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BOUNDHEAD

54円でThinkPad R31のボタン電池は交換できる
私がパソコン修理とか改造とかを始めたきっかけが、ヤフオクで手に入れた中古のThnkPad R31の液晶交換だった。その後、問題をかかえたIBMのThinkPad商品を何度も手に入れては、修理したり交換したりして使えるものにして、あるものは再びヤフオクに出したり、手元で使ったりした。

現在手元に残っているThinkPadはR31と3台のR40e。ほとんど使用することはないが、ときどき電源を入れて動作確認はしてきた。

最近、R31を取り出して電源を入れたら、ちゃんと起動せず、biosの設定が消えてしまっていた。トラックポイントも動かない。日付を修正し、biosでトラックポイントも使えるように設定変更して、よし動くようになったと思って、電源を切り、電源アダプターを抜いて、次の日起動させたら、また、もとの状態に戻っていた。

ああ、こりゃあ、もしかしてCMOS用の電池が切れてるのかなと思って、検索してみたら、そうらしい。

でも交換用のCMOS電池を日本国内で、たとえばヤフオクなんかで買うと(自分が検索したときは)安いのでも300円+送料とかで結構金がかかる。正規品を買うともっとする。AliExpressだと送料込みで150円以内で手に入りそうだ。しかし2週間は待たないといけない。

それに実はボタン電池ってデスクトップ型のマザーボードにも使われている、100円ショップで2個で108円で買えるCR2032なのだった。デスクトップの改造修理時のCMOS電池交換のときは、いつも100円ショップで購入したCR2032を使ってきた。

だったら電池切れの部品を解体して、これを100円ショップで買った電池に付け直せばいいじゃないかと思い、そうすることにした。



もとのボタン電池の黄色い皮膜を除去して、電池の表と裏にくっついていた平べったい電極部をカットして(はさみで切れるほど薄い)布テープで上下に張り付け、さらに手元にあったセロハンテープを巻いただけなのだが、ちゃんとbios設定後、電源を抜いても、もとにもどらずに稼働するようになった。デスクトップのマザーボードのCMOS電池を取り付ける部分は、もろむき出しで、そこにさくっとはめ込むだけだよね。だから、まあ、シールドもこの程度でいいんじゃないかと安易に考えて取り付けてみた。でもキーボードの裏側は金属になっているので、私みたいな手抜きではなく、電池の表側はちゃんとシールドするに越したことはないと思う(私もあとでもっときれいにやり直そう)。

もしあなたの古いノート型パソコンがCMOS電池切れになったら、別に大金出して部品を買わなくても、100円ショップの電池で動くよ、ってことが今回言いたいことだった。

ちなみにThinkPadのキーボード部品は、底面の記号がついているネジ(R31の場合▲▲印、R40eはキーボードの絵だった)を2か所抜いて、キーボードを向こう側へ少しずらすと手前側から外れる。小さなマイナスドライバーなんかを隙間に入れると、より取り出しやすくなると思うよ。



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