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BOUNDHEAD

HP DC7900CMTのマザーボードをDell PowerEdge SC430のケースに詰め込む2
まず下の写真を見てほしい。



左がHPのDC7900CMTで、右がDellのSC430である。汎用的なBTXの形式をHPはちゃんと踏襲しているが、Dellのマザーボードには欠けている箇所がある。

この欠けている部分にハードディスクを2台収納するベイが特別に作られているからだ。下の写真は届いたケースの内部写真である。



Dellの箱には底面に、このようなハードディスク収納部があるために、HPのマザーボードが入らなかったのである。このマザーボードはミドルタワー用のBTX形式のマザーボードなので、PCIスロット部が増えた分(2つ分ね)、ミニタワー用のBTXのマザーボードよりも長くなっている。だからBTX形式で造られているHPのDC5700SFFやDC5750SFFのマザーボードなら収めることは可能なのだが、今回の場合はダメだった。

「あー、こりゃあダメだわ」とがっかりしながら、ため息つきつき、私はマザーボードもケースも再び納戸の中にしまってしまった。

「あー、失敗したなー。どうしよう。2つともヤフオクで売るしかないな」と思い、その後ずっとこの改造計画に手をつけるのをやめてしまったのだった。

今回、雲散霧消したはずの「計画」が突然復活したのは、「美しき箱」計画をずっと続けているうちに、「もう一回チャレンジしてみたい」という思いがふつふつと沸き起こったからだった。

p.s. ちなみに同じHPのDC7900シリーズであってもSFFとCMTではCPUファンを基板に固定するための寸法が異なっていることも報告しておこう。(以下写真参照)



左がDC7900CMTで右がDC7900SFFのマザーボードである。CPUソケットはLGA775。したがって基本は右側の正方形型の固定ネジ(ピン)幅が普通よく目にする本来の形式である。だが、CMTの方は長方形型になっている。BTX形式で作っているHPのDC5700SFFやDC5750SFF(およびMT)なども長方形型。実際に合わせてみたわけではないが、DellのSC430や同じシャーシを流用していると思われるPrecision 390などの固定ネジも同寸であろうと思われる。
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