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昔「テレビがおかしい」という記事を書いた。
CANDELA製の20型中古アナログテレビを買ったことも報告した。
そしてもうこれからは異常動作をするテレビに悩まされることはあるまいと安心していたら、11月30日深夜、「それ」が再びやってきた。
突然、テレビ画面の入力が勝手に変わり始めた。画面が変わり、しばらくそのままで次の画面に変化していく。このテレビは外部入力が3系統あるので、今はもう映らないアナログ電波用のチャンネルとあわせて、4画面が順番にモニター画面に表示されていく。そして砂嵐のアナログ電波用画面では、ボリューム表示が現れて、勝手に0から100までカーソルが移動していくではないか(深夜にシャー音がマックスボリュームになった恐怖)。
な、な、なんじゃこりゃあー、状態でしばらく、その繰り返しを観察すると、すべての動作がずっと循環しているようだった。ボリューム表示があらわれると、勝手にカーソルが動き出すので、それを待ち構えておいて、リモコンのボリュームボタンで下げるとちゃんと下がっていく。
私が「介入」したせいなのだろうか、今度は画面チャンジのインターバルがすごく短くなって、パッ、パッ、パッ、パッと変わるようになってきた。
ボリューム対決では、途中で、音がめんどくさいので、テレビのヘッドフォン端子に中継用ジャックをつないで音がでないようにした。
いつまでたっても、テレビは同じことを繰り返すではないか。いままでこのテレビのD端子にPCをつないで、huluとかGYAOとかYouTUbeの動画を見ていたので(ワンセグも見てます。まるで昔の3倍速で録画したビデオ映像レベル)、これが使えなくなると思うとがっかりだ。
電源を切ってしばらくして画面動作を確認したが、やはり同じだった。
それで、じたばたするのはあきらめて、その夜はそのまま電源を切って寝た。
夜が明けて(同30日)そのまま仕事にでかけて、夜自宅に戻ってテレビをつけてみたら、今度は昨夜の画面と微妙に表示が変わっているじゃないか。
え、なに、これ? なんと表示が日本語ではなく、すべて英語表示に変わっていた。
そして、・・・・・おー、これが一番ありがたいことなのだが、なんと今度はまったくチャンネルが勝手に動くというようなことがなくなっているではないか。テレビを「一晩寝かした」のは正解だった。
画面操作が英語表示にはなったけど、とりあえずは、もうしばらくは使えそうなので、まずはひと安心した。これって霊現象、まさかねえ。寿命間近な中古テレビにありがちな、いってみればスーパーノヴァ的変容だったのでしょう。
p.s. とはいえ自宅でテレビ(地デジ)番組を見ることはほとんどないのも事実。現在テレビ番組は水曜日にNHKの「ヒストリア」、金曜日に「クロコーチ」を見てる(仕事が終わったあと職場のPCのワンセグで)。「せーかーい」というセリフはあとを引くね。「クロコーチ」つながりでいうとhuluでやってる「SPEC」が面白かった。パロディ満載の演出がアニメ的だと感じたけど、皆はどうかな? 堤幸彦監督については、当blogで実写映画版「BECK」で言及したことがあるけど、監督自身、結構アニメの演出方法を研究してんじゃないかって、「SPEC」を見ながら思った。実際はどうなんだろう? 「あ、初めてのお客だ。いらっしゃいやせ」っていう戸田恵梨香のセリフ回しが面白かったので、それで「これ最後まで見よう」という気になった。ついでに「ケイゾク」も見たよ。
p.s.2 さらに一晩寝かせたら、結局もとの日本語表示に戻っていた。いったいなんだったんだろう、あれって?
p.s.3 いつの間にか勝手に元に戻ったテレビだったが、あれから5ヵ月後の5/13深夜にまたテレビがおかしな動きを始めた。HuluでNHKの「龍馬伝」の続きを見ようと0時過ぎから見始めたのだが、また入力チャンネルが一定間隔でくるくる変わっていく。しかし今度はボリュームは勝手に動かなかった。私は入力画面が変わるたんびにもとにもどし、だましだましで見ていた。そのおかしな動作は夜通し続いたのだが、なぜか夜明けとともに終了した。
p.s.4 あれから1年後、つまり2014/12/1に、また同じ現象が起こった。日付が同じというのが不気味である。表示が英語モードになり、またボリューム表示が現れ、入力チャンネルが切り替わっていく。ボリュームは0から4まで動くとそのまま止まった。リモコンでボリュームを下げようとしたが受け付けない。それでテレビ本体をいじったら0まで下がった。するとしばらくしてまたボリューム表示が現れ16で止まったまま動かない。なにか数字に意味があるんだろうかと思ったが皆目見当がつかない。これを報告しているのは12/2の深夜である。すでに異常動作は収まっている。
P.S.5 実はこのテレビずいぶん前に処分してしまって自宅にはありません。当時接続していたPCも処分済です。(2022/9/14)PR -
前回の記事の最後をクイーンに言及して終わったので、今回はクイーンから始めよう。
「ロック・ユー」という馬上槍試合(ジョスト)をする騎士を描いた映画がある。
私はこの映画がレンタル店に並んだとき、ほかの作品と一緒に借りて帰ったのだが、いざ見始めると、中世の物語だというのに、いきなりクイーンの「ロック・ユー」がBGMで流れ、そのリズムに合わせて、試合を見に来た観客たちが腕を振って騒ぎ始めたじゃないか。
私はもっと格調高い映画だと思っていたので、「ふざけんなー」と思い、それ以上DVDを再生するのをやめて、結局見ないまま返してしまったのだった。
そして10年ほどの時が経過した現在。冬期のアニメが始まる直前だった。huluで「ロック・ユー」を見つけたので、今度はちゃんと見てみたのだった。かつて中世の騎士の戦いのBGMにクイーンを使う映画に拒絶感を感じたはずの自分だったが今回はちゃんと、しかも楽しく見ることができた。「あー、そういう映画だったのか」とダンスシーンの演出とBGMの使い方などを見て納得したのだった。
その後、「ワルキューレ・ロマンツェ」という馬上槍試合をする乙女たちを描くアニメが始まったのに気がついて、不思議な気分になった。
内容は、まー、百合とパンチラで定番ではあるけれど、日本のアニメ制作者たちは、こんな題材までアニメに取り入れて脚本書くことができるのかい、とそのフロンティア精神の旺盛さに感心させられたわけだった。
実をいうと、西洋騎士の甲冑姿は大好きだ。でもこの時代を描いた映画ってほんとに少ないよね。
huluで「ロック・ユー」を見て、試合前に大声で観衆に向かって騎士紹介をするチョーサーという人物の口上の節回しが面白かった。かつて実際にああいう調子で口上がおこなわれたんだろうか。日本にもフーテンの寅さんみたいな独特の口上を使う物売りがかつてはいたけど、人前で声を出すときには、詩の朗読のように、あるいは歌うように語るというのは、世の東西を問わず歴史的行われてきたことだよね。アマゾンには歌で会話を行う部族がいるよね。ルドルフ・シュタイナーは人類は太古には言葉を歌うようにして発していたと書いているから、現代の散文的なしゃべり方とはずいぶん違ったものだったんだろうね。伝統として伝えられてきた発声法は、そういう古代的なものの余韻なんだろう。
イギリスのシーエクスピア劇なんかを見ると、セリフ回しが独特で、それは日本の歌舞伎と通低するものがあるよね。歌舞伎では女性は役者になれないけど、イギリスの舞台でも一時期はそうだったらしいから、この点でも非常に似ているね。ユーラシア大陸の西の端と東の端の島国であるという点も含めてね。
チョーサーという名前は聞いたことがある、と思って検索したら実在した作家だったんだよね。「カンタベリー物語」という本を出している。それで騎士の話を読みたいと思ってBOOKOFFにいったら文庫版があったから買って帰ったよ。でもこれ抄録でなんと騎士の話は載っていないバージョンだった。なんだよ、それって感じなのだった。
p.s. そうそう「歌うようにしゃべる」ということに関して実は、昭和の子供たちには、さまざまな場所で歌うように声かけを行う風習があったなってことを思い出した。駄菓子屋さんの土間に入る時、友達を家の外から遊びに誘うとき、昭和の子供たちはみな歌うように声をかけていた。それはちゃんと五線譜上で音符にできるようなメロディーを持っていたよ。でも残念なことに、私はテレビ番組でこのような昭和の途中まで維持されてきた「子供社会の伝統」について見たことがない。だから、テレビマンはこれらの記憶が完全に消えてしまう前に、取材をして記録に残しておいてほしいな。 -
冬期の深夜アニメがいろいろと面白い。
なかでも今一番楽しみにしているのが弱虫ペダル。
自転車通勤を始めてもうすぐ一年になるけど、自分自身が長いブランクの期間を経て高校・大学生以来の「自転車乗り」をやってることもあって、なかなか興味深い。
自転車通学をしている中学生・高校生は地方なら当たり前だし、彼らは雨の日も風の日もめげずに学校に通っている。自分も昔はそうだったしね。
ただし現在の私の場合、あんまり雨風が強い日は、カッパモードもあきらめて、車ででかけるズルも実はやっている。でも宮崎県って結構晴れの日が多いので、ほぼチャリ通ですよ。
おっさんになって改めて自転車に乗るようになると、もう少し値段のいいスポーツ自転車だってほしくなるというもの。といってもロードレーサーのような自転車に乗りたいというわけでもない。だけど20段変速自転車ってどんな感触なんだろう、一度乗ってみたいよなー、とか思ったりもする。
車から自転車になって一番変わったのは、ほかの自転車乗りに視線が行くようになったことだった。特に見たことのないようなデザインの自転車を見かけると観察してしまう。Gパンに雑のうみたいなショルダーバックを背中にさげた学生さんかと思われるオネーサンがマウンテンバイクに乗ってすごいスピードで追い抜いていくのを見て「おー、スゲーなネーサン、カッケー」とか思うわけです。
そういうわけで、ときどき思い出したようにネットで自転車販売サイトなどを眺めて暮らしていたのだが、そんな最中での「弱虫ペダル」だったので、なんかすごくタイムリーだった。
というわけで、今すごくほしい自転車(黄色いど派手自転車)があるんだけど、買おうかどうか迷っているところであります。
もともと運動不足解消も兼ねて自転車にしたわけだし、走行が今より楽になるようだとかえってマイナスではあるよね。基本通勤で使うだけだからね。
防寒ということにも気が回るようになった。自動車時代はまるで考える必要がなかったからねえ。これからもっと寒くなるし、これはいいやということで目だしマスクみたいなものも買いましたよ。これといい、ネックウォーマーといい、もし自転車に乗らなければ、一生身に着けなかった代物に違いありません。
今はこんな感じ。耳まで隠れるニット帽にネックウォーマー。とくにネックウォーマーの効果がこれほど絶大だとは去年の冬にこれを使い始めるまでは知らなかった。で、今年の真冬はニンジャ覆面帽の上にニット帽をかぶるのだ。
東京では自転車通勤の者が増えたという記事を以前ネットで見たけど、そのきっかけが東北の大震災だったというのが意外だった。健康とか節約とかいう理由より多かったとか。「東京マグニチュード8.0」っていうアニメは大震災の前だったっけ? その後、実際に東京の交通機関がマヒするという実体験をして、東京の通勤人は防衛のために自転車に乗るようになったという話。
でもこの時期に自転車乗りになる人はきっと「弱虫ペダル」に影響された人たちだろう。私が最近「新しい自転車がほしい」と切に思うようになったのも、きっとこのアニメのせいだよな。
p.s. だからといってクイーンの「バイスクル・レース」を特に聴きたくなったことがなかったのが不思議だな。「私は自転車に乗りたい」という歌詞から始まる、あの歌のことですよ。
p.s.2 というわけで、結局、クロスバイク、ネットで買っちゃいました。ブランド品ではなく、メイド・イン・チャイナの安物(GRAPHIS GR-001)だけど、姿が美しいので(タンチョウヅルみたいじゃないですか)OKです。
ということでタンチョウヅルが天翔る姿
自分が乗っている装備もまんま写真の通りなんだが、ハンドルにそれまで使っていたライトと時計をつけた。もともと車で使用していたデジタル表示時計を、自転車の反射板を加工して(反射鏡部分を捨てて)取り付けることができたのがうれしいハプニングだった。以前からずーとこんなアタッチメントがほしかったのだよ。
今まで乗っていた20インチの自転車は同じ6段変速だったけど、まったくスピードが出ない自転車だったんだなとしみじみ感じているところ。自転車は12月5日(木)の夜に着き、仕事が終わったあと、ハンドルやフェンダーを取り付けて、その日の夜に乗って帰った。 -
石油ストーブはまだ火を入れてないけど、こたつはすでに使ってますよ。これからの季節よく食べるようになるのがあんまん、肉まん。でも、思い返してみると、あんまん、肉まんをコンビニなんかで買って食べることなんてまずないんだな。これはもっぱら自宅で、しかも秋冬限定で食べている。
ところで、アナタ、あんまん、肉まんを電子レンジで温めて食ったりしていないだろうね? これははなはだおいしくないよね。私はちゃんと蒸して食べているので超おいしいよ。
百円ショップにいけば、蒸し器(写真の小穴のあいた金属の下敷き)が売っているので、せっかくスーパーなんかで買って帰ったあんまん、肉まんを食べるのなら、(ひとり暮らしの学生のアナタも社会人のアナタも)手間を惜しまずに蒸して食おう。ちなみに私の場合、あんまんはお茶と一緒に、肉まんは味ぽんにつけてビールと一緒に食うのが定番になってます。今後石油ストーブを出したら、その上でじゃがいもとかさつまいもとかもふかして食うのです。十字に切れ目を入れたふかしたジャガイモの間にバターをとろかして、それをつまにみビールを飲むんだよ。これもうまいよなあ。 -
最近の四季サイクル、なんだか変だよね。「夏過ぎてすぐ冬来にけらし」だもんな。
秋がねーじゃんみたいな温度変化だよ。
ということで、寒いので、またまたジョイフルの「すき焼き鍋」をよく食べる時期になりました。
昔、「ほっともっと」が「ほっかほっか亭」の看板で営業していたころ、「とりすきうどん」という季節限定メニューが秋から冬にかけて毎年出ていて、これが大好物でよく買って食ってたのに、今は売ってないよね。
がっかりしていたら、去年ぐらいからかジョイフル(九州に店舗が多いファミレス)ですき焼き鍋定食が季節限定メニューで出るようになった。だから去年に続いて今年もジョイフルで「すき焼き鍋定食」(699円)を食うことが増えたんだけど、やっぱできれば安くあげたいじゃないか。
で、今年になって凝っているのが冷凍食品ベースで作る「すき焼き鍋」。
これはイオン系の24時間スーパー、マックスバリューで手に入る肉うどん(167円)だ。今年これを見つけて以来、自宅で深夜過ぎに、鍋にしてよく食べている。肉の量が少しさみしいので、これに100g100円くらいで小分けして売っている牛肉を加えて肉の分量を増やし(水炊き風ではなく、一応すき焼き風に最初に入れてほどよく焼いてます、てかどっちがいいのかな)、ねぎとか豆腐とか、エリンギとかいろいろ加えて(白菜とか高いし、小分けでは手に入りにくいのでパス、でも時々は食べてる)、生卵をといた小皿に取ってごはん(一合めし)と一緒に食うと腹いっぱいで、かつなかなかいける。一応300円くらいで、うまい「すき焼き鍋定食」ができあがる。ので、最近はもっぱらジョイフルじゃなくてこればかり作って食べてる。もー、ほんまにウマイわー。
写真の鉄鍋はダイソーで105円で売ってる品。こたつの上でカセットコンロに乗せて調理しつつ食べる。エリンギとうどんが写真では区別しにくいね。牛肉はうどんの下にたっぷりかくれている。今回は長ネギを小さく輪切りにしたものをつかったけど(これも沈んで見えない)、ときどきぶつ切りにしたタイプも食う。これはこれでうまいよね。
今後の予定としては、最近スーパーでよく目にするようになった市販のすき焼きのタレ(昔は商品そのものが売ってなかった気がする)をベースにうどんもばら売りしているものを使い、さらにナチュラルで濃い味付けを試してみたい。もちろん今回紹介した冷凍肉うどんのタレも十分に味がついていておいしんだけど、ジョイフルの味とは違うんだよな。
ということで今は「すきやき鍋」に凝っていますという近況報告でした。
あ、ミス・モノクロームのダンスネタとかアニメの話はまたね。
p.s. 正確に言えば、ジョイフルの出しているのは「すき焼き鍋」というよりも「肉うどん定食」とでも言うべきものではある。まあ、でも私の場合、ほっかほっか亭の「とりすきうどんイメージ」からここへ流れ着いたので、好み的には違和感はない。