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BOUNDHEAD

CARNIVALE(カーニバル) LET'S SHAKE SOME DUST!
昔「ツイン・ピークス」出演で話題になったマイケル・J・アンダーソンについてちらっと書いたことがある(見たい人は、このページの右側の一覧にある検索窓に言葉を入れると見つかるよ)。その当時ネット検索をしたのだが、過去の記事ではその他の検索結果については記さなかった。

実をいうとマイケル・J・アンダーソンが出演した別のアメリカドラマの記事を見つけて、個人的に興味を持ったのだった。それは「CARNIVALE」という日本未公開のテレビドラマの記事で、その記事を見て無性に見たくなった私は、結局輸入版を買ってシーズン1&2を見てしまったのだった。

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通常北米で発売されているDVDには英語字幕がついているものはあまり多くないのだが、このドラマは1930年代(スタインベックの「怒りの葡萄」の時代)のアメリカの下層社会(巡業見世物小屋一座)で生きる人々(カーニーと呼ばれている)を描いており、彼らの使う言葉が独特なせいなのか、うれしいことに英語字幕付きのDVDセットだった。

字幕なしでもなんとかなった「機甲戦虫記LEXX」に比べ、聖書に出てくる言葉の知識が必要なこのドラマは、字幕なしでは私にはついていけなかった。何度も映像を止めては字幕を読む。知らない単語は調べるという繰り返しで、なんとか最後まで見終わることができた。

このドラマの主演が、つい最近も奇行でネット上でも話題になっていたニック・スタール。なかなかいい仕事ぶりだったので、日本の公開映画での彼(T3)しか知らない人には、こういう演技もあるよ、ということで彼を擁護しておきたい。

内容は善と悪の戦いと単純化したいところだがそうでもない。ニック・スタール演じるベン・ホーキンスは生き物を癒す特殊能力の持ち主なのだが、それは、その能力を発揮するためには「等価交換の法則」のようなもの----鋼の錬金術師を連想したかな?----が背後に働くという、場合によってはひどく苦い結果をもたらす特殊能力の持ち主なのだった。

年明けいつものようにhuluで見ることのできる北米ドラマを検索していたら、なんと日本版はないはずの「カーニバル」がリストにあるじゃないか。とんでもなくびっくりした。あらためて日本版のDVDが発売されたのだろうかとネット検索してみたが、やはり出ていないようだ。

ということは

「huluでないと日本語字幕版の『カーニバル』は見ることができない」

のだった。すごい。日本のレンタル商売を飛び越えて、こういうことが実現できるようになったんだね。調子に乗ってもしやと思い、「機甲戦虫記LEXX」も検索してみたが、こちらはリストになかった。

ニック・スタールのファンが日本にどれだけいるのかわからないけれど、もしアナタが彼のファンなら、ぜひこの北米ドラマは見ておくことをお勧めする。

なお表題の「LET'S SHAKE SOME DUST!」はこのドラマで覚えたお気に入りの表現で、仲間に出発を促すサムソン(マイケル・J・アンダーソン)の決め台詞である。
 
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