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BOUNDHEAD

casTVとNEXT MUSICと非常用電源

ネットのアマチュア・インディーズ・サイトでは老舗のネクスト・ミュージック・ジャパンが、去年の夏あたりからヨシモトと組んで、ストリート・ミュージシャンのネット放送を始めていたってこと最近になって知りました。

しかし、いかんせん、casTVのホームからもネクスト・ミュージック・ジャパンのホームからも「過去録」のアクセスが悪い。っていうか、「どこにリンクがあるの?」ってくらい、まったくわからない状態で、私は「過去録」をネクスト・ミュージック・ジャパンのサイトにある小さなリンクからたどってたどってやっと見つけました。左のサイドバーに「過去録」のリンク掲示してあります。興味のある方は、飛んで鑑賞してみてください。

でも、このステージではでかい音は鳴らせない方式らしいです。番組のコンセプトが、ストリートの演奏スタイルを室内に移しかえてやってみるということらしいので、いまひとつバンド演奏の音に「圧」は感じられません。(ちゃんとしたドラム・セットの音、タンとスネアが鳴る音を聴きたいですよね。)

「そーか、ストリートか……。生楽器ならそのまんまでいいけど、電気楽器は電源とかどうしてんのかな」とか思いました。

去年、地元の延岡が竜巻被害にあってまる1日停電したとき、つくづく非常用電源の必要を痛感しました。プレ王の日記にもあるとおり、停電後、市内の信号機の根元でエンジン式の非常用電源がドドドドとうるさい音を出している光景を見ました。そういう体験もあって、私は前から野外で簡単に使える、しかもうるさくない安定したポータルブル式交流電源なんぞあるのだろうか、と思ってました。ドドドド、って音がうるさいエンジン式しか知らなかったからです。無知でした。(プレ王日記「 ふと気づくと、うらしま感覚」参照。)

http://players.music-eclub.com/?action=user_diary_detail&user_id=50268&message_id=171735

そしたら今はカセット・ボンベのガスで電気が供給できるってことを知りました。これはいいです。普通の家庭用ガス・ボンベをエネルギーの供給源にすれば、さらに長時間の電源供給が可能です。プロパンガスの各会社は、この発想にのっとったさらに高級な機械を開発し従来の世帯用プロパンガスの小売りとセットであたらしい非常用電源の提案をすれば、そこそこ売れるんじゃないでしょうか。都市ガスでも可能ですよね。

夏場の台風の影響で電力会社の送電がストップしたら、ガス会社の供給する燃料をもやして、たとえば冷蔵やテレビへの電力供給をストップさせずに、食料や情報を安定的に維持できる、すばらしいじゃないですか。 

以下、ストリート・ライブでも使えそうな非常用電源写真。

gaskigu_1935_8709064.jpg














http://www.rakuten.co.jp/gas/613144/613152/



p.s. 1 上記記事を書いてから、東北で大震災、原発が停止といろいろあったけど、最近ではホンダのエネポが大注目らしい。実はこれまでのカセット式発電機は騒音がひどかったそうで、路上ライブとか使い物にはならなかったみたい。でもエネポはとても静かだっていうレポート記事を見たので、これはほんとに使えるかもしれないね。(11.05.13)

p.s.2  っていうかガス会社が屋内配線までトータルに設計した非常用電源商品を開発して売り込めば結構な需要が見込めると思うんだけどな。家庭で使っているあの巨大な交換用ガスボンベを発電に転用するわけだ。都市ガスの場合は引き込んだガスのパイプを分岐させて非常用発電に使えるような工事が可能なサービスを各家庭に売り込めばいい。電力会社の設置した配電盤との切り替え機能を可能にしたサービスとかいろいろ。災害時に利用する非常電源というのは高くついても、長い目で見れば「瞬間の対応策」なのだから、あくまで災害対策用として売り込めば「隠れた市場」があったことに売り手側も気がつくんじゃないだろうか。

もしそんな商品が開発されたなら、オレ営業でまわってもいいな。だって「これは必要だ」って自分で信じることのできる商品なら、「本気で売り込める」じゃないですか。(11.05.14)

p.s.3  あと電気自動車用のバッテリーの進歩にともなって、家庭用非常電源としてガスボンベの交換ではなく、バッテリー自体の定期交換サービスによる電力提供とかも出てこないかな?

p.s. 4  太陽光発電については、日本全国を縦横に走り回っているアスファルト道路をすべて太陽光発電のできるパネルで埋め尽くし(もちろんその上を車が走るんじゃないよ。並走的設置ね)、そこから電力を得るって発想はどう? 日本の道路って毎日のようにどこかで補修工事やってるし、変換効率のいいパネルが開発されるに応じて、「日本太陽光ロードサービス」とかいう名前の会社がしょっちゅう補修工事やってるとか、そういう風景が日常になるとかありじゃない。国道とか県道なんだから、国やら自治体が土地利用にOK出しさえすればいいわけだし、用地買収で新たな出費が必要になるなんてこともないでしょうから、結構いけるんじゃない?これ。まずは「人とか自転車が入り込めない全国の高速道路網」にパネルを併設してみたらどう?(11.05.23)

p.s.5  なんか「各戸の屋根に太陽光パネルを」みたいな話になってるけど、新会社(複数)をあらたにつくり、集約的に太陽光で発電し、その電気を各戸に売るってのはかえって高くつくの?  太陽光発電の細部って実はほとんど理解できてないオレ。

p.s.6  延岡が台風にやられて竜巻で電車が横転したその日。延岡の各地の信号機の下にはエンジン式の発電機がすえられて、いたるところでドドドと音を立てていた。「ああすばらしい。停電したら交通信号ってこうやってバックアップするのか」と初めて知った。だが東京の計画停電のとき、バックアップで動かすことができない首都の交通信がたくさんあったとすれば、やばいんじゃないの。日本全国の交通信号機にバックアップをつけておくべきだよ。そのひとつとして太陽光やバッテリーを利用するでもいじゃん。とにかく電力を一元的に管理する今の日本の電力事情はいろんな意味で危ういので、「バックアップ」というのをキーワードにして電力問題の再編を考えていったらいんじゃないの。(11.05.27)

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