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ヤフオクをチェックしていたら、HPのdc5750MTのケースが電源、CPUクーラー、ケースファン付きで10円で出ていた。即決価格500円が設定されていたので、「500円で手に入るなら超OKだろ」と思い、即決落札して手に入れた。
同じような時期にHPのdc5700SFFのマザーボードがバックパネル付きで980円で出ていたので、これも落札した。
ネットで調べたところ、dc5700SFFというのは、HPが初めて出したBTX形式のPCだそうだ。前回dc7900SFFのマザーボードはまったくネジ穴が一致しなかったが、今回は一致しているので、ずいぶんと組み立てが楽だった。
しかし、もともとdc5750MTはAMDのCPUで組み立てられているせいで、CPUファンの脚部のネジを留めるバックプレート部分の位置がずれていた。そこで金属用のこぎりでカットして、CPUファンのネジ穴の位置を調整した。
さらにケース側の突起部分をへこませないと加工したバックプレートが浮きあがったままになって使えなかったので、写真のように内側へへこませた。
dc5700SFFはCPUソケットがLGA775なのだが、そこにうえからかぶせるCPUクーラーの脚部の形が通常の正方形ではなく長方形の形状をしていた。この形だけを見るなら、dc5750MTのCPUクーラーとまったく同じだったので、そのまま利用できるかと思ったのだが、LGA775の場合はこのままではCPUのグリスを塗る背面部と接することができないことが分かった。
写真のドライバーの部分がジャマなのだった。そこで糸のこを使ってカットした。
こうするとdc5700SFFのマザーボード上のCPUと放熱部が接することができたのだった。
これをケースに入れてネジ止めすれば、すぐにdc5700MTの完成である。
なんかすごく簡単に改造が終了したので、拍子抜けしてしまったのだった。
CPUと光学ドライブとハードディスクはいずれ交換するとして、今はこういう形で完成している。OSはXPを入れている。現在は未使用状態で置いているところである。
CPU Core2 Duo E6300
HD 40GB
RAM 2GB
バックパネルもそのままはまってくれたよ。
dc5700SFFにはPCI Express x1は付いているがx16は付いていない。この点だけが不満なPCなのだった。PR -
あれからの後日談になるが、HPのdx7300のマザーボードを自作用ケースに移し変えてから、ハードディスクの温度が少し高めになっていることが気になっていた。ケースの中を見ると、フロント側にもファンがつけられるようになっていることに気づき、早速12cmファンをつけてみた。もともとは背面の12cmのケースファンと9cmのCPUファンのみで排気していたPCだ。
フロントパネル側に小さな穴が開いていて、ここから吸気できるわけだが、吸引力は隙間が少ない分高いとはいえない。写真のようにテッシュを小さく切って吸引部にあてがうとなんとか維持してくれる程度だ。だから劇的にハードディスクの温度が下がったというわけでもないが、とりあえず43度以上にはならなくなった。
テッシュ全部だと半分しか吸い寄せない。フロント部分をテッシュで覆うと剥げ落ちてしまうのだった。ところが隣のdc7900が入ったdc5750の箱は見たとおり、フロントパネルの下半分が全面メッシュで、そのメッシュパネルに接しているケース側のフロント部分が形状を同じくする総メッシュ式金属パネルになっていて、風通しを阻害する箇所が一切ない(ま、逆に言えばフロント側に吸気ファンを設置することができないってことでもあるが)。なので、スースーすること限りなしなのだった。
どのくらいスースーしているかというと、以下の写真を見れば分かる。
テッシュが完璧に吸い寄せられているではないか。しかも使用しているファンは9cmCPUファンと9cmのケースファン(1400回転)だけなのだった。
おそらく左側は正圧式で右側は負圧式になっていると思う。
ケースそのものの形状の違いでこんなに空気の流量が違うなんて驚きだよね。 -
前回、Alritのケースを入れ替えようかどうしようかと書いて終わったのだが、その後、職場で使っているHPのd530CMTのマザーボードにAlrit付属のフロントUSBを接続したら、なんと認識したのだった。
HP製は純正のフロント端子でなければ認識しないと思っていたので(この点に関しては私の知識不足だった。その後対処の仕方を発見した)、認識を修正しなければならなくなった。とはいえ、自分が持っている他ののHPのPCはやっぱり認識しないのだ。
しかし、d530CMTのマザーボートがこれを認識したということは、同時にオーディオの方も認識してくれる可能性が高いと判断した。そこでまだオーディオジャックを半田付けしていない状態の基板とマザーボードをケーブルでつないでみたら、ちゃんと認識してくれたじゃないか。
そこでこのサイトの改造記事(「おそまつなフロントオーディオ」)を参考にしてヤフオクでオーディオジャック用部品を調達し(ヘッダーピンは手元にあったガラクタを再利用した)、いよいよ改造(というよりフロントオーディオ基板の完成)に着手した。
半田ごての技術も日々、修練して、半田吸い取り線を使って、基板の半田をなんとかきれいに吸い取ることにも成功した。そして完成したのが以下の基板である。
写真上部の左側の9ピンは少し短めだが、これは以前ヤフオクで他社製のフロントオーディオ基板が出ていたので手に入れて、それを流用したためである。解体しようと思って半田の除去がまだうまくできない時期に無理していじったので、結局、ニッパーでピンを切り取るハメになったのだった。その他の部品も破壊しただけだった。オーディオジャックもついていたので再利用できれば、今回ヤフオクで注文する必要もなかったのだがけれど、これも破壊済みである。だが今回そのガラクタの残りを捨てないでとっておいてよかったと思う。この基板にはコネクタ付きのケーブルがオーディオ用とUSB用と付属していたので、それもラッキーだった。オーディオケーブルはHD AUDIO用だったので、これをネット記事を参考にAC' 97用に改造した。紹介記事はAC' 97用基板をHD AUDIOに改造して使うというものだったが、私の場合、d530CMTはAC' 97だったので、素直にオーディオとマイクのジャックを半田付けすればそれで済む話だった。そうして完成したのが以下の写真。
難関はフロントパネルのプラスチックに穴を開けることだった。せっかちな私は、どんな道具をそろえるべきかをじっくり考えずに手元にある道具だけで始めてしまったので、仕上がりがまさに素人仕上げになってしまった。プラスチックに6mmの穴を開けるドリルを用意できていればこんなに苦労することはなかったのだが。
100円ショップのミニルーターのドリルで穴をあけ、それをこれも100均の3,2mmの手動ドリルでさらに広げたものの、そこから先どうしていいか分からなくなった。しかたがないので、あとはプラ用ヤスリでひたすらけずってできるだけきれいな円にみえるようにけずっていった。あとになって直径6mmのドリルがあればもっと簡単に穴をあけられたのにと悔やんだ。
基板を収納する金属のケースのすきまも引用先の写真のようにヤスリで拡張した。ずいぶんひどい仕上がりだったけど、まあ、これは表から見えないからいいのだった。
フロントオーディオとフロントUSBがとうとうAlritのケースで利用できるようになった。いろいろ苦労したけど、作業自体は楽しかったよ。
ということでdc7100CMTのマザーボード(細長いdc7100SFFとは異なったATX形式)はdc5000SFFの入っていたHPのミニタワーに移動し、d530CMTのなかに入っていたマザーボードが今回Alritに移動した。
現在dc5000SFFはd530CMTのずでかいミドルタワーケースに収まっている。
ヤフオクでそうとは知らずに不完全の状態のミニタワーケースを落札したことから始まった「研究」だったけど、まさに問題があったからこそ「新しい体験」と「知識」を得ることができた。それにヤフオクで「失敗した買い物だった」とがっかりして利用せずに保管していたものが(いろいろ持ってますよ)、あとで思いもよらない場面で「利用価値」をもった品物にばける場面に何度も遭遇すると、瞬間の判断がすべてじゃないんだなとつくづく思う。塞翁が馬ってやつだね。 -
以前、ヤフオクで手に入れたHPのミニタワーdx7300(CPU Core2 Due 2.66GHz)なのだが、フロントパネルとの接合の仕方が緩いのか、時々グーンという箱鳴り現象を起こしていた。手でフロントパネルを抑えるとやむのだが、どうした拍子にかまたグーンとうなりだす。
HPファンであり、かつミニタワーのファンであった私だが、これには閉口した。「またケースを入れ替えようかな」と思っていたところ、ヤフオクで、かなり心引かれる色とデザインのミニタワーケースが100円で出ていたので、思わず入札してしまい、結局そのまま100円で落札してしまった。
それが以下の写真である。
今回は引き出しを加えてみた。DVDドライブの下にあるのがそれである。
電源ボタンのLEDは点灯しなかったので、別途ヤフオクで手に入れて、もともとはブルー系ではなかったのだが、HD用LEDと同じ色にして統一した。フロントパネル自体がブルーの透かしのような縁取りがされているので、統一感が出て、これでよかったと思う。
一般に、フロントオーディオがAC' 97用の古いタイプだと、マザーボードがHD Audio対応の場合、手を加えないとすぐには使用できない。このケースのフロントオーディオはAC' 97対応の古いものだった。で、箱に突っ込もうと思っているマザーボードはRealtekのHD Audio対応になっていた。
だが、もっとも重大な事実は、HPというメーカー製のマザーボードは、フロントオーディオやフロントUSBと接続する場合、そもそも純正部品でないと認識してくれないということだ。
だから、マザーボードがHD Audioであろうがなかろうが、このケースに付属しているフロントオーディオ端子もフロントUSB端子も結局は認識してくれるはずもなく、実際にも認識してはくれなかった。
そこで私は解体したdc7900SFFから取って保管していたフロントオーディオとフロントUSBの端子部品をマザーボードに接続してみた。するとちゃんと認識してくれたのだった。一方、100円ショップでイヤホンを買ってきて、それをいい具合の長さに切断し、そのジャック(オス)の部分を含んだ線を加工して、フロントパネルから出ている電線とつないでみた。そしてこれをHP製のフロントオーディオの端子に突っ込んでみたのだった。
USBも以前やったように変換ケーブルでフロントUSB側から出ている端子とつないだ。写真では画面左下部分に写っているのがそれである。(フロントマイクはつないでいない。てかどうせ一生使わないと思う。)
Realtekのサウンドマネージャーを起動させて、あれこれいじってみると、前面のオーディオ端子と背面のオーディオ端子の切り替えがソフト上で行えることが分かった。
抜き差し一発でPC側が勝手に認識して切り替えてくれるわけではないが、一応フロントオーディオ端子は使えるようになったので、大変満足している。
ということで、このPCをサブマシンとしてXPソフトを入れて利用しようと思っている。
さて、Alritのケースの方(CPU Pentium4)だが、いまはmp3プレイヤーや音楽編集ソフトCakewalk pyro2004やUlead DVD MovieWriter 3SE(MovieWriter 5よりもシンプルで使いやすく、利用できるチャプター数が多い)を利用するためにXPソフトで維持しているけど、どうしよう。
なんかいいマザーボードがヤフオクで見つかったら、またまた入れ替えて遊んでみようかな。今度はちゃんとした自作用に作られたマザーボードにしよう。オーディオもHD Audio対応のあまり古すぎないタイプのやつで。
p.s. 今までフロントマイクはつないでいなかったのだが、本日延長コードのジャク部分を加工してつないでみたら、うまくいった。線はハンダ付けしてつないだ。これで心残りもなくなったよ。(14/09/29) -
初めて「攻殻機動隊 Ghost in the Shell」のビデオを見たのは98年だったと思うけど、そのとき、BGMで流された聴いたこともないタイプの歌(「謡Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」)に度肝を抜かれたものだった。ほんとにびっくりしたのだった。
歌を歌っていたのは民謡畑で活動をしていた西田社中というおばちゃん3人組だったということを後から知って、またまた「ええ!?」と度肝を抜かれた。
最近You Tubeで作曲者の川井憲次氏のコンサートに、その西田社中が出演している動画を見つけて、またまたまた度肝を抜かれたのだった(すぐに聴きたい人は3:05辺りからどうぞ)。
低画質ですが、これも貼っておきます。
ネットをあれこれ読んでいくと、ブルガリアンボイスというキーワードが頻繁に出てくることに気がついて、この言葉についても調べているうちに、「あ、そっか、新居昭乃のWANNA BE ANGELってブルガリアンボイスと関係があるんじゃね」と思い、さらに検索を続けたら、作曲者の菅野よう子関連記事でちゃんと出てきた。
で、じゃ本物のブルガリアンボイスってどんなものだろうと思って、You Tubeで検索したら、リピートフォース(何度も聴きたくなる誘引力)がはんぱない曲に出会ったので、これも「超オススメ」ということで紹介せずにはおかないのだった。それが以下の動画「ANGELIC SINGING of Bulgaria - Malka Moma - Neli Andreeva & Philip Kutev Choir」。
日本の島歌のような歌いまわしで歌われるソロパートのバックは大勢の人数で歌われる西洋風のハーモニー。かなり不思議な組み合わせだが、これがすごく感動的なのだった。この曲を聴いてハマってしまう人、結構いると思うよ。
以下の分析も面白い。日本語字幕使って視聴してみてください。
日本のおばちゃんたちの歌声だってソロで歌うと民謡(日本には民謡を複数人でハーモニー化して合唱するという発想が生まれなかった)だが、合唱するとGhost in the shellのようにブルガリアン・ボイスになるのだ。
アジアの女たちの歌声って基本的に「きんきら声」なんじゃないかと思う。インド系でも、西アジア系でも、声質はきんきら系じゃないか。クラッシックの発声がみな似通っていくように、民謡の声にも「そのように発声して歌わなければならない」という演奏コードのようなものはあるのだろうと思う。そしてクラッシックでも民謡の世界でも「似た声質」を相伝的に身に着けてきたのだろう。
日本の民謡の節回しとの同質性といえば、やはりあとはモンゴルの民謡だろうねえ。
ということで以下参考。