"道具"カテゴリーの記事一覧
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ファクシミリという時代遅れの機器を仕事の都合で今でも使っています。12年前に買ったシャープのUX-D18CLという機種をずっと使い続けてきました。液晶が表示されなくなり、表面も黄色く変色して、少々みっともないかなと思っていました。とはいえ、通常使用には別に不自由したというわけでもなかったんですが、やはり液晶が表示されないと、入力操作が必要になったときに困ってしまいます。
機種を問わなければ、現時点で手に入る新品は3万円はするようです。でもそれほどファックスを頻繁に使うわけでもない。そもそも連絡はすでにスマホ中心になってますし、
目的は純粋にファックス利用のためなんです。
それで、取り扱い説明書は手元にあるから、本体のみでいいから、
液晶がちゃんと表示される同じ機種を中古で手に入れようかと思い、3か月ほどヤフオクでずっと様子見をしてきたんですが、出品されている同じ機種はみな黄色く変色しています。それに季節が変化して湿度が低くなったためか、最近では
再び液晶部分が表示されるようになったので(毎年の現象です)、やっぱこのまま維持しようかと思っていた矢先、
ついに黄色く変色していない同機種が出品されているじゃないですか。
500円で出てます。説明欄には通電確認済みとあったので、
入札して待っていると最終的に575円で落札できました。
1000円ちょっと送料がかかりました。
商品が届いたので、見てみると変色してなくて、ほんときれいです。
ちなみに、白内障手術後のとき、人工レンズ入りと元のままの状態時の
右目と左目の見え方の違いが、こんな色の対比でした。手術するまで
サングラス効果に陥っていたことに気づかずに過ごしていました。
さて、「ヤッター」と思って、回線につなぎ、電源を入れ、受話器を耳にあててみると、
ツーというはずの音がしない。
「シマッタ。言葉の綾にヤラレタ」とがっかりしました。
たしかに「通電」しており、液晶部分もちゃんと映っているんですが、
肝心の通話ができないんじゃゴミを買ったのと同じです。
解体して真新しいプラスチック部分を手元にある電話機と交換する手もあるな、
とか思いました。
「あー、でも、めんどくせー」とやっぱり思います。
するとふと「そうだ、受話器の部分をこれまで使ってきたものと差し替えてみよう」
と思い立ち、交換して耳をあててみたら、なんとツーと音がするじゃないですか。
ヤッタ感覚からシマッタ奈落へ落ちたあとすぐにまたヤッタ・モードに復帰しました。
届いた商品は受話器の不具合で長い間使われないまま箱に保管されて
(だからプラスチックが変色していなかった)、ついには業者へ渡って最終的にヤフオクに出てきたに違いありません。というわけで最終的に「ああ、いい買い物をした」という結論に落ち着きました。
出品されていたのはファクシミリ本体のみだったので、
もとのファクシミリに付いていた子機が使えないか試してみましたが、親機を探しているモード状態は表示されるのですが、
すぐに「ケンガイ」という表示になって、使える状態になりません。
打つ手が思い浮かばなくて二日間ほど、
「子機は使えなくてもいいじゃん、これまでもほとんど使ってなかったんだし」と自分を慰めていました。手元にある取り扱い説明書には子機の減設法や追加法は
載っていないのです。
これでダメだったらあきらめようと思い、再度検索条件を変えて、
方法を探ってみると参考になる記事に出会いました。これなら子機をリセットして、新しいファクシミリ付属の子機として
子機の追加モードを利用して、使えそうだと感じたので、トライしてみました。
以下の方法でやってみました。
新しい電話に付属していたはずの「子機1」は商品に含まれていなかったので、
このリンク設定はいじらないで、新たに子機2として、登録することにしました。
方法は以下のようにしたら、うまく行きました。意味があるのか分かりませんが、あらかじめ一度バッテリーをはずして
一晩放置しておきました。機種はJD-KS17です。1. 子機の通話切りボタン→決定ボタン(十文字ボタンの中心)→×♯1111→決定ボタン。2.子機の画面に「ゾウセツシマスカ?」の画面がでる。3.親機の保留ボタンを「コキヲ ゾウセツシマス」表示が出るまで押し続ける。4.子機の「ゾウセツシマスカ?」表示を確認して、子機の決定ボタン
(十文字の中心ボタン)を押すと親機が「コキ2」と認識して終了。
これですべて元通りの状態に更新できました。よかったです。会社ならいざ知らず、固定電話というのはもはや「老人世帯への営業電話回線」化
していますから、営業電話で静かな生活を乱されたくない人は、固定電話はもはや害悪
でしかなくなっているのでは、とも思ってます。
私の場合はもうしばらく固定電話を維持しておかないといけないようです。PR -
白内障の手術は片目だけで、4万5千円(人工レンズ代金込み)ほどを請求されたので、両目だと結構な代金です。
私は遠方合わせの単焦点レンズを入れていますが、多焦点レンズの紹介も受けました。片方だけで27万円だと言われました。保険は、利かないレンズです。
「いや保険適用品で充分です」ということで手術しました。すべてお医者さんの判断に任せていたので、手元合わせの単焦点レンズもあることに気が付きませんでした。そもそも勧められませんでした。
けれども、結果としては、遠方合わせの単焦点レンズで満足してます。前回も書いた通り、私はずっと遠近両用眼鏡をかけて暮らしてきたので、お風呂と寝る時以外は眼鏡をかけっぱなしという状態は「新しい体験」ではなかったからです。むしろ何がよくなったかと言うと、以前は眼鏡をはずして風呂に入ると、すべてがぼんやりしていましたが、今ははっきり見えます。裸眼で、はっきり見える目で湯船につかれるなんて思っていませんでした。
現在、遠方の視力は1.0ありますが、「矯正視力で、1.2出る」と言われましたが、「別に矯正しなくてもいいでしょう。本を読むときは老眼鏡を使ってください」と言われたので、現在はメガネ屋さんで合わせてもらうんじゃなくて、アマゾンで累進多焦点式の老眼鏡を購入して使っています。以前使っていた遠近両用眼鏡はガンメタルフレームだったので、今回もフレームはガンメタル(ただしつるの部分は今回黒です)。老眼の数値は+1.5を選びました。
気が向けば、メガネ屋さんで視力1.2合わせの遠近両用眼鏡を作るかもしれませんが、今のところは、「これ」で様子見です。
30で煙草をやめ、60で酒をやめました。YouTubeで岡田斗司夫さんが、「酒なんてどこがおいしいんだ」と言ってましたが、まあ、私も酒をおいしいと思ったことはなかったので、断酒自体はまったくストレスでもなんでもありません。食生活は惰性の部分が大きかったです。男たちはつまみ食いながら酒を飲んでるみたいだから、オレもやってみようみたいなやつですね。でも今は、コーヒーが飲めればもはや何も飲まなくてもOKです。
糖尿病が発覚する以前は、つまりランゲルハンス島が破壊される以前、インスリンがまだ十分出ていたころは、毎回一合のごはん(つまり、どんぶり飯)を食べてましたし、そのあと焼酎とか発泡酒でまた何か食いながら飲んでいました。おかげで15歳のとき163cm、43kgだった体重は50歳代のころは63kgまで増えてました(もともと細い人間だったので、この体重でも、「ふとったねえ」とよく言われましたよ)。そのころは、糖質を大量に食べても、ちゃんと体を作る機能が働いていんですね。一合飯を半合飯(そのあとは何も飲み食いしない)にして生活していたら、体重が落ち、今の体重は50kg前後です。病院にかかってから10kg減りましたが、最近はそれで安定してます。
糖尿病を疑うようになった時期、とくに炭水化物を大量にとると、テレビを見ている最中にブラックアウトする頻度が、いまから思い出すと増えてました。かつてはそんなことなかったのに、とんこつラーメンを食べて帰ると、必ずテレビを見ながらウトウトし始めて、われに返るとドラマの筋をまったく覚えていない、なんてことが何度もありました。これって、まさに糖尿病の症状だったんですね。
若いころは別に甘党でもなんでもなかったんですが、ここ数年はほんと甘いものばかり食べるようになっていて、コーラとポテチは毎夕食後に当たり前で、アーモンドチョコレートも毎日食ってました。おまけに豚汁が好きで、かなり頻繁に食ってました。ケイシーの「豚肉食うな」警告を「いいのかな、いいのかな」と思い出しながら、食ってましたが(不安は的中)、今から振り返っても「ちょっと異常な甘党ぶり」だったと思います。
つまり甘党になったこと自体が、すでに病気に落ちていたということで、皆さんも、食後の眠気に異常さを感じるようになったら、病院で調べてもらったほうがいいと思います。定期健診を受けていない方は特に注意ですね。 -
自宅で使っているPCモニターのひとつがLGの32インチなんですが、格安品だったので、接続端子がHDMIx1、RGBx1の簡素な製品。入力ソースを切り替えるときは、いちいちモニターのボタンを手動操作しなければなりませんでした。
アナログ端子ではhuluは見ることができないので、二つのパソコンともにHDMIで利用したいと思い、なにかいい機械がないかなとAliexpressで探索していたら、以下の製品を見つけました。購入時の価格が送料込み399円でした。
Larryjoe Promotion Hot Top Quality 3 Port 1080P Video HDMI
Switch Switcher Splitter IR Remote For HDTV PS3 DVD
初めて使用したときは、よかったのですが、途中から画面に多数の横線ノイズが入るようになりました。
「ああ、やっぱ安物買いの銭失いだったかなあ」とがっかりしたんですが、どうやらマイクロソフトの更新の関係で一時期ノイズが出まくっていたようで、その後、ある更新のあとではノイズが入らないようになりました。
理屈は分からないですが、まずはよかったです。
写真、ブルーのライトが点灯してますが、最初の設置時、ライトがつかず、動作しなかったので、なんじゃこりゃあ、と思っていたのですが、原因は端子をしっかりと押し込んでいないことでした。はまり方が誤解しやすい感触だったので、最初それでいいと思っていたのでした。
写真右下の部品がリモコン信号を受けます。本体には5V用のアダプター接続部もありますが、そういうものは使わなくても動作します。 -
電子レンジというとターンテーブル上で器がくるくる回っているイメージだけど、コンビニとか回らない方式の、しかもワット数の大きい電子レンジを使っているよね。
家庭用でもターンテーブル式じゃない製品も売っているようだけど、わざわざ買いなおすのも馬鹿らしいし、自分の場合、弁当のプラスチックの四隅をハサミで切って、なんとかぶつからずに回転し続けるような工夫とかもしてたんだけど、あるとき「そうだ、ターンテーブルの上に乗せなければいいんだよ」と思いつき、ターンテーブルの大皿を庫内から取り外して、昔100円ショップで買っていた、電子レンジ庫内を二倍に使えるという折り畳み式の台を、回転する円い網目状の円盤の外側に据えて、「よーし、これで四隅をカットせずに温められるぞ」と思い、スイッチを押したら、エラー表示になってしまった。
それでもあきらめきれず、「うーん、何がいけないんだろう」と思っていたら「そうだった、回転する部分には一定以上の重さが必要だったはず」と思い出し、いろいろと食器棚から取り出して実験してみたら、カレーとかを食べるときに使うお皿を乗せると、エラー表示にならずに、電子レンジが稼働することを発見した。
100円ショップで買って持っていた道具が、回転する円盤より少し大きめだったことが幸いし、お皿を乗せたままスムーズに回転し、マイクロウェーブを照射してくれる。
ターンテーブル式は、マイクロウェーブの照射のムラを解消するために導入されたものらしく、安価な商品にするための工夫だったようだ。だから、本来2分かかる温め物をそのまま回転させずにいたら、片方だけやけに暖かくてもう一方は冷えたまま、などという状態が生じる。
そういうわけで、1分当てて前後を入れ替えてもう1分とか、さらに90度回転させて1分とか、別の意味でめんどくさいことを行わねばならない。
でもあの弁当のプラスチックの四隅を切る行為はほんとめんどくさかったので、庫内で回転することができない大きさの弁当を買ってきたときは、今回紹介した方法で温めている。
問題は、回転台に重さをかけて、回転の障害にならないような台みたいなものが庫内に設置できればいいので、私が持っているような補助台を百均で手に入れられたら楽に済むけど、手に入らない場合は、百均でプラ素材とか木製素材とかを買ってきて、台を作ってみるのもいいかと思う。言うまでもないが、金属素材で作るのはご法度ですよ。
とはいえ、責任は持てないので、「おお、自分もやってみてー」と思った人は自己責任でお願いします。 -
70年代のパッシブラジエーター型スピーカーについて、もっと情報がないかネット検索してみても、情報の絶対量が少なすぎて、NECのAUS-5500以外にどんなスピーカーが販売されていたのか見当がつかないままずっと過ごしてきたのだが、最近ダイヤトーンが70年代に販売していたパッシブラジエーター型のスピーカーを見つけた(さらに見つけたら、写真を増やして、このページをデータ集積所にしますよ)。
DIATONE SS-300
ESS LS4
Lo-D HS-F6
で、「70年代 パッシブラジエーター」で検索したら、Yahoo!知恵袋で、面白い情報が手に入った。
-------------------------------------------------形式あるいはエンクロージャの仕組みで現在絶滅している、パッシブラジエーター方式(ドロンコーン式)というスピーカーシステムを探してコレクションするとおもしろいと推測をいたします。これは主にメカニカル2~3ウエイというスピーカーユニットを主軸にその背(コーン紙の裏側にも押し出される振動音)をボックスの中で跳ね返して、時間差で主軸と同径または主軸より大きなフェイクのコーン紙だけのユニットをその背の空気圧のみで押し出して音圧を増強させる方式です。主軸=駆動するユニットはそんなフルレンジの場合もありますが中~低域のスピーカーユニットの背(コーン紙の裏側にも押し出される振動音)を応用して別に高域専用のツィーターをマウントしたものもあります。とにかく1970年代にトランジスタアンプを用いて当時の売価でシステムコンポを20万で組み合わせるのに、スピーカーシステムをペアで3万前後の価格設定にしなくてはいけませんでした。当然組み合わせるプリメインアンプも3万円以下の価格設定で製品化をしないと利益がとれない状況でした、しかも70年代中期頃にようやく混成厚膜式の集積回路が実用化(トランジスタなどを製造販売するメーカーからセットメーカーへその集積回路の供給が開始された頃)された頃で、70年代初期には個別の部品を採用してアンプを製造していましたのでさらにコスト高になるので、電源トランスなどをケチり大体各社足並みを揃えて。最大電力20W(片チャンネル)総合で40Wという弱体な電力でしたので、そのスピーカーユニットの裏面に押し出される音まで有効利用して、変換能率の増強をして音圧を確保するパッシブラジエーター方式(ドロンコーン式)のスピーカーシステムが組み合わされていました。この比較的安価で手に入るパッシブラジエーター方式(ドロンコーン式)は現在の低能率で帯域の広いそして全帯域に凹凸のない平たい音ではない、元気で少々暴れた再生音がなんとも言えない懐古的な雰囲気で聞く事ができます。元気が良いという事は余計な雑音も押し出す。と言う事でアンプの雑音もよく聞こえますし、主軸ユニットに空気圧の制動力をかけられない「スカスカ」なので、低域の切れが悪く(その構造上どうにもならない問題・これを解決するにはフェイクのコーン紙だけのユニットに物理的に制動力を与えるや電気的に制動をかけるしかない、しかしながらそれを施行すると密閉式やバスレフレックス式よりも価格が高くなるからメーカーでの製品化はしませんでした。物好きなアマチュアがウーハーを2個マウントして片方には可変抵抗器のみ接続して逆起電圧を可変抵抗器で相殺する方式で制動させるが試行された事があります、)だから不人気なスピーカーシステムの一つに取り上げられます。不人気な故に、単体でスピーカーシステムとして売れたものが残留せず、コンポからひとり歩きした中古が激安(不人気で無名な理由で)で運が良ければ見つける事ができます。
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自宅で使っているDianGoのAUS-5500は、スコット・ラファロのベースの音が、バスレフ型スピーカーのようにボーンボーンと響かない。その枯れたようなウッドベース音が実は気に入ってしまい、これって生のウッドベースを目の前で聴いた音にむしろ近いんじゃないかとさえ感じている今日このごろであります。きっとJ-POPとかには向かないスピーカーなんだろうなあ。