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Posted by バウンドヘッド - 2009.08.17,Mon
Gyaoでキャシャーンsins特集を見た(すでに配信終了)。生身の人間はほとんど出てこず、生と死と罪と再生を扱ったテーマはあまりにも暗い。

「本物の人間が出てこず、テーマが暗い」と言えば、当サイトで以前言及したエルゴプラクシーがあるが、キャシャーンsinsのその暗さと言ったら、----エルゴプラクシーのようなコメディの要素はほとんど皆無なので----一気に話を見ていくのは、正直苦痛だった。実際私は、Gyaoでやっているカレイドスターとかスクールランブルとかを途中で挟み込んで、気分をハツラツとさせた上で、再度キャシャーンsinsを見るというような振る舞いをしておのれの精神の平衡を保っていた。これはエルゴプラクシー視聴のときにはなかった振る舞いだ。

キャシャーンsinsにはリンゴとオージという、「関係性」がハイジとアルムのじいさんのようなキャラクターが登場する。(昔、当ブログで「ハイジ効果を持つ女 青井ミナモ」というのをやったのをご記憶の方もいるであろう。)

ringo02ep7.JPG














リンゴはハイジのように、ほんとによく泣き、よく笑う。そしてとても愛らしい。

ringo03.JPG














キャシャーンsinsの制作者は、視聴者に対して、視聴者が当然抱く出あろう関心と疑問に対する回答を意図的に拒否している。したがって視聴者は「何も分からない」まま、最終話まで付き合わされることになる。エピソードの大部分は映画用語で言うところの、キャシャーンのロードムービーである。

リンゴとは何か(どのような存在なのか?)という問題については暗示にとどめてあり、最終話で「最初のニュータイプ」であるという暗示があるが、結局私には、それがどんな存在なのか、はっきりとつかむことはできなかった。

キャシャーンという「永遠に死ぬことができない存在」は「死を切望する」。LEXXカイも死を望んだ。しかしカイはキャシャーンのように、おのれの罪の意識に押しひしがれる存在ではなかった。

Gyaoでは今、ベルセルクもやっているが、ベルセルク化した戦士は忘我状態になり敵味方関係なしに殺戮を行ったとウィキペディアの説明に出ていた。キャシャーンsinsのキャシャーンは本来「ベルセルク戦士」(狂戦士)なのだ。

ディオという不死性を持たないこと以外はキャシャーンと同じ能力を有する戦士との最後の戦いは、その精神が、まるで「あしたのジョー」みたいだったので話の流れ的には多少違和感を感じた。

ベルセルクとしてのキャシャーン
ハイジとアルムのじいさんのようなリンゴとオージ
「あしたのジョー」のように戦いの果てに灰のように燃え尽きたいディオとキャシャーンの戦い

第7話でリンゴが両手を振りながら、塔へ上っていくシーン。私が大好きなシーンだ。(You Tubeより2:58あたり)
ringo01.JPG














でも絵はかなり好きだ。OPにおけるキャシャーンのいっちゃってる目の描き方。ウィキペディアによると、監督の山内重保は独特の演出を行うことで有名な人らしい。超クロースな構図はキャシャーンsinsにもあったが、私はあれを見たとき、地上界に飛び出てくる際の初代ウルトラマンの顔の構図であるかのような連想をした。でもウルトラマンの構図が実際にはゆがみをもっていたかどうか自信がない。これは、印象が、子ども時代の記憶的には「まさにそんな感じ」だったということである。

もし私がキャシャーンsinsを見直したいという衝動にかられることが将来あるなら、それはやはり「あのかわいらしいリンゴのせいいっぱいの泣き笑い」をまた見たくなったからという理由以外にはないのではないかと思う。
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一応ロックファンですが、でも実は70年代のアコギものLPもよく家で聴いてます。邦楽だと日暮しの『ありふれた出来事』、洋楽だとアメリカの『名前のない馬』が、私のイチオシ・アルバムです。
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