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HP DC7900CMTのマザーボードをDell PowerEdge SC430のケースに詰め込む3
Dell PowerEdge SC430の空き箱を再利用するためには、底面のハードディスクベイをひとつ除去すればいいだけの話だった。

だが、そうは言っても、うまく除去できるのか、はなはだ自信がなかった。結局、醜い状態になってにっちもさっちもいかなくなって、ヤフオクで売ろうにも商品価値がなくなってしまってるんじゃないかとか心配だったわけだ。だが、「再開すると決めたんだから、とにかくやってみよう」そう思って、例の金切り鋏を取り出して、思い切ってチョキチョキ切りはじめた。最初の心配は吹き飛んだ。



写真の赤い囲いのところがハードディスクベイを除去をした箇所だ。キザギザの部分がちょっと残ってしまったが、これでHPのマザーボードを載せることが可能になった。

手元にはHP関連のさまざまなガラクラ類が豊富にあったので、それらを再利用することにした。

ファンをどうするか考えた。もともとこのケースには強力な風力を持ったファンが2つ付いていた。けれど、それ用のヒートシンクがなかったので、改めて中古をヤフオクで探すのは無駄な出費に思えたので、使わないことにした(ただしCPUファンはあとで再利用することになる)。

CPUクーラーにはHPのDC5750MTで使われているものを使った。幸いまだ1個手元に残っていたのだ。だがリアのケースファンをどうすればいいのだろう。この点はかねてから、背面がメッシュ仕様になっているから、汎用品をネジとボルトで簡単に取り付けられるだろうと思っていた。

だが実際に四角い9cmファンを取り付けてみると、少々幅が広すぎてうまく収まらなかった。それで以前当ブログでも紹介したことのある手を使えるんじゃないかと思いついた。すなわちCPUファンのファンの部分だけを取り出して据えつけることができるんじゃないかと思い、実際にやってみたら、うまく設置することができた。CPUファンのネジの部分が通常の9cmファンより少しだけ内側に寄り、全体のサイズもちょっとだけ小さくなったためだった。今回は4ピン仕様のCPUファンを再利用した。

上の写真にはCPUファンが排気ファンとして動いている様子が写っている。
結局CPUファンとケースファン(ともに4ピン仕様)を設置すると全体像が以下の写真のようになった。



SC430のファンを再利用したら、こんなスカスカにはならなかったよね。

p.s. このあと、内蔵スピーカー(HP製マザーボードには、モノラル出力の内蔵スピーカー用出力ピンが存在するのだよ)と吸気ファン(もともとこのケースに付いてきたフロント底面に設置するケースファン)を取り付けたので、スカスカ度はかなり減ってしまったけどね。というかCPU温度にはまったく影響ないし。でもシャドウベイにあるハードディスク温度は1~2度くらい下がったかな。大口径12cmファンを吸気ファン代わりにして90%でまわした実験をしたら(強い風がリアの壁で跳ね返って回り込んでくるんだろうね)25度前後を維持するようになったけど、いかんせんうるさ過ぎたので、すぐに実験はやめちゃったよ。現在の構成だと底部のHDが35度以下、シャドウベイのHDが38度以下で推移する状態。



つまり現在の内部構成はこんな感じです。

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