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BOUNDHEAD

防犯(監視)カメラを維持する理由とは
もともとは自宅の門に入ってくる人物の確認のためにMinidivaを買って付けたのだが、私の家は父が植木が大好きな人だったので、小さな敷地なのに、けっこうたくさんの木が植えてある。西側の椿の木など普段見たりしないので、ほっておいたのだが、たまたま見てみたら、去年はチャドクガにやられて悲惨な状態になっていた。さらに食い荒らされた葉っぱの影に群れになって毛ムシが固まっているところに、たくさんスズメバチが狩りにやってきて、襲い掛かっていた。

「うーん、これはちとグロいし、オレが刺されたら怖い」ということで、それまでは、「なんでこんなにスズメバチが多いんだろう」と疑問に思っていたのだったが、私の庭木への無関心が最終的にスズメバチの来宅を許していたことに気づいて愕然としたのだった。その後チャドクガ対策の薬品散布とかスズメバチ駆除とか、いろいろやるようになった。

それで門の観察に使っていたIPカメラは防水機能付きだったので、西側の侵入者&樹木の観察に転用することにした。車庫の時はラインとかむきだしのまま使っていたが、今回は自分なりにラインは防水処理をほどこした。




AliExpressでIP cameraで検索していたら、1968円(送料無料)でsannceのインドア用を見つけたので、「車庫の中につけるし、どうせ雨なんかに当たることはないんだから、防水機能なくてもOKだよな」と考えて注文した。AliExpressの商品はたえず割引セールなどで価格が変動するので、現在見たら2600円台になってるので(日本のアマゾンだといつもこのくらいの値段)、安値で買えたのはラッキーだった。



防犯カメラを初めてつけて1年ちょっと経過したが、カメラの付け替えをしたころから、去年までは防犯カメラの動体検知に登場してこなかった奇妙な姿の生き物がナイトモードで録画されているのに気が付いた。



「う、なに、これ、きもちわる。だが正体をつかんでやるぞ」みたいな感覚がわいたのだった。こういう体験が原因でさらに新たにカメラを設置する気になった。その結果少なくとも5匹以上の野良猫(飼い猫もいるようだ)たちが、私の家を自動車道のインターチェンジ&休憩所みたいに使っていたことが分かった。それまで庭なんぞ観察してこなかったので、「人知れず」じゃなく「オレ知らず」、猫天国になっていたことを知らないで生きてきたのだった。


ナイトモードに映っていた生き物については、最初はかなり気持ち悪がっていた私だったが、いろいろ調べてみると、この生き物は日本アナグマらしいということが分かった。この正体不明の生き物を撮影するためにカメラを増やそうと思い、南側にもカメラ(ゲゲゲの一つ目オヤジカメラ)を設置してみたら、いろいろと「オレの知らんところで何しとんじゃ、おまえらあ」みたいな動体検知動画がたくさん撮れていた。

以下がカメラから分かった野良猫たちの日常生活における移動経路(その経路から入り込んだり、出て行ったりしている)である(赤丸はカメラ位置、矢印は方向)。ブッロック塀なんぞ平気でジャンプして上に取り付いて乗り越えていく。近所の庭にも同じような「生活道路」が存在しているはずだ。
















新たに低い位置から映像を撮るためにIPカメラを設置したのだが、防水機能がないので、海苔のプラスチック・ケースを加工して、正面にはカメラ用の穴を開け、底に電線用の穴を開け、エアコンのドレイン用ホースに電線を入れて電源まで接続した。それを伐採されていた木の切り株に据え、パラソルを取り付けた。パラソルのもとで野生動物を観察するゲゲゲの一つ目オヤジの完成である。





とりあえずはこれで軽い雨は防げている。台風が来るときにはカメラは簡単に取り外せるので、まあ、これはこれでいいだろうと今のところは思っている。 もちろんIP66の防水カメラに交換もあり得るけど、そうなると「目玉オヤジ」が見られなくなるしなあ。

というわけで、まだこの遊びに飽きてはいないので、もうしばらく続けるつもりだ。ちなみに今朝7時過ぎ、丸坊主の中学生とスウェット姿の茶髪の女性(母だろうか)、たぶん猫探しをしていたのだろう、逃げる猫を追って、私の家の西側の敷地まで無断で侵入していた。カメラを設置していなかったら、そういう事実そのものがなかったことになっていたので、まさか人がここまで無断侵入するとは予想していなかったので、やっぱり「防犯カメラ」って付けて損はないね。

ただし、動物がまったくいない場所とかは「面白い動画」とか撮れないだろうし、「カメラつけたのに何もイベントらしきことが起きなくて味気ない」という思いをしてしまう人もいるだろうけど、まあ、防犯カメラって本来そんな場所(空き巣が狙うのは人気のない場所)につけるんだよねえ。悩みどころだよねえ。


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