは低く飛ばすために上下左右キーはやはり必須なので、ノートブックのキーボードは小さめなので、上下左右キーは右手の小指と同時使用でやってますが、ダイニングキッチンのPCでは、以下の写真のような工夫をしてやっています(私、手が小さいんです)。二つ重ねの錘(おもり)は釣りで使う奴です。これを発泡スチロールの台に載せて上下左右キーに載せて使います。↑キーのときは横にしてキーの上に乗せています。
トーナメント戦を最終的にクリアするためには7つのステージをクリアしなければなりません。またそのステージごとに、いくつかの試合会場が設けられています。
全体では35試合を勝ち進んでいかなければなりません。
ゲーム開始時、ゴルフコースは2コースしか公開されていませんが、実は、7つのコースが英語表記で、このゲームのOPに当たる隠しムービーで紹介されているのでした。以下参照。
ゲーム開始時の「press enter」画面が出てから60秒何もしないでいると、突然この隠し動画が流れ始めます。この動画には、これから勝ち進んでいかないと、使えるようにならないキャラクターたちや、新たに登場してくるはずのゴルフコースが名前とともに出てくるので、関心のある方はじっくり確認してみるのもいいでしょう。ただPCゲーム自体はPS2時代のアナログ画質からデジタル画質へと大幅に画質が向上していますが、この隠し動画は(実はエンドロール動画も)、なぜかPS2時代のアナログ画質のまま出て来ます。OPとEDのもとの制作担当者に予算を割かなかったのでしょうか。それとも、原本の動画用デジタルソースを失っていて、再エンコードができなかったので、PS2の画像を録画したものを転用したのでしょうか。
ちなみに、失敗したリカルドが地団太踏んでいるとき、バックで流れてるBGMの個所が私大好きです。試合内容は以下の通りです。1 アマチュア編(4試合)01さくらカップ02ひよどりカップ03デザートオープン04アマチュアトーナメント
2 アマプロ編(5試合)05チャレンジコンペ06クローバーカップ07オーペンナイツ08スコピオカップ09アマプロトーナメント
3 ジュニアプロ編(5試合)10クラシカルオープン11オウルシップ12イーグルカップ13ドリームカップ14ジュニアツアー
4 ツアープロ編(5試合)15カントリーカップ16ベスパーカップ17キャッスルリーグ18クリスタルオープン19ビクトリアトーナメント
5 シニアプロ編(7試合)20サザンクロスカップ21ブロンズカップ22ジャパンシップ23ブリティッシュカップ24ゴールドカップ25アゼリアトーナメント26ワールドトーナメント
6 ワールドプロ編(7試合)27デッドリーフツアー28ウィンターオープン29プラチナリーグ30ナショナルリーグ31マスターズシップ32ダイアモンドリーグ33エデン・トラディション
7 スペシャル編(2試合)34ジ・エンペラーズ35アヴァロンズ・サバイバル※予選本選抱き合わせの試合もあります。その場合、予選と本選は連勝できないと、また以前のステージ位置にもどってしまうので、本稿では2つ合わせて1試合で数えています。スペシャル編の最後の試合は12人のゴルファーたちと順にマッチプレーをして生き残っていかなければなりません。
私の場合、最終ステージにおけるひとつ目の試合「ジ・エンペラーズ」がなかなかクリアできずにいたんですが、今年10月になって、なんとか「ジ・エンペラーズ」をクリアし、続いて最後の試合となる「アヴァロンズ・サバイバル」に挑んで、ようやく一連のトーナメント全体をクリア(グランドスラム)することができました。私の場合、キーボードでの参戦(チートモード)でしたけど、こんなに苦労したので(それでも1年かかったのでした)、ゲームパッドやましてやマウスで参戦してしまうと、ほぼグランドスラムなんて無理なんじゃないかと思ったりもします。ということで、あーよかった、めでたし。めでたし・・・・・・・
じゃない?
どゆこと?
・・・・・・
次回へ続く -
ひさびさ近況的な軽い話題です。
普段私が使っている寝室は、ミドルケース型のPC置き場と兼用でして(抹茶ラテ名義のシュタイナー動画はこれで作りました)、数年ごとにPCケースを取り替えたくなる衝動に駆られてしまうのはなぜでしょう。
それでこれまでは黒いミドルケースを使っていたんですが、もうちょっと小さいやつに変えたいと思うようになり、もとSOTEC製だった銀色のケースをヤフオクで手に入れて、これに乗せ換えました。
一番上の5インチベイは引き出し式の小物入れが入ってます。2番目の部分には化粧板がはまっているだけで、なにも入っていません。3段目は上下にスライドして開け閉めできます。
一段目の小物入れはもともとシルバー系でしたが、2番目の化粧板は本来黒だったんですが、ダイソーで売ってるラッカースプレーで銀色で塗装しました。
3回に分けて塗装しました。塗装作業って、一日じゃ終わらない作業なんですよねえ。気長に作業する心持ちがあれば、案外キレイに仕上がるもんですね。
しばらく2番目には化粧板をはめて運用、ということで維持していたんですが、やっぱりDVDドライブも入れたいじゃないですか。
YouTubeでも「最近PCからDVDドライブが消えていっている」という話題がいくつかアップされているのを見ましたが、実際私も「CDやDVDを焼く」というような作業をあまりやらなくなってます。
それでも時々音楽CDの私家版を作って車の中で聴くので、いちいち外付けのDVDドライブを接続するのが面倒だという、ただそれだけの怠け心のために、改めてDVDドライブをこのPCに組み込むことにしました。
でも、シルバー系のDVDドライブって手元になかったので、在庫品を塗装することで代用しようと思い、これも羽目板同様にダイソーのラッカースプレーで塗装することにしました。
もともと左側に置いていたPCを右側に、右側に置いていたPCを左側に置き直しました。今回の塗装に関しては、ちゃんと動作するならば、外見に統一感がなくたって全然かまわないじゃないか、という意見はまったくその通りで、これはただ「小さなわがまま」というか「ちょっとだけいい気分」になるためにやってることですね。PCのとなりは88鍵のキーボード(暇つぶし用)のスタンドです。キーボード背面から伸びたUSBのコードをPCに接続。Cakewalk Sonarの音源を鳴らす用です。
ちなみに、写真に写っているミニスピーカー・スタンドは自作品です。柱部分(9cm×9cm×30cm)が500円×2とカットして使う板材1000円くらい?、それと百均のニスと筆で左右合わせて2000円くらい材料費にかかりました。ホームセンターには、こんなふうに柱状にカットされた木材がいろんな長さのバリエーションで売られているので、作ろうと思えば、ただ買ってきてニスを塗って組み立てるだけで簡単にできちゃいます。暇な人は自作のスピーカースタンド作りにトライしてみるのも一興ですね。
P.S. スピーカーにしろPCにしろ、左右対称に置きたくなりますよ、審美眼的に。そんなことを考えていたら、アニメ「ソウルイーター」を思い出しました、「そう言えば、キャラの一人にシンメトリー狂がいたなあ」と。で、記事の投稿後、NetFlixに飛ぶと、なんと「ソウルイーター」を宣伝する大画面。「ええ、ソウルイーターやるの」・・・・かなり感激しました。それに私、小見川千明の声の大ファンです。そして「おおー、今回の投稿作業につながる、明確なシンクロニシティーだなあ」と思いました(思ったすぐあとに現れる、なんて)。そして「魂を喰らう者か・・・・・何か意味があるんだろうか、このシンクロ的展開は」とも思いました。個人的運命か、それとも日本社会の運命にかかわることなんだろうか、などと・・・・。ま、考えすぎですよね。 -
11月は私の誕生月です。
11月27日生まれなので射手座になります。
そういうわけで、前回は中学高校時代の音楽に関する思い出話をしましたが、今回は、私が小学3年生だったころの話です。
私の両親はともに戦前生まれで、しかも山奥のド田舎出身者です。加えて双方に兄弟姉妹が7.8人もいて、本人たちも含め兄弟姉妹が親に大事に扱われて誕生日を祝うというようなハイカラな習慣を家庭内で持った経験がなかったんだと思います。
年を重ねるというのは、戦前生まれの田舎暮らしの人々にとっては、数え年方式ですから、正月を迎えれば皆一斉に歳をひとつ取るというのが、本来の「日本式の年齢の感じ方」でした。
そのせいか、小学生時代、同級生の誕生会に呼ばれたことはありましたが、自分の家の中では、「誕生日おめでとう」と両親から言われたことは一度もありません。もちろん誕生日のプレゼントなどもらったこともありません。
小さいころから「ウチはそういうウチなんだ・・・・・」と受け入れていたので、親の誕生日が来たとき、逆に子どもの側から親に向かって「誕生日おめでとう」と言うこともまたありませんでした。「家族の誕生日は勝手に過ぎていく」・・・・。そういう家庭でした。
それが小学3年生の11月27日の夜、私はなぜか(ついに我慢できなくなったのでしょうか)「今日はボクの誕生日なんだからケーキかなんか買っててよ」と母に言うと、「ああそう。じゃこのお金をやるから店で何か買ってきな」的なことを言われて、お札を一枚渡されました。何円札だったのかははっきり覚えていません。
とにかく「誕生日を覚えていないなんて、ひでえ親だ」と内心思いながら、もらったお金をポケットに突っ込んで、一番近い店に買い物に行くことにしました。
過去、その店と私にはちょっとした私的な縁もありました。私が幼稚園に通う時期になったとき、その店のおばちゃん(奥様)が「年少組の4歳の長女を連れていっしょに幼稚園に通ってくれないだろうか」と頼みごとをしてきたのを、母が快諾したのでした。「あんたはあの子といっしょに幼稚園に通いなさい」。それで私はまず自宅を出て家の前の道を真っすぐに南に進み(灰色のスーツの男に後をつけられた道です)、最初の角を右に曲がって、その店の前まで行って、その女の子を拾って幼稚園まで一緒に通園していた時期があったのでした。幼稚園はその店の前の道を延々と東に進んだ先にありました。
さらに余談ですが、こんにちではこんな地方都市でも幼稚園児たちが(ましてや4歳児が)街中を歩いて通園している姿を見かけることはありませんが(基本送迎バスです)、今思うとあれだけの距離(約1km)を黄色い帽子に紺の園児服を着て、4歳と5歳の子供がふたりで毎日トコトコ、トコトコと歩いていたなんて、とんでもない話だなと思います。
話を小学3年生の11月の時点に戻します。
当時の小路は、こんにちのような明るい夜道ではありません。月明り以外ほぼ真っ暗です。私は、その真っ暗な道をとにかく店まで走りきることに心のエネルギーを集中させました。「ここから真っすぐ走って、それから右に曲がれば店に着く」とイメージしつつ、それでもまだ小学3年生ですから、生い茂った柳の木々なんぞ見ると何か出て来そうで怖いのです。タッタッタと軽快に、しかし、ドキドキもしながら走っていきます。
走ってきた道を右に曲がると、明るい光に照らされているその店先が見えました。店の前で走るのをやめて、外から店の中を覗くと、想定外の理解不能な光景を目撃しました。
店主のおじさんが、椅子に座って腹のあたりを押さえながら、うなっていました。腹の前のあたりに血の跡が広がっていました。今思い出すと不思議なのですが、すでに寒い時期だったはずなのに、おじさんは白い肌着にステテコ姿だったように思います。その肌着の腹の部分が血に染まっていたのでした。「え、これ何・・・・・」おじさんに声をかけようなんて思い浮かびもしません。私は店の外で立ちすくんでいました。(イラストは昭和テイストがまったくないので、店内の明るさも含め、読者の昭和の商店イメージで補完してください)。
「おじさん刺されたんだ」と思いました。私はショックを受け、茶色い木製の三脚椅子に座って腹を押さえてうなっているおじさんの様子をただ見ていました。店はしーんと静まり返っていて、普段店番をしていたはずの奥さんが見当たりませんでした。
すると救急車がサイレンを鳴らしてやってきました。
私は突然脱兎のごとくに駆け出しました。真っ暗な道を、来た時よりももっと一生懸命に自分の家に向かって走りました。
自宅にたどりついて、母が私の様子を見て「あんたどうしたと。顔色が青いが・・・・・」と言いました。私は、いま自分が体験したことを語りながら、もらったお札を母に返しました。
結局、その夜は「悲惨な誕生日」になったのでした。店で買えたはずだった「うまいもの」は何も手に入らず、ただ、ショック状態で床に就いただけでした。
後にご近所で仕入れた噂話を母が教えてくれました。ある男がその店でクリームパンを買ったのですが(当時50円くらいでしょうか)、金を払わずに逃走したのです。「金を払え、払わない」でひと悶着あったのでしょうか、その時、奥さんは刃物で手の指を切られ、おじさんは、その男を追いかけましたが、追いついたときに、その男に腹を刺されたのでした。
男はその場から逃走し、近くの大瀬川に飛び込んで泳いで渡って逃げたそうです。もちろん犯人は捕まりました。ある意味悲しい昭和時代の事件です。腹がすいているのに食べ物を買う金がない男が、たった50円のクリームパンのために店主の腹を刺してしまったのでした。「金を出せ」とナイフで脅してレジスターから金を奪うというような典型的な強盗事件ではなかったのでした。男はなぜそういう境涯(すきっぱら状態)にいたって、私のご近所に現れたのでしょう。詳しいことは私にはわかりません。
結局、その誕生日以降、私は二度と自分の誕生日を親に訴えるようなことはしませんでした。
「家族の誕生日は勝手に過ぎていく」別にそれでいいと思いました。
大晦日には「今夜は歳取りの晩だから」と、父がおちょこにお酒をついで、「お前たちも飲め」と「三人の小学生の息子たちに飲酒を強要してきました」から、家族が歳を重ねることに関心がなかったわけではなかったろうと思うんですよ。
習慣はあっという間に変わります。明治維新以前は、葬儀は皆白装束で臨むのが基本でした。日本人が葬儀において黒い衣装を着るようになったのは、「近代西洋人の文化」がそうだったので、西洋基準に合わせた結果、一気に日本全国に広がりました。
神社文化における神前結婚も明治維新以前にはありませんでした。結婚式はそれぞれの家で行っていたのを、西洋人が教会で結婚式をしているのを日本人が見て、それでは神社もやりましょうと始めたものです。
ということで、最後はまったくの余談になりましたね。今後も「何がフォーマルか」「何が常識か」についての日本人一般の観念体系も変わっていくのでしょうねえ。