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BOUNDHEAD

初めて自分で買った切り花を生けてみました
そもそもの始まりは、床の間を復活させるために掛け軸をネットで探し始めたからだけど、床の間の掛け軸を照らすためにスポット照明器具を取り付けたり、生け花用の花器をアマゾンで探したり、いろいろと以前ならまったく関心を持たなかったような領域に関心が生まれたのがいかにも奇妙だ。

その流れで、ネット検索をしていらた「お煎茶の話でもしましょうか」というブログを見つけて、このブログの管理人さん(お茶の先生)は定期的に床の間の掛け軸と生け花を写真で公開し続けていて、「こりゃあなかなかおもしろいことやってるなー」といたく刺激を受けた次第。

連休に入って、スーパーで切り花を売っているのが目に留まったので、160円という安さもあって、ほぼ初めて切り花というものを買って帰った。花の名前は・・・・・えーっと知らん。枝ものは例によって庭の樹から取ってきた。

とにかく無性に床の間の花を替えてみたくなったので、衝動買いしたのだった。

小原流の教科書を読むといろいろとルールが載っているけど、そういう定石はまったく無視して、好きなように生けてみた(それにその手の花材をそろえようと思ったら金かかりそうだしさ)。

スーパーで買って帰った花束の分量が多くて、花のいくつかを水盤上の仲間はずれにするのは忍びなかったので全部剣山にさし込んでしまった。

自分なりに好きなように生けて満足なら、今は自分流でまったくいいじゃないかと思う。そのうち定石を理解できるようになったら、また違った生け花もやるかもしれないけどさ。

掛け軸はヤフオクで1000円~3000円くらいの中古品をいくつか手に入れて、鶴の図柄のものと差し替えている。写真のは1000円で落札した掛け軸。本当は四季に合わせた図柄を掛け替えていくとらしいのだが、梅の木に鳥だよ(別にいいじゃないか)。

夏用の掛け軸をヤフオクで探しているのだが、貧乏人が手を出したくなる値段のものは出てないんだよねえ。そもそも掛け軸って伝統にしばられすぎて画題の範囲が狭いよね。もっと新境地でいろんな題材を日本画技法で書いて、商売人がこれを上手に売りさばけば、画家ももっとちゃんと食えるようになるんじゃないのかなとか思うんだけど、違う? 

四季の四枚セットはアマゾンにも売っているけど、12か月の連作とか月ごとの風物絵画(2月の掛け軸とか11月の掛け軸とか、もっと区分けが細かいやつね)とかないよね。そういう企画もやってほしいよね。画商さんにはさ。






とりあえず、床の間の掛け軸を定期的に掛け替えて、生け花も定期的に生けていく、そういうことをやってみたいなと思っている(えー、こんなことにまったく無頓着だったオレだのに、パソコン改造ばかりやってた男なのに、人間て歳取ると「意外な引き出し」が開くもんなんだな。)。

p.s. ということで、床の間を生花で飾るという「新しい習慣」はなんとかずっと維持していきたいなあ。5月は以下の盛り花になった(時系列は左上から時計回りでみてください)。レンゲ草(左上)とバラ(右下)は自宅の庭に咲いていたもので、残りはスーパーで買ってきた切り花。枝物は庭から適当に切ってきて添えている。



今後は水盤もいろいろ取り替えて使ってみたいね。






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