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BOUNDHEAD

PIONEER カセットデッキ CT-415の修理
Wndows95が出て以来、音楽用の録音メディアがCD-R化していく前は、当然のことながら世の中、カセットテープがメインだった。私もカセットテープにはずいぶんお世話になった。

けれど、大部分を処分してしまい、手元に残っているのは20個ほど。大半はデモテープとかそんなのばかりで、かろうじてクロスオーバーイレブンを録音して編集したカセットが二つ残っていて、なぜか無性にこれらをカセットデッキで聴きたくなった。家にはラジカセがひとつあるので、それで聴けば済むことなのだが、「よしヤフオクで中古デッキを手に入れよう」と思い立ち、家で使っているパイオニアのアンプSA-7900とデザイン系列が似ているCT-415を見つけ、「ああ、これを上下に並べてレイアウトしたら、なかなか美的になるし、これデザインいいよなあ」と思い、1000円の値段のものを落札した。ヤフオクには同商品が多数出品されていた。届いた品物は、あわよくばそのまま動いてほしいと思っていたが、案の定稼働しないジャンク品だった。



早速中を開けてみると、駆動輪にかかっているはずのゴムが2つなくなっていた。黒い塊がべっとりと車輪にこびりついている。

このデッキの修理情報は出ていないだろうかとネットでチェックしたら、2つでていたので、その記事を参考にした。ただしこのカセットデッキ、いまだに発売年次が分からないままなのだった。

古いオーディオ達との戯れ記録

岩ちゃんのガラクタ倉庫

後日、ヤフオクで落札した平ベルト(内径63mm)と角ベルト(内径37mm)が届いたので、作業を開始した。

どろどろになってこびりついている古いゴムは、蓋を開けて、100円ショップで売っている落書き消しスプレーを綿棒に吹きかけて、上から何度ももごしごしとやりながら、きれいにしていった。

「岩ちゃん」の修理の仕方は、駆動部をまるごと取り出していたけど、自分は、記事を読んだだけでは、その取り出し方の細部がよく分からなかったので(強引にバラバラにしていくと、自分の技量ではもとに戻せなくなってしまう予感もして)、上蓋のネジを2つはずして、デッキの前面にある回転する軸を固定している黒いプレートのネジを3つはずし、フライホイールを軸から少しはずして、あとはピンセットでゴムをつまんで押し込み、ひっかけ、広げながら掛け、すべてをもとの状態に戻して終了した。

電源を入れ、カセットをセットしてプレイボタンを押すと、ちゃんと動いてくれ、ひさびさカセットデッキから流れる音楽を聴けたのだった。ヤッター。



これが居間にあるテレビとステレオセット。今回カセットデッキが入ったことで、チューナーの上に載っていたDVDプレイヤーを撤去した。これは昔はCD再生用に使っていたものだった。


上からターンテーブル(中古、駆動ベルト修理)チューナー(中古)カセットデッキ(中古、駆動ベルト修理)アンプ(中古)DVDプレイヤー&VHSデッキ(中古)。つかすべてヤフオクで手に入れた中古品じゃん。スピーカーは昔、地元のリサイクル店でセット品1500円で手に入れた品。テレビと外付けハードディスクだけが新品購入品。さすが、おれってボンビーマン。ちなみにPCもヤフオク中古品。テレビの下のテレビ台のなかにHPのdc7900sfが入ってるんですが、暗くて見えませんね。操作はワイヤレスのマウス&キーボードでやってます。

地元のレンタル店でDVDを借りて映画を見るなんてことをしなくなって久しいし、huluとかGyaoとかamazonプライムビデオとかで、もう十分だし、外付けハードディスクの容量がテラバイトレベルになっている今、音楽CDはmp3でリッピングじゃなく、WAV(無損失)でハードディスクに入れても全然容量気にしなくて済むようになったし、Windows10のGrooveミュージックという再生ソフトを使うと画面いっぱいにCD情報や再生情報を表示しながら(これCDプレイヤーではできなかったことだよねえ)、マウス操作だけで、即座にHDからアルバムを呼び出して音楽鑑賞もできるし、そういうわけで、ますますCDやDVDメディアを再生機にかけて見たり聴いたりするという行為を行わなくなってしまった(ただしLPはいまでも聴いてますよ)。なんという無精者になってしまったんだろうか。

しかし楽な行為に流されてしまうのが、悲しいかな、人間のサガというものですよねえ。

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