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白内障とベラドンナ
白内障は老化現象なので、誰でもなってしまうものです。眼科で世代ごとの白内障になるパーセント統計をモニターで流しているのを見て、「へえ、そうなんだ」と思いました。

実際、私の両親も白内障手術をしているので、二人とも人工眼内レンズ派です。彼らは70代のときに手術をしているので、60歳で手術をすることになった私は、ちょっと早めということでしょうか。

白内障になったら、人工レンズに交換するしかないんでしょうか。実は100年前に、ルドルフ・シュタイナーは、こんなことを言っています。


「正しい方法で、非常に薄めたベラドンナの液を人間の血液のなかに注入する、と考えましょう。水晶体が塩分を受け取って暗くなりはじめている場合、毒の作用がもはやなくなるほどに希釈したベラドンナ液によって、私たちは塩分の堆積によって発生した白内障と戦うことができます。ベラドンナの液を、正しく水晶体にもたらすと、堆積した塩が追い散らされます。そして、場合によっては、水晶体が回復します。もちろん、白内障が進んでいれば、この話をあてにしすぎてはいけません。しかし、白内障がそんなに進行していない人なら、水晶体を摘出することなしに、白内障と戦うことができます。」(『人智学から見た家庭の医学』P193-P201)


ベラドンナの写真

シュタイナーは白内障は「早期発見」できれば、注射によって回復する、と言っているのです。私は、この話自体は白内障になる以前から知っていましたが、血管注射療法なるものが実用化されているとは思っていなかったので、そういう手段もあるんだ程度の認識でした。私の場合、かなり進んでいましたから、血管注射しても完全回復は難しかったかもしれません。

目について定期健診をする習慣は一般の人にはないんじゃないかと思います。大企業に勤めていれば、健康診断を会社命令でさせていますから、定期健診で検査数値の異常を発見するということはあるでしょうが、血液検査と同時に目の検査はやっていないでしょうから、早期発見はなかなか難しかもしれません。だいたいが、見えにくくなったのを自覚して皆眼科に行くパターンが多いでしょうから。


ドイツには人智学系の医療研究機関があると思うのですが、白内障に対するベラドンナを使った臨床報告があるかどうか知りません。ベラドンナが本当に白内障に効くのであれば、遠い未来に実用化される可能性もあるんでしょうが、いつになるんでしょうねえ。


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