自宅ではADSLでネットに接続しているが、実は仕事場の電話回線を使って、月の接続時間1時間までで262円というダイヤルアップ接続の契約も@niftyとしている。
仕事場では動画なんぞ見る暇はないので、これで充分なのだった。急に調べ物とかが必要になったり、昼間のうちにメールチェックしておきたい場合に5分間だけ接続とか、そういう使い方をしている。
そういうわけで昔、仕事場においてダイヤルアップ接続を始めるにあたり、手持ちの中古デスクトップPCにはダイヤルアップ用モデムが付いていなかったので、ヤフオクで一番安い中古モデムを落札したのだが、なんとパソコンのPCIスロットにはめたら、適合するドライバがないではないか。
これはconexantのRD01-D270というモデムカードで、ネットでドライバを探したけど、ドライバに関する日本語のページはまったく出てこない。検索で出てくるのは英語のページばかりで、そのときはうまくドライバを見つけられず、諦めてしまったのだった。
そこで、再度ヤフオクで「XPなら自動で認識して即動作可能」と書いてあった別の機種の中古モデムを買い直して、それをパソコンに装着し、それでやっと目的を達成することができたのだった。
だが、ここ最近修理ばかりしているオレは「今ならもしや」と思い、あれからずいぶんと時間が経過してしまっているが、処分せずに保管していたRD01-D270を取り出し、ネットで再度ドライバを探してみたら、ダウンロードと引き換えにゼニを取るようなサイトばかりが現れてまったく閉口した。だが忍耐の甲斐あってやっとNODEVICE.comという英語のページで「タダで手に入るドライバ」を見つけることができた。
オレはXP用のドライバがほしかったので、赤い線の枠で囲んであるリンクからダウンロードした。それをパソコンに導入すると、「こんなドライバしらんわ。こんなあやしいものを入れてほんとにいいの?」的なメッセージをwindows側は出してきたけど、それでもめげずに導入作業を続けてみると、みごと対応する「互換ドライバ」として認識してくれた。
ダウンロードして解凍すると、[DriverUpdaterSetup-1.2.3.2267_multilang.exe]なるものが一緒についてくるが、これは別に使わない。[HSFp_WinXP]と書いてあるフォルダ内の[HXFSetup.exe]をクリックしてドライバを導入するだけでOKだ。
結果このモデムカードでちゃんとネットにアクセスすることができたのだった。オレは実は「やっちまっていなかった」のだった。いやー捨てなくてよかった。
光接続の時代に超低速の電話回線でわざわざネットにアクセスする人はほとんどいないだろうが、それでもオレのような者がいるし、@niftyはオレのような者たちのためにサービスを閉じないでいてくれている。それにヤフオクにはあいかわらずダイヤルアップ用のモデムが売りに出されている。ってことはまだまだ物好きはいるのだろう。
今回オレがこのような記事を書く気になったのは、昔のオレのように、安いからと言って、たまたま運悪く---というか無定見に----conexantのモデムをヤフオクで買ってしまい、自分のPC内に対応するドライバがなくて慌ててしまい、ネットで検索しても、日本語の案内ページを見つけられず、「やっちまった感」にどっぷりとつかりつつ、がっかりしてしまう人を出さないようにするためである(といっても「ダイヤルアップしよう」などと考える日本人の数は微々たるものであろうが)。まあ、今後出現するであろう、そんな数名にも及ばない「思わずやっちまった物好きな失敗者」のために「日本語ページ」を作ることにしたのだった。
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