昔見たSF映画に『ナビゲイター』というのがあった。低予算の映画だったが、さまざまなシーンが印象に残っている。それに
「ナビゲイター……、ああ、あのビーチボーイズ映画ね」
と私の中では奇妙な短絡神経伝達経路が形成されてしまったまま、今日にいたるまでそれが修正されていないのである。そう
「ナビゲイターとはビーチボーイズなのである」。
すこし前になるがギャオでビーチボーイズのドキュメンタリー『エンドレス・ハーモニー』を見た。非常によく出来ているドキュメンタリーだった。そして、大滝詠一とか山下達郎なんぞは、そうとうにビーチボーイズ系のサウンド構成に影響を受けていたんだなとあらためて思った。ビーチボーイズのサウンドリーダーだったブライアン・ウィルソンがフォー・フレッシュメンが大好きだった、という話が出てきたけれども、山下達郎のアカペラ趣味も、きっとこういう回路(ブライアン・ウィルソン経由で)形成されてきたにちがいないと思った。山下達郎のアルバム『ビッグ・ウエイブ』はそのビーチボーイズ系集大成。(今後は私も少々フォー・フレッシュメンについて研究してみよう。)
ビーチボーイズが活躍したのは60年代でビートルズと一致する。私は60年生まれなので----13歳くらいでようやくラジオから流れてくる音楽に目覚めたのだった。つまり73年ころにようやくロックに目覚めたわけだ----まったく同時代的体験がない。72年にベストアルバム「エンドレス・ハーモニー」が大ヒットし、落ち目になっていたビーチボーイズが再認識されたという話である。
実を言うと私の中では、フェイバリット度から言えば、
ビーチボーイズ>ビートルズ
である。(ちなみに、ビートルズの内部では、ポール・マッカートニー>ジョン・レノンである。)
ジョン・レノンとオノ・ヨーコの間に生まれたショーン・レノンがコメンテイターで何度も出てきたが、「ビーチボーイズが大好きだ、毎日聴いている、ビーチボーイズを聴くと明るくなる」とコメントしていた。のちに70年代にイーグルスなどを代表とするウエスト・コーストサウンドが確立されるが、ビーチボーイズはその先触れだったのだ、というような趣旨のグレン・フライやジャクソン・ブラウンのコメントもはっとさせられる視点である。
「ビーチボーイズはビートルズに比べ 、不当に低く評価されているが、それは大きな間違いだ」というメッセージがこのドキュメンタリーの趣旨だろうと思うが、私もまったくそう思う。
だって、実際に私は
「今でもよく聴いているのは、ビートルズよりビーチボーイズ」だし、「今でも曲を聴いて思わずダンスしたくなるのは、ビートルズよりビーチボーイズ」なのだから。
それにビーチボーイズの音楽は、2007年の今日から眺め直してみると、どこか時代感覚から超然としている感じがする。オールディーズというカテゴリーでまとめると、こぼれ落ちる要素を秘めている。今なお新鮮なハーモニー感覚を維持している。
未見の人はDVD「エンドレス・ハーモニー」を借りて見てみることをお薦めする。でもその前にSF映画の「ナビゲイター」を見といてね。(お近くのレンタル店で見当たらない人は、どちらもネットレンタル店のTSUTAYA DISCASに置いてありますので、そちらで借りて見てください。)
「ナビゲイター……、ああ、あのビーチボーイズ映画ね」
と私の中では奇妙な短絡神経伝達経路が形成されてしまったまま、今日にいたるまでそれが修正されていないのである。そう
「ナビゲイターとはビーチボーイズなのである」。
すこし前になるがギャオでビーチボーイズのドキュメンタリー『エンドレス・ハーモニー』を見た。非常によく出来ているドキュメンタリーだった。そして、大滝詠一とか山下達郎なんぞは、そうとうにビーチボーイズ系のサウンド構成に影響を受けていたんだなとあらためて思った。ビーチボーイズのサウンドリーダーだったブライアン・ウィルソンがフォー・フレッシュメンが大好きだった、という話が出てきたけれども、山下達郎のアカペラ趣味も、きっとこういう回路(ブライアン・ウィルソン経由で)形成されてきたにちがいないと思った。山下達郎のアルバム『ビッグ・ウエイブ』はそのビーチボーイズ系集大成。(今後は私も少々フォー・フレッシュメンについて研究してみよう。)
ビーチボーイズが活躍したのは60年代でビートルズと一致する。私は60年生まれなので----13歳くらいでようやくラジオから流れてくる音楽に目覚めたのだった。つまり73年ころにようやくロックに目覚めたわけだ----まったく同時代的体験がない。72年にベストアルバム「エンドレス・ハーモニー」が大ヒットし、落ち目になっていたビーチボーイズが再認識されたという話である。
実を言うと私の中では、フェイバリット度から言えば、
ビーチボーイズ>ビートルズ
である。(ちなみに、ビートルズの内部では、ポール・マッカートニー>ジョン・レノンである。)
ジョン・レノンとオノ・ヨーコの間に生まれたショーン・レノンがコメンテイターで何度も出てきたが、「ビーチボーイズが大好きだ、毎日聴いている、ビーチボーイズを聴くと明るくなる」とコメントしていた。のちに70年代にイーグルスなどを代表とするウエスト・コーストサウンドが確立されるが、ビーチボーイズはその先触れだったのだ、というような趣旨のグレン・フライやジャクソン・ブラウンのコメントもはっとさせられる視点である。
「ビーチボーイズはビートルズに比べ 、不当に低く評価されているが、それは大きな間違いだ」というメッセージがこのドキュメンタリーの趣旨だろうと思うが、私もまったくそう思う。
だって、実際に私は
「今でもよく聴いているのは、ビートルズよりビーチボーイズ」だし、「今でも曲を聴いて思わずダンスしたくなるのは、ビートルズよりビーチボーイズ」なのだから。
それにビーチボーイズの音楽は、2007年の今日から眺め直してみると、どこか時代感覚から超然としている感じがする。オールディーズというカテゴリーでまとめると、こぼれ落ちる要素を秘めている。今なお新鮮なハーモニー感覚を維持している。
未見の人はDVD「エンドレス・ハーモニー」を借りて見てみることをお薦めする。でもその前にSF映画の「ナビゲイター」を見といてね。(お近くのレンタル店で見当たらない人は、どちらもネットレンタル店のTSUTAYA DISCASに置いてありますので、そちらで借りて見てください。)
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コメント
1. 2008年です
2. 無題