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結局、振り返ってみれば、私が使っているPCはみんな改造物ばかりになっていた。
しかもメーカー物のマザーボードを取り出して別の箱に乗せかえるという改造が中心。
以前「外気吸入」の話題で紹介したPCケースもさらに変化を遂げているのだった。
マザーボードはHPのdx7300MTに入っていたもの。
LEDはPOWERもHDも青色LEDに交換し、DVDドライブはIDE時代のパイオニア製品をSATA式に変換して使っている。これはヤフオクで以下のような商品(変換アダプタ IDE-SATALD)を見つけたことがきっかけだった。
dx7300MTはHDも光学ドライブもSATAである。しかし「ああ、これなら美しいシルバーのIDE式DVDを利用できるじゃん」ということで、PCケースのデザイン性の向上をかねて、落札した。
おかげでずいぶん美しい自作PC外観が手に入った。
それにしても最近そういう商品があることを発見して「使えばよかった」と残念に思っているのが、オーディオ対応内蔵用ケーブルという商品名でヤフオクに出ていた以下の商品。
こんな便利な商品があることが分かっていたなら、PCケースのフロントオーディオのケーブルをペンチで切って半田付けする必要はなかったのであった。
PCケースのオーディオケーブル自体はAC' 97という古い規格のものだったし、そもそもマザーボードがフロントオーディオもフロントUSBも認識しなかったので、ためしにHP製のdc7900SFFのフロント部品を接続してみたら使えたので、このフロント部品に上記の写真のようなヘッドホン用ジャック(100均もの)を加工して接続して利用しているのである。
写真手前に半田付けのあと黒のビニールテープでぐるぐる巻きにされているケーブルが認識できると思うが、紹介した商品を使えば、ケーブルを傷つける必要がなかったのである。実に残念なことだった。
ということで私と同じような改造をして古い規格のPCケースのためにフロントオーディオやフロントUSBが使えない人は、参考にしていただけたら、幸いである。
p.s. この問題について新しい発見があったので報告しておこう。それまでは知識不足ゆえに上記のようなまどろっこしい工夫で対処していたが、実はHPのフロントオーディオやフロントUSB問題は、もっとスマートに解決できる。詳しくは、以下のページに書いているので、HPのマザーボード改造に興味のある人は参照されたし。PR -
夏アニメでは「ケロロ軍曹」のショートバージョンの「ケロロ」が深夜枠で放送されたのがうれしい。かつ、huluでは、いま大人気の「妖怪ウォッチ」で深夜に毎回笑っている私なのだった。
とくにうれしいのは、私が大ファンの小桜エツコの、あの独特のトーン(ジバニャンやってます)を毎回堪能できることだった。
写真はジバニャンとタママ二等兵。
初めて小桜エツコを認識したのはケロロ軍曹のタママ二等兵だったけど、彼女の声を聞くと、なんかウキウキするのだった。
妖怪ウォッチのOPテーマってかなり強烈に耳に残るけど、さらに監督さんの遊び心が全開だった12話のOP特別バージョンは最高だったね(25、36話でも流れる)。これ以上言うとネタバレになっちゃうから、くわしくは書かないけどさ。何度聞いてもウケる。
「妖怪ウォッチ」はちゃんと1話目から順を追って見ないと面白さをまるまる楽しめないよ。だからこのアニメに興味を持ったなら、しっかり最初から見ようね。
p.s.1 主人公のケータ役はヒロイン役の多かった戸松遙。もちろん「いつもの声」じゃなくて声帯をいじって発声している。ニューチャレンジだね。
p.s.2 昔このブログで「カレイドスター」のジョナサンに言及したけど、アウアウ声をやってたのって、小桜エツコだったんだよ、エーッ。
p.s. 3 実を言うとhuluで「妖怪ウォッチ」を見る前は「hunter × hunter」を見てたんだけど、ズラ弁というか東北弁?を話すコムギって女の子が出てくるんだよ。「妖怪ウォッチ」にもコマさんというズラ弁をしゃべるキュートな妖怪が出てくるんだけど、初めてコマさんのズラ弁を聞いた時、「あれっ、なんか似てね?」ってコムギちゃんのことを思い出してね。それで声優さん調べてみたら、両方とも遠藤綾じゃん。エーッ。
なんか関係あんのかな、キャラクターヴォイスを制作側が選ぶに当たってさ、きっとあったはずだよね。「ズラ弁ならあの遠藤を呼べ」みたいな制作会議とか。 -
ヤフオクをチェックしていたら、HPのdc5750MTのケースが電源、CPUクーラー、ケースファン付きで10円で出ていた。即決価格500円が設定されていたので、「500円で手に入るなら超OKだろ」と思い、即決落札して手に入れた。
同じような時期にHPのdc5700SFFのマザーボードがバックパネル付きで980円で出ていたので、これも落札した。
ネットで調べたところ、dc5700SFFというのは、HPが初めて出したBTX形式のPCだそうだ。前回dc7900SFFのマザーボードはまったくネジ穴が一致しなかったが、今回は一致しているので、ずいぶんと組み立てが楽だった。
しかし、もともとdc5750MTはAMDのCPUで組み立てられているせいで、CPUファンの脚部のネジを留めるバックプレート部分の位置がずれていた。そこで金属用のこぎりでカットして、CPUファンのネジ穴の位置を調整した。
さらにケース側の突起部分をへこませないと加工したバックプレートが浮きあがったままになって使えなかったので、写真のように内側へへこませた。
dc5700SFFはCPUソケットがLGA775なのだが、そこにうえからかぶせるCPUクーラーの脚部の形が通常の正方形ではなく長方形の形状をしていた。この形だけを見るなら、dc5750MTのCPUクーラーとまったく同じだったので、そのまま利用できるかと思ったのだが、LGA775の場合はこのままではCPUのグリスを塗る背面部と接することができないことが分かった。
写真のドライバーの部分がジャマなのだった。そこで糸のこを使ってカットした。
こうするとdc5700SFFのマザーボード上のCPUと放熱部が接することができたのだった。
これをケースに入れてネジ止めすれば、すぐにdc5700MTの完成である。
なんかすごく簡単に改造が終了したので、拍子抜けしてしまったのだった。
CPUと光学ドライブとハードディスクはいずれ交換するとして、今はこういう形で完成している。OSはXPを入れている。現在は未使用状態で置いているところである。
CPU Core2 Duo E6300
HD 40GB
RAM 2GB
バックパネルもそのままはまってくれたよ。
dc5700SFFにはPCI Express x1は付いているがx16は付いていない。この点だけが不満なPCなのだった。 -
あれからの後日談になるが、HPのdx7300のマザーボードを自作用ケースに移し変えてから、ハードディスクの温度が少し高めになっていることが気になっていた。ケースの中を見ると、フロント側にもファンがつけられるようになっていることに気づき、早速12cmファンをつけてみた。もともとは背面の12cmのケースファンと9cmのCPUファンのみで排気していたPCだ。
フロントパネル側に小さな穴が開いていて、ここから吸気できるわけだが、吸引力は隙間が少ない分高いとはいえない。写真のようにテッシュを小さく切って吸引部にあてがうとなんとか維持してくれる程度だ。だから劇的にハードディスクの温度が下がったというわけでもないが、とりあえず43度以上にはならなくなった。
テッシュ全部だと半分しか吸い寄せない。フロント部分をテッシュで覆うと剥げ落ちてしまうのだった。ところが隣のdc7900が入ったdc5750の箱は見たとおり、フロントパネルの下半分が全面メッシュで、そのメッシュパネルに接しているケース側のフロント部分が形状を同じくする総メッシュ式金属パネルになっていて、風通しを阻害する箇所が一切ない(ま、逆に言えばフロント側に吸気ファンを設置することができないってことでもあるが)。なので、スースーすること限りなしなのだった。
どのくらいスースーしているかというと、以下の写真を見れば分かる。
テッシュが完璧に吸い寄せられているではないか。しかも使用しているファンは9cmCPUファンと9cmのケースファン(1400回転)だけなのだった。
おそらく左側は正圧式で右側は負圧式になっていると思う。
ケースそのものの形状の違いでこんなに空気の流量が違うなんて驚きだよね。 -
前回、Alritのケースを入れ替えようかどうしようかと書いて終わったのだが、その後、職場で使っているHPのd530CMTのマザーボードにAlrit付属のフロントUSBを接続したら、なんと認識したのだった。
HP製は純正のフロント端子でなければ認識しないと思っていたので(この点に関しては私の知識不足だった。その後対処の仕方を発見した)、認識を修正しなければならなくなった。とはいえ、自分が持っている他ののHPのPCはやっぱり認識しないのだ。
しかし、d530CMTのマザーボートがこれを認識したということは、同時にオーディオの方も認識してくれる可能性が高いと判断した。そこでまだオーディオジャックを半田付けしていない状態の基板とマザーボードをケーブルでつないでみたら、ちゃんと認識してくれたじゃないか。
そこでこのサイトの改造記事(「おそまつなフロントオーディオ」)を参考にしてヤフオクでオーディオジャック用部品を調達し(ヘッダーピンは手元にあったガラクタを再利用した)、いよいよ改造(というよりフロントオーディオ基板の完成)に着手した。
半田ごての技術も日々、修練して、半田吸い取り線を使って、基板の半田をなんとかきれいに吸い取ることにも成功した。そして完成したのが以下の基板である。
写真上部の左側の9ピンは少し短めだが、これは以前ヤフオクで他社製のフロントオーディオ基板が出ていたので手に入れて、それを流用したためである。解体しようと思って半田の除去がまだうまくできない時期に無理していじったので、結局、ニッパーでピンを切り取るハメになったのだった。その他の部品も破壊しただけだった。オーディオジャックもついていたので再利用できれば、今回ヤフオクで注文する必要もなかったのだがけれど、これも破壊済みである。だが今回そのガラクタの残りを捨てないでとっておいてよかったと思う。この基板にはコネクタ付きのケーブルがオーディオ用とUSB用と付属していたので、それもラッキーだった。オーディオケーブルはHD AUDIO用だったので、これをネット記事を参考にAC' 97用に改造した。紹介記事はAC' 97用基板をHD AUDIOに改造して使うというものだったが、私の場合、d530CMTはAC' 97だったので、素直にオーディオとマイクのジャックを半田付けすればそれで済む話だった。そうして完成したのが以下の写真。
難関はフロントパネルのプラスチックに穴を開けることだった。せっかちな私は、どんな道具をそろえるべきかをじっくり考えずに手元にある道具だけで始めてしまったので、仕上がりがまさに素人仕上げになってしまった。プラスチックに6mmの穴を開けるドリルを用意できていればこんなに苦労することはなかったのだが。
100円ショップのミニルーターのドリルで穴をあけ、それをこれも100均の3,2mmの手動ドリルでさらに広げたものの、そこから先どうしていいか分からなくなった。しかたがないので、あとはプラ用ヤスリでひたすらけずってできるだけきれいな円にみえるようにけずっていった。あとになって直径6mmのドリルがあればもっと簡単に穴をあけられたのにと悔やんだ。
基板を収納する金属のケースのすきまも引用先の写真のようにヤスリで拡張した。ずいぶんひどい仕上がりだったけど、まあ、これは表から見えないからいいのだった。
フロントオーディオとフロントUSBがとうとうAlritのケースで利用できるようになった。いろいろ苦労したけど、作業自体は楽しかったよ。
ということでdc7100CMTのマザーボード(細長いdc7100SFFとは異なったATX形式)はdc5000SFFの入っていたHPのミニタワーに移動し、d530CMTのなかに入っていたマザーボードが今回Alritに移動した。
現在dc5000SFFはd530CMTのずでかいミドルタワーケースに収まっている。
ヤフオクでそうとは知らずに不完全の状態のミニタワーケースを落札したことから始まった「研究」だったけど、まさに問題があったからこそ「新しい体験」と「知識」を得ることができた。それにヤフオクで「失敗した買い物だった」とがっかりして利用せずに保管していたものが(いろいろ持ってますよ)、あとで思いもよらない場面で「利用価値」をもった品物にばける場面に何度も遭遇すると、瞬間の判断がすべてじゃないんだなとつくづく思う。塞翁が馬ってやつだね。