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Posted by バウンドヘッド - 2010.05.29,Sat
ヤマハはアマチュア相手の音楽集約サイトをとっくの昔に廃止しちゃったけど、ついに老舗のNEXT MUSICもネット世界から「突然消滅」した。まあ、仕方のないことだな。

当ブログでは結構な数のアーティストや楽曲を----一番最近ではdoobに言及したよな----NEXT MUSICとリンクさせて紹介してきたけど、このままだと隠れたグッド・ミュージックは永遠に隠れたままになってしまうわけだ。
もちろんダウンロードして保存している分はオレ個人では楽しめるけど、自宅で聴いている同じ音楽を再度ネット上から見つけだすには、多大な労力を要するし、実際には無理なことも多いだろう。悲しくなるね。

メジャーの音楽産業がますます斜陽化していくなかで、たとえネットという便利なツールがあっても、普通のリスナーはインディーズ・アマチュア世界にまで手は伸ばすまいし、ってことは、そういう縮小していくメジャーよりもさらに規模の小さな世界に金なんぞ落とすまい。

他のインディーズ・アマチュア音楽集約サイトも同様で、独自のサイト経営で維持できているところなんて、ほんとはないんじゃないだろうか。だから、まだ生き残っているサイトもいつ「突然消滅」しても不思議ではない。

だいたいオレ自身、熱度を失い、自分自身の音楽活動なんてまったくしなくなったし。アニソンに関心を持つのは、それが「新しい」からじゃない。アニソンにはグッドな曲がたくさんある。でも、たとえば映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で主人公のギター演奏の新しさに驚いて「おい、すごいぜ、聴いてみろよ」とチャック・ベリーに電話して、生の演奏を電話ごし聴かせたくなるような衝撃力を、現代の商業音楽はもはや持っていないのだ。

これは個人の音楽的力量の問題ではない。ポピュラー音楽は、モード的に、科学用語で言えば、一種の沸点に達したのだ。だから、現代音楽はある水準を平衡状態で横滑りしたまま、ただ蒸発しつづけるだけである。
明確な形を維持しつつ、更なる温度上昇というモード変化は起こらない。

だから人々は

「新しく出現した熱度に浮かされて、その今まで聴いたことのないような種類の音楽に我を忘れる」

なんてことも、もはやないのだ。

今、ちまたで流れている、若い人々が聴いてるはずの音楽には、すこしも新しいところがない。

若い人たちも、それがわかっているから、わざわざ金を払って既視感いっぱいの、ではなく既聴感いっぱいの音楽に金なんか落とさないのだ。

「神々のたそがれ」ならぬ、「現代ポピュラー音楽のたそがれ」なのだった。


p.s.1  古いデータを載せたままのHPもずっとほっておいたままになってた。そろそろ本家のBOUNDHEADサイトも殺処分というか、改変しなくちゃならない時期かな。
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Posted by バウンドヘッド - 2007.08.17,Fri
死んでも風になってあなたを見守っています-秋川雅史さんがドラマチックに歌う「千の風になって」が、今年初の100万枚のミリオンセラー目前だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070813-00000903-san-ent

とネットのニュースが流れた。この報道における「注目語句」はここです。

今年初の100万枚

「今年初」なんですよ。昔はこんなんじゃなかったわけです。一昔前にはアルバムCDが国内で1タイトルあたり500万枚も売れるなど、ある意味「異常な状況」も起きていた音楽業界ですが、さて、昨今の売り上げ状況はどうでしょうか。昔、レコード時代に「レコードは5万枚売れればヒットだ」というような話を聞いたことがありますが、今業界は「ヒットの基準」について、どのような基準で動いているんでしょうか。

このテーマについては、今までも何度か書いてきましたが、やはり音楽業界はメジャーそのものが落日の日々なのであります。アーティストの側は「ついにメジャーデビューを果たした」などと言って喜びますが、そんな「言い回し」に価値があったのは、音楽業界全盛時代の頃の話であって、昨今では、「そもそもメジャーそのものに客が寄りつかなくなっている」ってことの方がもっと大きな問題なんです。

以下の図表を見てください(写真をクリックすれば拡大図で見ることができます)。日本においてミリオンを出したアルバムとシングルの本数を16年間分表しています。(日本レコード協会のウェブサイトより)
http://www.riaj.or.jp/data/others/million_q.html

ここ数年、アルバムとシングルを含め、「当たり本数」が少ない状況が続き、恐ろしいことになっているのがよくわかります。特にシングルの落ち込みは特筆すべきひどい落ち込みようです。だからこそ秋川雅史の出したシングルがミリオンになったのが、「ニュースになった」わけでしょう。

ラジオ番組のフォーマットも含め、いまのような未成年に迎合しすぎた音楽の「売り方」を----つまり狭い購買層にのみ売り込みターゲットを絞った「アーティストの作り出し方」を----やっていてはダメなんだってことなんでしょう。

「千の風にのって」のミリオン達成は「大勢の大人たち」も購入に手を出した結果でもありましょう。現在音楽コンテンツの購買層の主力たる未成年層はますます減り、そもそも音楽に金を出す層が失われているという状況がありますからねえ。少子化問題は音楽産業にも影響を及ぼしているってことでしょうねえ。

以下の図表も参考にしてください。

12cm CDアルバムの「生産数量」と「生産金額」
http://www.riaj.or.jp/data/album/index.html

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一応ロックファンですが、でも実は70年代のアコギものLPもよく家で聴いてます。邦楽だと日暮しの『ありふれた出来事』、洋楽だとアメリカの『名前のない馬』が、私のイチオシ・アルバムです。
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