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URLが汎用IPカメラソフトiSPYにプリセットされていないカメラは避けるべし
IPカメラについては右も左も分からない状態から始めたので、Minidiva,sannce,smarというメーカーの違う製品を3種類使うことになってしまった。全部メイド・イン・チャイナだけど、一応ちゃんと動いてくれてはいる。sannceとsmarは、逆さに取り付けることもできるし、PCでwebからコントロールページにアクセスして、パンもチルトもできるから便利だ。もちろんスマホからのコントロールもできる。

製品にPCソフトが付いている場合は、例えば家の四方に同じ製品をセットするのが、一番合理的だ。雨ざらしの屋外に設置する場合は、お金に余裕のある人は、割高になってもIP66を売り文句にした防水式のカメラを使ってそうすべきだし、実際そうしているはずだ。私はお金に糸目をつける人間(つまりボンビー)だったので、苦労してしまったわけだった。

最初に使うことになったSecurity Eye(有料ソフト)はURLがプリセットされていないカメラもonvif対応であれば、自動的に登録してくれるようで、この点、操作が分かりにくかったiSPYよりは「初心者には扱いやすいソフト」だった。smarをonvifで自動認識してくれたのがSecurity Eyeで、iSPYは機種の登録一覧に名前が載っていなかったので、手動で利用可能状態にしようと一か月の間いろいろ試みたが結局最近までどうやっても使用可能な状態にすることができなかった。

実を言うとMinidivaは、Security EyeにもiSPYにも機種登録名がなかった。けれどNexGadget E300と同じだという情報を思い出して、登録欄を調べてみたら、両方のソフトに登録されていたので、この名前で操作したら、ちゃんと登録できたのだった。smar(YTJ-NX4C1002)も、やはり両方のソフトに登録名がなかったが、Security Eyeは自動的にonvifで認識してくれたのでまったく苦労はなかったのだが、iSPYは全然だめで、onvifでなんとかできないかと苦闘し続けて、ある日ふと「ああそうだ。smarに似ている登録名でとりあえずやってみよう」と思い、登録機種一覧を見ていたら、Smart Eye SAE50-NX4C100Bというのを発見した。最後のNX4C100Bを見たとき「これだ!」と直感した。それでこれで作業を進めたら映像が出たのだった。

そういうわけで、メイド・イン・チャイナのカメラは同じ中身を異なった会社名と機種名で出しているので、AliExpressで無名のIPカメラを買ってしまい、これをiSPYで使おうと思ったら、忍耐力さえあれば、機種登録一覧から認識させることもかすかながら可能性は残っているとは言っておこう。




Security Eyeの欠点は異常にCPUの使用率が上がってしまうことだった。私は動画を扱うのだからとCPUをCore2 Quad9650に換装して準備して、設置作業を行ったのだが、せいぜいカメラ2台ぐらいしか実質安心して運用できない。6台だとCPU使用率は90%越え状態になり、しばしば「応答していません」状態になって、PCの動作が止まり、役立たずになってしまう。のちに、これはソフトの画像解像度のプリセット設定が高画質固定されているためだと理解できるようになった。だがSecurity Eyeで6台ものカメラを運用したい人は、それこそハイエンドのPCを使うことをお勧めする。

その点現在メインで使用している無料ソフトのiSPYはソフト側で低解像度でコントロールしているようで、6台接続状態でもせいぜい20%前後だった(だがその後sannce製をSmar製に変えたら35%前後になった)。運用を始めた初期時代、iSPYの欠点は頻繁にカメラとの接続が切れてしまうことだった。6台接続できていても、かならずそのうち1、2台が、接続切れ状態になり、ほっておくと、たとえば4時間後に接続状態になっているとか、復帰したカメラの代わりに別のカメラが切れていたり、あるいは待っていても復帰せずに24時間画像を映してくれないままだったりするので、これはこれでいらいらさせられる。カメラの電源を入れ直して復帰したり、しなかったり、まったくよく分からない動作をするので、かなり悩まされたものだった(あとから分かったことだが、「この現象」はPCの処理能力が限界を超えると、ソフト側でいくつか接続を切るようだ。PCを防犯カメラ専用機として運用するようになってからは、かなり安定して動いてくれるようになった)。




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