"映画"カテゴリーの記事一覧
-
最近のレンタルビデオ店はもうほとんどDVDばかりで、VHSは激減してますね。1本100円でVHSを売ってたりしてます。かつてDVD化されて廃盤になり、結局レンタル店にDVD商品として並ばなかったり、そもそもDVD化されていなかったりする作品も多いです。
2、3日前にたまたま知ったのですが、『機甲戦虫紀LEXX』がようやっと日本語版DVD化されて発売されました(2007/12/21付け) 。これがツタヤとかゲオに入荷してくれるとうれしいんですがねえ。VHS版4巻はすでに昔ネットオークションで手に入れて持ってますけど、DVDも欲しい。Amazonで中古が8000円くらいで出ていたんで、思わず買いたくなりましたが、今は自重の時、あきらめました(さっき確認したら、8000円の中古はすでに売れてました)。この作品何シーズンかあるんですが、結局日本ではレンタル化されませんでした。それで私はレックスのシーズン2をAmazonで輸入盤で買って持ってます。北米版ですので、日本語字幕なんて当然ありません。Lexxシリーズも含め、金があったら、いくらでも集めたいDVD作品はありますが、きわめて貧乏ですから、私は。無理です。
以下は私がDVDで見たい、あるいはDVD化はされたけど廃盤あるいはレンタル未対応などで、ツタヤやゲオにはない作品のミニリストです。(挙げ始めたらきりないですから、まあ、まずはこの程度で)
・機甲戦虫紀LEXXシーズン1
・キンダム(ラース・フォン・トリアー監督作品)
・ジュブナイル(お下げ髪をした子ども時代のほっそりした鈴木杏が出ているやつ)
・アダムス・ファミリー1(お下げ髪の子ども時代のクリスティーナ・リッチが出ているやつ。シリーズ2の方が面白いですが)
・天使のたまご(押井守監督の映像詩)
しかたがないので、上記作品群は、VHSのほうを、ネットオークションとか地元で100円で売ってるやつを探しまくって、なんとかそろえました。「天使のたまご」はいまだ手に入っていないですが。
私は別にロリコンではないと思ってますが、鈴木杏もクリスティーナ・リッチも少女時代の姿が好きですよ。(ああ、美空ひばりも「東京キッド」とか少女時代の彼女ならいいと思います。)なぜそんなふうに感じるんでしょうねえ。実は昨夜ひさびさVHS版(100円で手にいれたやつですが)の「アダムス・ファミリー2」を見たんですが、笑わないクリスティーナ・リッチがなんとか努力して、笑顔を見せようとするシーンとか、この映画のなかには様々に独特なシーンがあって「このヘンテコさがいいよなあ」と思った次第です。
いまはツタヤやゲオに置いてなくても、順次、上記の作品などもツタヤやゲオに並べられる日がくるだろうと期待してます。実際、いろんな古い作品が順次DVD化されてVHSと置き換わっていってますからねえ。
PR -
昔見たSF映画に『ナビゲイター』というのがあった。低予算の映画だったが、さまざまなシーンが印象に残っている。それに
「ナビゲイター……、ああ、あのビーチボーイズ映画ね」
と私の中では奇妙な短絡神経伝達経路が形成されてしまったまま、今日にいたるまでそれが修正されていないのである。そう
「ナビゲイターとはビーチボーイズなのである」。
すこし前になるがギャオでビーチボーイズのドキュメンタリー『エンドレス・ハーモニー』を見た。非常によく出来ているドキュメンタリーだった。そして、大滝詠一とか山下達郎なんぞは、そうとうにビーチボーイズ系のサウンド構成に影響を受けていたんだなとあらためて思った。ビーチボーイズのサウンドリーダーだったブライアン・ウィルソンがフォー・フレッシュメンが大好きだった、という話が出てきたけれども、山下達郎のアカペラ趣味も、きっとこういう回路(ブライアン・ウィルソン経由で)形成されてきたにちがいないと思った。山下達郎のアルバム『ビッグ・ウエイブ』はそのビーチボーイズ系集大成。(今後は私も少々フォー・フレッシュメンについて研究してみよう。)
ビーチボーイズが活躍したのは60年代でビートルズと一致する。私は60年生まれなので----13歳くらいでようやくラジオから流れてくる音楽に目覚めたのだった。つまり73年ころにようやくロックに目覚めたわけだ----まったく同時代的体験がない。72年にベストアルバム「エンドレス・ハーモニー」が大ヒットし、落ち目になっていたビーチボーイズが再認識されたという話である。
実を言うと私の中では、フェイバリット度から言えば、
ビーチボーイズ>ビートルズ
である。(ちなみに、ビートルズの内部では、ポール・マッカートニー>ジョン・レノンである。)
ジョン・レノンとオノ・ヨーコの間に生まれたショーン・レノンがコメンテイターで何度も出てきたが、「ビーチボーイズが大好きだ、毎日聴いている、ビーチボーイズを聴くと明るくなる」とコメントしていた。のちに70年代にイーグルスなどを代表とするウエスト・コーストサウンドが確立されるが、ビーチボーイズはその先触れだったのだ、というような趣旨のグレン・フライやジャクソン・ブラウンのコメントもはっとさせられる視点である。
「ビーチボーイズはビートルズに比べ 、不当に低く評価されているが、それは大きな間違いだ」というメッセージがこのドキュメンタリーの趣旨だろうと思うが、私もまったくそう思う。
だって、実際に私は
「今でもよく聴いているのは、ビートルズよりビーチボーイズ」だし、「今でも曲を聴いて思わずダンスしたくなるのは、ビートルズよりビーチボーイズ」なのだから。
それにビーチボーイズの音楽は、2007年の今日から眺め直してみると、どこか時代感覚から超然としている感じがする。オールディーズというカテゴリーでまとめると、こぼれ落ちる要素を秘めている。今なお新鮮なハーモニー感覚を維持している。
未見の人はDVD「エンドレス・ハーモニー」を借りて見てみることをお薦めする。でもその前にSF映画の「ナビゲイター」を見といてね。(お近くのレンタル店で見当たらない人は、どちらもネットレンタル店のTSUTAYA DISCASに置いてありますので、そちらで借りて見てください。)