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以前、ヤフオクで手に入れたHPのミニタワーdx7300(CPU Core2 Due 2.66GHz)なのだが、フロントパネルとの接合の仕方が緩いのか、時々グーンという箱鳴り現象を起こしていた。手でフロントパネルを抑えるとやむのだが、どうした拍子にかまたグーンとうなりだす。
HPファンであり、かつミニタワーのファンであった私だが、これには閉口した。「またケースを入れ替えようかな」と思っていたところ、ヤフオクで、かなり心引かれる色とデザインのミニタワーケースが100円で出ていたので、思わず入札してしまい、結局そのまま100円で落札してしまった。
それが以下の写真である。
今回は引き出しを加えてみた。DVDドライブの下にあるのがそれである。
電源ボタンのLEDは点灯しなかったので、別途ヤフオクで手に入れて、もともとはブルー系ではなかったのだが、HD用LEDと同じ色にして統一した。フロントパネル自体がブルーの透かしのような縁取りがされているので、統一感が出て、これでよかったと思う。
一般に、フロントオーディオがAC' 97用の古いタイプだと、マザーボードがHD Audio対応の場合、手を加えないとすぐには使用できない。このケースのフロントオーディオはAC' 97対応の古いものだった。で、箱に突っ込もうと思っているマザーボードはRealtekのHD Audio対応になっていた。
だが、もっとも重大な事実は、HPというメーカー製のマザーボードは、フロントオーディオやフロントUSBと接続する場合、そもそも純正部品でないと認識してくれないということだ。
だから、マザーボードがHD Audioであろうがなかろうが、このケースに付属しているフロントオーディオ端子もフロントUSB端子も結局は認識してくれるはずもなく、実際にも認識してはくれなかった。
そこで私は解体したdc7900SFFから取って保管していたフロントオーディオとフロントUSBの端子部品をマザーボードに接続してみた。するとちゃんと認識してくれたのだった。一方、100円ショップでイヤホンを買ってきて、それをいい具合の長さに切断し、そのジャック(オス)の部分を含んだ線を加工して、フロントパネルから出ている電線とつないでみた。そしてこれをHP製のフロントオーディオの端子に突っ込んでみたのだった。
USBも以前やったように変換ケーブルでフロントUSB側から出ている端子とつないだ。写真では画面左下部分に写っているのがそれである。(フロントマイクはつないでいない。てかどうせ一生使わないと思う。)
Realtekのサウンドマネージャーを起動させて、あれこれいじってみると、前面のオーディオ端子と背面のオーディオ端子の切り替えがソフト上で行えることが分かった。
抜き差し一発でPC側が勝手に認識して切り替えてくれるわけではないが、一応フロントオーディオ端子は使えるようになったので、大変満足している。
ということで、このPCをサブマシンとしてXPソフトを入れて利用しようと思っている。
さて、Alritのケースの方(CPU Pentium4)だが、いまはmp3プレイヤーや音楽編集ソフトCakewalk pyro2004やUlead DVD MovieWriter 3SE(MovieWriter 5よりもシンプルで使いやすく、利用できるチャプター数が多い)を利用するためにXPソフトで維持しているけど、どうしよう。
なんかいいマザーボードがヤフオクで見つかったら、またまた入れ替えて遊んでみようかな。今度はちゃんとした自作用に作られたマザーボードにしよう。オーディオもHD Audio対応のあまり古すぎないタイプのやつで。
p.s. 今までフロントマイクはつないでいなかったのだが、本日延長コードのジャク部分を加工してつないでみたら、うまくいった。線はハンダ付けしてつないだ。これで心残りもなくなったよ。(14/09/29)PR -
初めて「攻殻機動隊 Ghost in the Shell」のビデオを見たのは98年だったと思うけど、そのとき、BGMで流された聴いたこともないタイプの歌(「謡Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」)に度肝を抜かれたものだった。ほんとにびっくりしたのだった。
歌を歌っていたのは民謡畑で活動をしていた西田社中というおばちゃん3人組だったということを後から知って、またまた「ええ!?」と度肝を抜かれた。
最近You Tubeで作曲者の川井憲次氏のコンサートに、その西田社中が出演している動画を見つけて、またまたまた度肝を抜かれたのだった(すぐに聴きたい人は3:05辺りからどうぞ)。
低画質ですが、これも貼っておきます。
ネットをあれこれ読んでいくと、ブルガリアンボイスというキーワードが頻繁に出てくることに気がついて、この言葉についても調べているうちに、「あ、そっか、新居昭乃のWANNA BE ANGELってブルガリアンボイスと関係があるんじゃね」と思い、さらに検索を続けたら、作曲者の菅野よう子関連記事でちゃんと出てきた。
で、じゃ本物のブルガリアンボイスってどんなものだろうと思って、You Tubeで検索したら、リピートフォース(何度も聴きたくなる誘引力)がはんぱない曲に出会ったので、これも「超オススメ」ということで紹介せずにはおかないのだった。それが以下の動画「ANGELIC SINGING of Bulgaria - Malka Moma - Neli Andreeva & Philip Kutev Choir」。
日本の島歌のような歌いまわしで歌われるソロパートのバックは大勢の人数で歌われる西洋風のハーモニー。かなり不思議な組み合わせだが、これがすごく感動的なのだった。この曲を聴いてハマってしまう人、結構いると思うよ。
以下の分析も面白い。日本語字幕使って視聴してみてください。
日本のおばちゃんたちの歌声だってソロで歌うと民謡(日本には民謡を複数人でハーモニー化して合唱するという発想が生まれなかった)だが、合唱するとGhost in the shellのようにブルガリアン・ボイスになるのだ。
アジアの女たちの歌声って基本的に「きんきら声」なんじゃないかと思う。インド系でも、西アジア系でも、声質はきんきら系じゃないか。クラッシックの発声がみな似通っていくように、民謡の声にも「そのように発声して歌わなければならない」という演奏コードのようなものはあるのだろうと思う。そしてクラッシックでも民謡の世界でも「似た声質」を相伝的に身に着けてきたのだろう。
日本の民謡の節回しとの同質性といえば、やはりあとはモンゴルの民謡だろうねえ。
ということで以下参考。 -
もともとdc7900SFFに付いていたケースファンがうるさすぎるので、使っていないCPUクーラーのファンの部分だけを取り外して使ってみたら、かなり静かになったので、これを使うことにした。
けれどこのファンのネジ穴は9cmファン用のネジ穴と一致しない。
それで、手元にあるプラスチックを切って、プラ用ドリル(100円ショップの手動式)で穴を開け、ボルトとナットで取り付けることにした。
排気用ケースファンにCPUクーラーのファンを転用している人って、そうそういないかもしれないね。
p.s. CPUファンには3ピンのものを使っていたけど、手元にあるソケット775対応の中古CPUクーラーのうち、フィンの部分だけ4ピン仕様のもの(1個だけあったラッキー)に変えたら、さらに静かになったような気がする。写真のケースファンは9cmファン規格に無理やり取り付けたものだけど、これは3ピン仕様なので、全開で回転している(それでも静かだけど)。いずれ正規の9cmファンで静音性の高いものに取り替えるつもりではある。「貧乏人がいかにしてPC改造遊びにおいて低料金で遊べるか」を追求しているので、余裕があるときにぼちぼちやっていくしかないね。ヤフオクさまさまだあ。
p.s.2 ということで今後はこれを自宅のメインマシンとして使っていくつもりである。windows7や8にOSを変えるのはまだ先でいいんじゃないかな。Vistaは2017年まではネットOKなんだからさ。
p.s.3 ケースファンは結局アマゾンで新品(といっても675円ほどの安物だけど)を買って写真のものとは交換している(7/26時点)。
マザーボードの下敷き用アルミの加工は初めてだったので、いろいろいびつになってる箇所もまだあるし、手順は分かったので、時期を見て、作り直しと固定方法の改良に挑んでみたいと思っている。 -
ファンの音の問題はまだ残っているが、なんとかHPのdc5750MTのケースをdc7900MTとして利用できるメドは立った。
左のdc7900SFFケースから右のdc5750MTケースへ基本的な変形は終了しましたよ。
(左の写真はネットから拾ってた)
CPU core2 duo E8600 3.33GHz
メモリ 2GB
HD 80GB&250GB
DVDマルチドライブ
フロッピーディスクドライブ
Windows Vista Business
改造中、絶体絶命の危機だと感じたエピソードは、フロントパネルの裏側から出ているdc5750MTのマザーボードに差すための電源やらLEDやらの電線を集めたピンのコネクタが17ピン仕様になっていてdc7900SFFのマザーボードのものと違っていたことだった(写真参照)。
これに気がついたときは、「もしかしてヤバイか」と冷や汗がどっと出た。けれど、ピンは抜くことができることは知っていたので、ピンの配置をそれぞれ記録しておいて、dc7900SFFのフロントパネルから9ピン用コネクタを取り外して、dc5750のフロントパネルから伸びているケーブルの先に付いている17ピンコネクタと入れ替えて、9ピン仕様に作り直した。
写真のように図を描いて左の図の配線を右の図(これが本来のdc7900のもの)のように組みなおした。このホワイトボードに描いた図を見ながら差し替えて、マザーボードの9ピンに差してみると、ちゃんと電源が入り、ランプも点いたので、かなりほっとした。 -
HP dc7900SFFにはミドルタワー版はあっても、私の好きなミニタワー版----光学ドライブが水平に置けるし、高さはほどほどで横幅を取らないので----はない。だったら、つくっちゃおうということで,ケースを探すが、そもそもdc7900シリーズは「BTX形式もどき」で組み立てられている。それはHP独自の長方形のマザーボードなので、BTXっぽいがBTXの規格通りに作られている基板ではない。
しかもネットで調べてみると、BTXのケースなんてほぼまぼろしのようなもので、どこの自作者向けメーカーも作っていないということじゃないか。
それで長い間待ち続けていたら、HPのdc5750MT(BTX)のケースがヤフオクに出た。迷ったあげくに落札した。このPCの基板を留めるネジ穴位置はもちろんすべて違っていた。
それで考えたあげく、ホームセンターでアルミ板を買ってきて、これを例の金きりのこで切断し、その上にdc7900SFFの基板を載せることにした。
さて、バックパネルをどうするかだが、ネットで調べると牛乳パックとアルミテープで作れるという記事を見つけたので、その通りにやってみた。
もともとバックパネルはつけなくてもかまわなかったのだが、イザ作ってみると、やはり「うーん、これは・・・・」的な感想しか出てこない。
それで、もとのケースを破壊する決断をした。すなわち以前やったように金きりばさみと金のこの併用である。で、こうなった。
写真で分かるように左右にすきまができるので、この部分はアルミ板を適当な大きさに切断してふさいだ。
電源はATXのものが使えるので、順次ヤフオクでいろいろな中古部品を集めて製作中である。現在Vistaを入れている。
だが、このdc7900MTのケースファン(上の写真参照)がものすごい爆音を出してうるさいことこのうえない。もともとスリムタイプ時代のころも他のスリムタイプのものに比して、えらくファンが回るなあと思っていたのだが(しかも前後ともファンは4ピン式なのに)、MTケースに変えたら、よけい音がひどくなった。
Speed Fanというソフトを入れてみたが、4ピンのものでも3ピンのものでも、そもそもファンを認識しない(OS導入時に何かを間違ったのだろうか)。もとのスリムケースの前後のファンに変えても爆音をだして回り続ける。ということで、現在これを「鎮める」にはどうしたらいいのだろうと思案中なのだった。
p.s. dc5750MTのケースにdc5750MTのマザーボードを別途手に入れてPCを復元しても少しも面白くない、当然の話だけどさ。
p.s.2 最近、電気ドリルドライバーを手に入れたこともあり、アルミ板をとりはずして、ケースに3mmの穴をあけ、そこに六角スペーサーを設置して、あらためてマザーボード全体を留めなおしたらどうだろうかと考えて、ひさびさ中を覗いてみた。マザーボードとケースのネジ穴が一致しないといっても、もしPCI Express x16を使わないということであれば、設置位置をずらしてインチネジで留めることができる。長年自宅でこの改造マシンを使ってきたけれど、結局PCI Express x16を使うこともなかったので、アルミ板を取り外して3箇所をインチネジで留めてきたら、けっこう安定していたので、これならそのままいけるじゃんということで、そのまま使っている。最初のセッテイングはPCI Express x16を使う機会を考えての位置取りだったが、使わないなら初めから今回のセッテングにしていればよかったと思う。
赤い枠で囲んだ箇所がインチネジと一致する。青枠で囲んだ箇所のすぐ左隣に、写真の右端に二つ見えるネジ留めするための盛り上がったネジ穴があって、これは針金をつかってマザーボードに開いているネジ穴を通して、ネジ穴の下を通し、そのわっかになった針金をネジって固定した。結局4箇所を固定したことになる。黄色の枠で囲んだところにスペーサーを設置して上からインチネジで留めればさらに完全になるんだかが、この「実験」は、また気が向いたらやってみたい。全体として、マザーボードは最初に設置した位置から、写真の向かって左方向にずれたわけである。写真でみれば分かるとおり、PCIブラケットを設置する部分が排気ファンと重なり使用不可となっている。
アルミ板を用いず、なおかつPCI Express x16をどうしても利用したい人は六角スペーサーを設置して、その上にマザーボードを留めるという手もあるんではないか。だが、私はまだ「実験」していないので、ほんとに可能かどうかは分からない。場合によってはマザーボードの裏側の触れてはならない箇所とネジ穴に電気が流れてショートする可能性がある。ということで、なにごとも自己責任でお願いする(15/05/17)。