前回ダイソーの100円ゲームについて報告すると予告しておきながら、ずいぶん時間がたっちゃいました。
XP対応とパッケージに書いてあるからと言って、かならず動作するというわけでもないダイソーの100円ゲームなのです。
どんなXP機にすれば、すべてのダイソーゲームに対応できるのか、という「新しい研究課題」が生まれちゃったせいで、そっちの研究に没頭しているところでした。
この点についても、いずれご報告できるかと思います。
さて、ダイソー・ゲーム・シリーズの第2シーズン作品である『ネオ・ビリヤード』(ポケット・ビリヤード3)ですが、前回も言った通り、とても105円とは思えない内容です。
これらのゲーム群はXP時代の、モニターは今の主流に比べれば、比較的小さめで4:3画面で遊べるような仕様で作られています。
そこでまずはXP機で遊んでみたいと思います。
XP機では、いまの16:9系のモニターでも4:3画面に設定すれば、フルスクリーンで遊べると思います。
これがWindows10だとフルスクリーン設定が使えません。そもそもWindows10-64bit機ではインストールそのものができません。とはいえ、ひと手間かければ、Windows10でも遊べるようになるので、これは最後にご紹介したいと思います。
MODEが13種類あって、LEVELが5種類ですから、13×5=65通りのゲームがあるということになります。
9BallsとMODEのトップにありますが、使用される玉の数が9個だというくらいの意味で、本来のナインボールのルールではありません。
ポケット・ビリヤード3は対戦型のゲームではなく、ソロプレイのみの仕様になっています。むしろ、「とあるシリーズ」のアクセラレーター(一方通行)みたいに、「ベクトル演算」によって(笑)、玉を狙ったポケットに落とし込むシューティングゲーム、じっくりと時間をかけてキューの角度や当てる力を考えながら、決断し実行するので、一種のスナイパーゲームみたいなものだと思った方がいいです。
向こうから大量の標的が無数に流れてくる状況にあたふたしながら行うシューテングゲームもそれなりに楽しいですが、お祭りの出店でやる射的のようにじっくり狙いたい、とおっしゃる方には、おあつらえ向きのゲームかと存じます。
これが9ballsMODE時の初期画面ですが、3D仕様になっています。右下の四つのアイコンを操作することで自在に視点を変えることが可能です。
しかし私は2Dの俯瞰画面の方が好きなので、基本こっちで遊んでいます。玉の位置関係が読みにくい場合に3Dにスイッチして、玉を突くキューの角度を調整しています。
ゲームが終了すると、将棋のような感想戦モードも利用することができます。ゲームを記録して呼び出して、始まりから終了までを再現する映像を見ることができるのです。いくらでも記録できるので膨大な過去ゲームの「見直し」をすることができます。
プリセット状態ではMODEは13種類でしたが、そのなかで、ワンショットゲームを始め、いろいろな「状況設定」ゲームを楽しむことができます。
世の中には、詰め将棋問題をいろいろと考案する人がいるように、なんとこのソフトでは、自分で玉のセッテングを考えて、詰め将棋問題のようなものを作成することができるんです。
Program FilesホルダーにあるDaisoのなかにpb3と名付けられたポケット・ビリヤード3のプログラムが収められていますが、そのなかのPbEditというアイコンをクリックすると、上のような画面が出てきます。操作の詳細は省略しますが(実際には詳しいヘルプが、当然ですがソフト付いてますので)、ホルダー内から今回はワンショットゲーム仕様のプログラムを呼び出してみました。初期設定は玉の位置関係は以下のようになっています。
これを好きな位置に動かします。
リストに1~5の白い球が出ていますので、これをそのまま利用すると連続する5通りの課題ができあがります。私は自玉の位置をだんだん離していって、距離によってキューの角度をどのように変えていけばいいのかの研究問題にしようと思い、この自分用に作成した「詰め将棋」でも遊んでいます。
ダイソー・ゲーム・シリーズの第一集(11)には、ナインボールのルールに沿って作られたビリヤードゲームがありました。
こちらはソロプレイとPC相手の対戦プレイの二種類のみというごくシンプルなものです。100円ゲームという名にふさわしい内容です。
そうであるがゆえに、今回ご紹介している第二集のポケット・ビリヤード3の内容の濃さには圧倒されます。105円とは思えないと感想をもらしたゆえんです。
さて、Windows10 64bit版でポケット・ビリヤード3がやってみたいと思われた方もおられることでしょう。ヤフオクとかメリカリとかで、ポケット・ビリヤード3をゲットしたいけれど、自宅にXP機なんてねーよ、とおっしゃる方も、あきらめる必要はありません。
Windows10 64bit版にインストールしようとすると「d3drm.dllがありません」というような趣旨の表示が出てきて、不完全なインストール状況で終了し、実際にはゲームを起動させることができません。
「ああ、やっぱWindows10ではダメなんだ」とあきらめてしまわれた方も過去にはいたかもしれません。でも、この「d3drm.dll」、ネットで検索すれば手に入れることができるんです。これをダウンロードして、ドライブ(C)→Program Files→Daiso→pb3と開いていき、このホルダーにコピー、あるいは貼り付けをすれば、それだけでWindows10でも動作するようになります。
上図は貼り付け後の画像です。
ということで、「ビリヤードゲーム、おもしろそうじゃん、自分もやってみようかな」、と思う方の参考になれば幸いです。
P.S. このソフトの一番奇妙な部分について書くのを忘れていました。上から三番目に掲げてあるポケット・ビリヤード3の初期画面をよーく眺めてみてください。
ファイル、表示、のあとにプレイヤーという表示が出てきます。その下部には何やらCDのようなアイコン。実はこのソフトには音楽プレイヤーも付いているのです。CD音源をこのソフトで再生することができるんです。もちろん好みの音源を編集して、お好みのBGM集にすることもできます。
この機能を使うとNo Listという表示が出ている場所に今流れている曲名が表示されるようになります。右隣に出てくるカーソルは音量調節用のボリュームです。
第一集の方の9BALLにはBGMがついていますが、このソフトにはついていません。「バックでジャズとかを流しながら、ゲームをしたいなら、ソフト付属のメディア・プレイヤーもどうぞご利用ください」ということなのでしょうが、こういうものがなくても、別ソフトで音楽流しながら、ビリヤードはできますので、なぜあえてゲーム作者はこういうものを付けたのだろうと不思議に思っております。
XP対応とパッケージに書いてあるからと言って、かならず動作するというわけでもないダイソーの100円ゲームなのです。
どんなXP機にすれば、すべてのダイソーゲームに対応できるのか、という「新しい研究課題」が生まれちゃったせいで、そっちの研究に没頭しているところでした。
この点についても、いずれご報告できるかと思います。
さて、ダイソー・ゲーム・シリーズの第2シーズン作品である『ネオ・ビリヤード』(ポケット・ビリヤード3)ですが、前回も言った通り、とても105円とは思えない内容です。
これらのゲーム群はXP時代の、モニターは今の主流に比べれば、比較的小さめで4:3画面で遊べるような仕様で作られています。
そこでまずはXP機で遊んでみたいと思います。
XP機では、いまの16:9系のモニターでも4:3画面に設定すれば、フルスクリーンで遊べると思います。
これがWindows10だとフルスクリーン設定が使えません。そもそもWindows10-64bit機ではインストールそのものができません。とはいえ、ひと手間かければ、Windows10でも遊べるようになるので、これは最後にご紹介したいと思います。
MODEが13種類あって、LEVELが5種類ですから、13×5=65通りのゲームがあるということになります。
9BallsとMODEのトップにありますが、使用される玉の数が9個だというくらいの意味で、本来のナインボールのルールではありません。
ポケット・ビリヤード3は対戦型のゲームではなく、ソロプレイのみの仕様になっています。むしろ、「とあるシリーズ」のアクセラレーター(一方通行)みたいに、「ベクトル演算」によって(笑)、玉を狙ったポケットに落とし込むシューティングゲーム、じっくりと時間をかけてキューの角度や当てる力を考えながら、決断し実行するので、一種のスナイパーゲームみたいなものだと思った方がいいです。
向こうから大量の標的が無数に流れてくる状況にあたふたしながら行うシューテングゲームもそれなりに楽しいですが、お祭りの出店でやる射的のようにじっくり狙いたい、とおっしゃる方には、おあつらえ向きのゲームかと存じます。
これが9ballsMODE時の初期画面ですが、3D仕様になっています。右下の四つのアイコンを操作することで自在に視点を変えることが可能です。
しかし私は2Dの俯瞰画面の方が好きなので、基本こっちで遊んでいます。玉の位置関係が読みにくい場合に3Dにスイッチして、玉を突くキューの角度を調整しています。
ゲームが終了すると、将棋のような感想戦モードも利用することができます。ゲームを記録して呼び出して、始まりから終了までを再現する映像を見ることができるのです。いくらでも記録できるので膨大な過去ゲームの「見直し」をすることができます。
プリセット状態ではMODEは13種類でしたが、そのなかで、ワンショットゲームを始め、いろいろな「状況設定」ゲームを楽しむことができます。
世の中には、詰め将棋問題をいろいろと考案する人がいるように、なんとこのソフトでは、自分で玉のセッテングを考えて、詰め将棋問題のようなものを作成することができるんです。
Program FilesホルダーにあるDaisoのなかにpb3と名付けられたポケット・ビリヤード3のプログラムが収められていますが、そのなかのPbEditというアイコンをクリックすると、上のような画面が出てきます。操作の詳細は省略しますが(実際には詳しいヘルプが、当然ですがソフト付いてますので)、ホルダー内から今回はワンショットゲーム仕様のプログラムを呼び出してみました。初期設定は玉の位置関係は以下のようになっています。
これを好きな位置に動かします。
リストに1~5の白い球が出ていますので、これをそのまま利用すると連続する5通りの課題ができあがります。私は自玉の位置をだんだん離していって、距離によってキューの角度をどのように変えていけばいいのかの研究問題にしようと思い、この自分用に作成した「詰め将棋」でも遊んでいます。
ダイソー・ゲーム・シリーズの第一集(11)には、ナインボールのルールに沿って作られたビリヤードゲームがありました。
こちらはソロプレイとPC相手の対戦プレイの二種類のみというごくシンプルなものです。100円ゲームという名にふさわしい内容です。
そうであるがゆえに、今回ご紹介している第二集のポケット・ビリヤード3の内容の濃さには圧倒されます。105円とは思えないと感想をもらしたゆえんです。
さて、Windows10 64bit版でポケット・ビリヤード3がやってみたいと思われた方もおられることでしょう。ヤフオクとかメリカリとかで、ポケット・ビリヤード3をゲットしたいけれど、自宅にXP機なんてねーよ、とおっしゃる方も、あきらめる必要はありません。
Windows10 64bit版にインストールしようとすると「d3drm.dllがありません」というような趣旨の表示が出てきて、不完全なインストール状況で終了し、実際にはゲームを起動させることができません。
「ああ、やっぱWindows10ではダメなんだ」とあきらめてしまわれた方も過去にはいたかもしれません。でも、この「d3drm.dll」、ネットで検索すれば手に入れることができるんです。これをダウンロードして、ドライブ(C)→Program Files→Daiso→pb3と開いていき、このホルダーにコピー、あるいは貼り付けをすれば、それだけでWindows10でも動作するようになります。
上図は貼り付け後の画像です。
ということで、「ビリヤードゲーム、おもしろそうじゃん、自分もやってみようかな」、と思う方の参考になれば幸いです。
P.S. このソフトの一番奇妙な部分について書くのを忘れていました。上から三番目に掲げてあるポケット・ビリヤード3の初期画面をよーく眺めてみてください。
ファイル、表示、のあとにプレイヤーという表示が出てきます。その下部には何やらCDのようなアイコン。実はこのソフトには音楽プレイヤーも付いているのです。CD音源をこのソフトで再生することができるんです。もちろん好みの音源を編集して、お好みのBGM集にすることもできます。
この機能を使うとNo Listという表示が出ている場所に今流れている曲名が表示されるようになります。右隣に出てくるカーソルは音量調節用のボリュームです。
第一集の方の9BALLにはBGMがついていますが、このソフトにはついていません。「バックでジャズとかを流しながら、ゲームをしたいなら、ソフト付属のメディア・プレイヤーもどうぞご利用ください」ということなのでしょうが、こういうものがなくても、別ソフトで音楽流しながら、ビリヤードはできますので、なぜあえてゲーム作者はこういうものを付けたのだろうと不思議に思っております。
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