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以前紹介したワイヤレスサイコンAZ-200SCWが電波を飛ばさなくなってしまったので(なのでしばらくはデジタル時計としてのみ利用していた)、改めてアマゾンでサイコンを購入した。今度は有線式にした。
同じくSunDing製で、型番はSD-558Aという製品。
AZ-200SCWは、基本速度計と時計の2種類しか同時に見ることができなかったけど、デジタル表示が大きくてよく見えた。一方、SD-558Aは4種類プラスαの表示画面で、一度に確認できる情報量が増えたのがすばらしいところなんだけど、、時計の表示が小さくなって視認性が下がったのがちょいとだけ不満なのだった。ストップウォッチ機能は使いやすいね。中央のMODEボタンを押すとさらに別の情報を表示するし、夜間にボタンを短押しすれば青いバックライトも短時間(5秒間)だが点灯する。短押しではなく長押し(5秒間)すれば、常時点灯モードになる(電池の消耗が心配なので普段はあまり使いたくないけどね)。これを消す場合はもう一度5秒間押し続ければいい。
説明書(英語)には自転車のハンドルにサイコンを取り付ける方法について、4通りの方法が載っていた。私の自転車のハンドルは中央部が湾曲しているので、AZ-200SCWの時のような、結束バンドでハンドルに直付け式ではうまくいかなかったので、同梱されていた補助器具を使う方法を用いた(ただしハンドルに巻物をして若干大きめになっている補助器具の直径と合わせなくてはならないので注意。これは同梱されていないので自前で用意しておこう)。
写真で見る通り、横幅が広い。アマゾンのレビューを見ると、「日本語の説明書がないじゃないか。ぷんぷん」という苦情系レビューばかりで、確かに英語に普段接する機会のない人には酷な商品だ。
日本語の情報があるかと、ざっとネット検索してみたけれど、装置の取り付け方と調整方法について解説してる人はまだ見当たらないようなので、日本語説明書付きだと思って買ってしまった人にはまだまだ受難が続きそうだね。
このサイコン、YouTubeで調べてみると、結構動画があがっているよ。とくにロシア人がいろいろアップロードしてる。
以下設定を翻訳して編集したものがあるので参考にしてください。
----------------------------------------------------------------------------------------このサイコンの設定はまず温度表示設定から始まる。温度表示設定(摂氏/華氏)①真ん中のMODEボタンを押してINQUIRY MODE(画面がODO/RAT/SPD MAX)を表示。②右端のSETボタンを3秒間押すと、セッティングモードになる。③左端のUPボタンを押して、摂氏表示(C)あるいは華氏表示(F)を選ぶ。④SETボタンを押して確定。そのまま時間表示設定モードに移行。⑤UPボタンを押して、12hと24hのどちらかの表示を選択。⑥SETボタンで確定。そのままタイヤサイズ設定モードに移行。⑦デフォルトは2080mmになっている。UPボタンを押し、一の位から順次数値を変えていく。それぞれの位が決まるたびにSETボタンを押して確定する。そのままKm(キロメートル)/M(マイル)設定モードに移行。⑧UPボタンを押して、どちらかを選択し、SETボタンで確定。そのままODOMETER(総合走行距離)設定に移行。⑨デフォルトの数値は0000になっている。UPボタンを押して、一の位から順次数値を変えていく。それぞれの位が決まるたびにSETボタンを押して確定する。そのままRAT(総合乗車時間)設定に移行。⑨デフォルトの数値は00:00:00になっている。UPボタンを押して、右端から順次数値を変えていく。それぞれの位が決まるたびにSETボタンを押して確定する。これで基本設定は完了です。------------------------------------------------------------------(TM UP & TRIP UP SETTING)カウントアップ機能任意に設定した時間と距離の数値からの経過時間と走行距離を表示する機能①MODEボタンでTM UP & TRIP UP SETTING画面にする。②SETボタンを3秒押すと設定画面になる。③順次UPボタンで数字を入れ、SETボタンで確定。(TM DOWN & TRIP DOWN)カウントダウン機能任意に設定した時間と距離の数値からの残り時間と残り走行距離を表示する機能①MODEボタンTM UP & TRIP UP SETTING画面にする。②SETボタンを短く押す(3秒未満)とTM DOWN & TRIP DOWN表示画面になる。③改めてSETボタンを3秒押すと設定画面になる。⑫順次UPボタンで数字を入れ、SETボタンで確定。SINGLE TRIP DATAのリセット3モードのどの画面のときでも、UPボタンを3秒押すと、CLK(時計)とODO(積算乗車距離)とRAT(積算乗車時間)以外がリセットできる。------------------------------------------------------------------ストップウォッチ機能DST MODEかODO(INQUIRY)MODEでSETボタンを押すと、ストップウォッチモードになる。UPボタンを押すとスタートし、もう一度UPボタンを押すと止まる。さらにUPボタンを押すとカウントが再開される。数字をリセットする場合はSETボタンを押す。MODEボタンを押すと3モードのいずれかに戻る。表示記号の意味SPD 走行時のスピードSPD COMPARATOR ↑(の記号の意味は)平均速度(AVS)より速い ↓平均速度(AVS)より遅いODO 総合乗車距離DST シングルトリップ距離MAX SPD シングルトリップの最高速度AVS シングルトリップの平均速度(走行をやめるとSPD表示の代わりに現れる。したがってSPD表示で0を見ることはない。)TM シングルトリップの乗車時間TTM シングルトリップが始まって以降の経過時間(非走行時も含めた経過時間)RAT 総合走行時間STOPWATCH ストップウォッチTH 気温SLEEPMODE 非走行状態が5分続くとCLK(時計)以外が非表示になる。OVER SPEED REMINDER SPD(速度)が20km/hを超えると、20km/h以下になるまで点滅する。MAINTENANCE ALERT ODOが300kmを超えると、レンチマークが点滅する。UPボタンとSETボタンの同時押しでクリア。CARE RIMINDER ODOが300kmを超えると、オイルマークが点滅する。UPボタンとSETボタンの同時押しでクリア。FREEZE FRAME MEMORY ストップウォッチモード以外のとき、UPボタンを押すと、DST、TTM、SPDのデータがそのままの状態で点滅する。UPボタンを押すともとに戻る。WIRED REMOTE CONTROL 有線リモコンボタンが、マウンディングシューに付いていて、MODEボタンの代用になる。TRIP UPTRIP DNTM UPTM DNAUTO LIGHT 光を自動的に感知し、光が不十分なときオンになる。どのボタンを押してもバックライトが点灯する。光量が十分になるとオフになる。MODEボタンを3秒オスと、5秒間バックライトが点灯する。MODEボタンを5秒押し続けると、ずっと点灯したままになる。MODEボタンを5秒押し続けると、消灯する。
AliExpressには売ってないだろうかと調べたら、ありました。120円換算で840円。アマゾンで買うよりずっと安いじゃん。
P.S. 「長い間自転車に乗らずに放置状態だけど、電池切れでもない。なのにサイコンが時間以外表示してくれなくなった」という状態になったら、サイコンの裏側にある接触部に被膜ができているので、サンドペーパーなどで軽く磨くなりしてみてください。ちゃんと復活しますから。PR -
「ファンコントローラーの接続方法」がいまひとつイメージがつかめないままだったので、ウェブで検索してみたのだが、検索結果をもとにあれこれ該当ページに出かけても結局具体的なイメージの掲示とかもなく、YouTubeにいたっては、ユーザーが購入したファンコンを接続する様子を分かりにくく撮影したものしかなくて、困ってしまった。
DC7900CMTに取り付けたファンコンは2ピンタイプで、マザーボードに接続する必要のないHD用クーラーと吸気ファン用だったので、そのままファンコン直結で接続した。以下に図示したとおり、実にシンプルな接続方法である。
けれど、「じゃあCPUファンとかケースファンとかの、マザーボードの3ピンとか4ピンから電源を取って、なおかつ回転数の情報などを送り返しているファンをファンコントローラーに接続することはできるんだろうか」と誰もがいだく疑問をずっと考えていたところだった。そこへ折りよくヤフオクで中古のファンコントローラーが売りに出ていたので、520円で落札した。
だがそれは本体のみで、ケーブルは付属していなかったので、改めてケーブルを手に入れなければならなかった。ファンコンにCPUファンを接続するなら、CPUファンの電源はファンコンから得ることになる。けれどファンの回転数をマザーボードに伝えることができなければ、HWMonitorを使っても、回転数が分からないじゃないか。単純な2ピン式ケーブルじゃだめだよな。きっとこういうことが可能になる分岐ケーブルがあるはずだ、と考えて、あれこれとネットで探したら、ファンコン用信号検出ケーブルという商品を発見した。しかしアマゾンのは在庫切れ状態になっていた。
それでさらにあちこち探して結局手に入れたのは楽天市場に出ていたケーブルだった。Groovyのファンコントローラ用伝送ケーブルを3個注文して手に入れたのだった。
ファンコン自体は3ピンコネクタ仕様になっていた。この3ピンコネクタに以下のようにケーブルをつないだ。左から1番-CPUファン、2番-リアの排気用ファン、3番-フロントの吸気用ファン、4番-無接続。
赤黒ケーブルがファンコンから取る電源用である。そして写真の右側に見えるペリフェラルコネクタにPCのATX電源を接続する。そしてこの分岐ケーブルの3ピンのオスコネクタをファンから出ている3ピンメスコネクタに、黄黒ケーブルをマザーボードの3ピン(or 4ピン)オスコネクタに接続すればいいのであった。
そうして仕上がったのが以下の写真である。このPCケースにはJetwayのMI5-G41GMD2という自作系マザーボードを入れている。CPUファンが4ピンで、3ピンのケースファンコネクタが2つ載っている(普通は1つじゃね?)
biosの設定の仕方でマニュアルコントロールやPWMコントロールなどが選べるのだが、PWMだと電源を入れた直後全開でファンが回転し(ほんとウルサイこと限りなし)、そのあと、30秒くらいかけて徐々に回転数が下がってPWMコントロールに落ち着くというような動きをするマザーボードだった。
そういう振舞い方をするマザーボードだったこともあり、ヤフオクでファンコンを手に入れられたのは非常にラッキーだった。biosをマニュアルコントロールに変更して、図で説明したようなケーブル接続を施して、再度起動させたら、もう全開音は聞こえてこずに、実に穏やかな立ち上がりだった。PWMを使わないので、もともとのマザーボードは4ピンコネクタだが、3ピン式のCPUファンと同様に扱えばよい。
そしてHWMonitorを起動させて回転数を確認すると、ちゃんと表示されており、手動でツマミを右や左に回すと、それにつれて表示もちゃんと変動してくれた。
今後はHWMonitorでは回転数を表示できないHPのDC7900(Dellのケースに入っている方ではなく、家で使っているdc5750MTケースに入っているSFF)用に、ファンコンのパネルに回転数やCPUの温度などを表示してくれる上位のファンコンを手に入れて、さらに研究を進めたいと思っている。
ということで、とりあえず私が今回使用したようなファンコンの接続方法に悩んでいる人は、今回の報告を参考にしてがんばっていただきたい。 -
ファンコントローラーを交換したあと、ハードディスク冷却用に使っていた4ピンのファンを2ピンのものに交換した。PWM方式ではなくなったので、4ピンの12cmファンは別の改造遊びに転用しようと思う。
同時に吸気ファンもDellのSC430に付いていた9cmファンから12cmファンの方に交換した。これは改造初期に一度試して回転音が9cmファンより大きいのですぐに取り外して保管していたものだ。この12cmファンはもともとはCPUファンとして使われていたものだけど、風量が巨大なので夏場はこっちの方が効果的じゃないかと思い直して、交換することにした。
それまでのセットは以下のような感じだった。
これを今回以下のように改めた。
12cmファンの強烈な吸気の流れの一部が上部へ流れて、9cmCPUファンの吸気の流れを乱さないようにするために、2つのファンの間を透明プラスティックで隔てる工夫も加えた。2つの吸気の流れを分離するという、このセッテイングは、もともとDellのSC430のセッティングと同じ考え方だね。ただDellのSC430の場合、CPUファンが12cmで吸気ファンが9cmだったけど、私の改造マシンは逆の組み合わせになっている。
そしてフロント上部に設置した12cmハードディスク冷却ファンとフロント下部に設置した12cm吸気ファンをPWMコントロール方式からファンコントローラーによるマニュアルコントロール方式に改めた。
ということで、最近の私の研究テーマはファンコントローラーの活用の仕方であった。実は「美しき箱」にもファンコントローラー導入を検討中で、今そのための部品を注文中である。それが仕上がったら、また報告させてもうらうよ。
p.s. 1 ちなみに1枚目の写真のフロントパネル裏に取り付けていた内蔵スピーカーは取り外している。代わりにひとまわり小さい内蔵スピーカーをリアの排気ファン下に改めて設置している。
p.s. 2 HD&CPU温度やファンの回転数の確認にはHWMonitorを使っている。ファンコンにはパネルに回転数を表示できる高価な製品もあるけど、ソフトで確認できるなら、不要だよね。けれど、困ったことに、なぜかHP DC7900系のマザーボードは(SFFでもCMTでも)ファンの回転数をHWMonitorを使っても表示できない。CPUの温度もかなりあやしい表示になる(HD温度は信頼してもいいようだ)。HPの製品はいろいろいじってきたけど、ほかの製品はちゃんと表示してきたので、奇妙きわまりない。だからこのマザーボードに限っては、情報をパネルに表示できる高級ファンコンを使った方が実はいいんだよね。
p.s.3 吸気用12cmファンはケースのシャーシに取り付けるのに少し工夫が要った。というのはボルトとナットで固定しようとすると、フロントパネルを内側から留めているインチネジの頭(フロントパネルにある、DELLと描かれている円いエンブレムが実は内側からネジで留めるための固定具になっているのだ)にファンのフィンがあたってしまい、回転をさまたげられてしまったのだ。それでブッシュゴム(もともとこの12cmファンを固定していたDellの品)を使って取り付けることにした。こうすると、わずかだがファンがシャーシから浮き上がり(写真参照)、その分、インチネジの頭の上をうまーくかすめて回ることができるようになった。 -
ということで、これから夏に向け、暑くなっていくので、ファンコントローラーを使って、PCをさらに冷やそう計画の続きをやっと実行に移すことができた。
Aliexpressで注文していたファンコントローラーがようやく届いたのだった。ポチったのが4月6日なので、届くまでに33日もかかったことになる。
前に紹介したフロントオーディオ製品は到着まで10日くらいだったので、注文先によって(Aliexpressというのはさまざまなショップが集まった巨大な仮想モールのようなものなので)、いろいろかかる時間が違うらしいってことも、これで身をもって理解できた。
さらにいうと、実は以前別のショップでハードディスク用クーラーを注文したら、商品がないという返事(英文)がきて、返金か、別商品を買ってくれ、などと言ってくる。金はPaypalアカウントに返すから、アカウントを教えてほしい、などと言ってきた。そんなアカウントもっていないので、支払い料金プラスアルファの別商品を買うことにしたが、何度も何度も英文のやり取りをさせられたので、うんざりした。でも代替商品はちゃんと届いたよ。その店には結局欲しかったハードディスククーラーの別商品はなかったので、PWM分岐ケーブルを2セット買うことにした(すでに2セット持ってるのにさ)。
ということで、そのすでに持っていたPWM分岐ケーブルを取り外して、3.5インチベイ用ファンコントローラーをさっそく取り付けてみた。
電源を入れると、ブルーに光る製品で、日本版もたくさん出回っている。でも日本の代理店商品を買うと結局送料とか含めて2000円前後になっちゃう。これをAliexpressで買うと半分の値段で済むので、時間はかかったけど十分OKだよね。
見た目はこんな感じに変わったよ。
自作のハードディスク用12cmファンとフロント吸気用9cmファンにつないで、ツマミを回して回転数を少し上げで利用している。温度はやはり下がったよ。これで夏場は万全だね。このPCにはAMDのRadeon HD5450というファン付きのグラフィックカードを取り付けている。
おかげでこちらの温度も同時に下げることができたよ。
p.s.1 ちなみにPCを載せている移動台も自作品。ホームセンターで買ってきた板に100円ショップで買ったキャスター(コロね)を取り付けただけのシンプル移動台だ。
p.s.2 実はグラフィックカードは大昔ヤフオクで1円で手に入れたもの。「とりあえずこれはゴミです」という過激なジャンク扱いの商品説明。欲しかったのはフルハイトのブラケット部分だけだったので、本体が壊れていてもかまわなかったのだが、ダメもとで実際にマザーボードに設置してみると、ちゃんと映像が出たじゃないか。でも日本のアマゾンで商品詳細をチェックしようと検索しても出てこない。それで米国のアマゾンで調べたら、見つけることができた。なんとこれ、DellのOptiplex790,990向けに装備されている専用のグラフィックカードだった。しかも45ドル(約5400円)。これを中古で1円で手に入れられたのはかなりラッキーだったのじゃないだろうか。
P.S.3 実はこのつまみが青く光るファンコンは形状が箱型になっているので、ハードディスクの半分には直接風が当たらない。それでハードディスクにまるまる風が当たればもっと冷えるはずなのにと思っていた。AliExpressで2チャンネルのシンプルな3.5インチベイ用ファンコンが売っていたので、これを買って4チャンネルファンコンと取り替えて、ハードディスクの温度をHWMonitorで調べたら、効果は絶大だった。
写真で分かるとおり箱になっていないので、これだったらハードディスク全体に風を当てることができるのだった。
HWMonitorのハードディスク表示を取り出したものだけど、上のほうが3.5インチシャドウベイのハードディスクでそれまではボトムのハードディスクよりも若干温度が高かったのだが、もはや30℃前半を二つとも維持するくらいに冷えている。すごいね、ハードディスクに風を当てる効果は。 -
あれからさらにハードディスクを冷やすファンをもう1個作ったよ。
前回のは9cmファンだったけど、今回のは12cmファン。
再利用したDVDドライブのケースは今度は標準サイズのもの。
相変わらず穴あけはテキトーモード。今度はケースのボトムに設置してハードディスクにより近づけた。
これにメッシュのフロントカバーをつけた。もともとついていたプラスチックの部分ははずしている。そうしないとうまくはまらないので。
で、これを横から見ると、こんな感じに仕上がった。
ハードディスク温度はさらに下がったよ。でも夏場はやはり40℃越えそう。そのときはいよいよファンコンで対応したいと思う。すなわち現在のPWM式を放棄して、回転数を現在よりも高めに設定する予定だ。現在カードリーダーが入っている3.5インチベイを利用しようと思っている。