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前回、ガールズ&パンツァーのネタで書いたので、それを受けて書いてみたい。
YouTubeで「総統シリーズ」と呼ばれている人気動画があるのをご存知だろうか。
ガルパンがネットで頻繁に取り上げられるようになったのと同時期にYouTubeで「総統閣下、ガルパン最終話ご覧になります!」なる総統シリーズが追加された。
この総統シリーズは「ヒトラー ~最後の十二日間~」という映画に独自の字幕をかぶせたパロディー動画だ。
その動画の中に総統にガールズ&パンツァーについて熱心に説明する陸軍大将が登場する。
実はこの人物こそLexxシーズン4でアメリカの大統領を演じたロルフ・カニースである。だが悲しいことに他の俳優についてはたくさん記事が出ているにもかかわらず、日本版のウィキペデアには彼のページがない。英語版にも彼のページはなかったが、さすがにドイツ語版には出ていた。Lexxでプリースト大統領を演じたことも書いてある。
ディーター・ラーザーにしてもそうだが、日本ではLexxに出演した俳優はまったく知られていないのが残念だ。Lexxはコメディーなのでロルフ・カニースの演技も「ヒトラー ~最後の十二日間~」のようなシリアス調ではまったくない。この映画でロルフ・カニースに関心を持った人はLexxのシーズン3とシーズン4(ドイツ人俳優が演じるアメリカ大統領)を見てみることをお勧めする。ちなみにシーズン3では端役だったのだが、シーズン4でレギュラー待遇に昇格した人である。
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この3月下旬にようやく待望の「ガールズ&パンツァー」の11話と12話が公開された。
去年の秋期クールで、女子高生と戦車という組み合わせのアニメが始まった。そのときは「なんじゃそりゃ、そんなありえねー組み合わせで、まともなドラマにできるんだろうか」と半信半疑で見始めたんだが、なんと1話ですでにはまった。
そのときはGYAOで見ていたんだが、もう次週がやってくるのが待ち遠しくて待ち遠しくて。だがこのアニメはクライマックスに達する直前で終了してしまった。そのとき生じた「暗い感情」(絶望感なのだろうか)は、自分が少年時代の大昔、楽しみに見ていたタツノコプロの「テッカマン」が突然終わったときに感じた「暗い感情」と同じようなたぐいのものだった。何かが途中でポキンと折られたショックは結構あとあとまで残るもんだ。少年時代のテッカマン・ショックがオッサンになったいまでも残っているくらいなんだから。
「えっ、なんで、なんで、なんで」
テッカマンは再開されなかったが、「ガールズ&パンツァー」はちゃんと落とし前をつけてくれたじゃないか。
監督さんは当ブログでもおなじみの「侵略イカ娘」をやった水島努監督だった。
(もらい物、職場のさるところに飾っております。)
「ガールズ&パンツァー」に熱狂した深夜アニメファンのコアグループたちは、これまたかつて「魔法少女まどか☆マギカ」に熱狂した深夜アニメファンのコアグループたちとはタイプが異なっていると見た。実を言うと自分は「魔法少女まどか☆マギカ」には「血管が振動しなかったタイプ」に属するアニメファンだった。つまりアニメファンといっても、動脈血管を振動せるタイプと静脈血管を振動させるタイプがいるんじゃないかと思う。そういう分類でいえば、「ガールズ&パンツァー」は動脈血管系作品で「魔法少女まどか☆マギカ」は静脈血管系作品なのだと思う。
まあ、しかし、しばしば言っていることだが、シリアスな内容でも「笑いを取りにくる」ところがないと、やはり自分には興味が弱る癖がある、ということも言っておこう。
ガールズ&パンツァーが制作スケジュールの問題で「穴を開けず」に、1話から12話まで、あのクオリティーで一気に突っ走ってくれていたら、世間への衝撃力はもっと増していたはずだと思う。だがもしアナタがまだこの作品を見たことがないなら(むしろラッキーだ)、DVD化されてレンタル店に並んだものを一気見することをお勧めする。
そうすれば放送当時、10話の最後で挿入された「最終回です」という「悲しい告知」は修正されているはずなので、「動脈血管振動の停止状態」に苦悶した多くの「GuPファン」と同じ苦しみを味わわずに済むのである。
作品の舞台となった現実の大洗の駅には「県立大洗女子学園」の戦車道大会優勝を祝う横断幕が出ているという。アニメが日本の人心に及ぼす作用というのはもはや馬鹿にならんのだった。
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huluでいろいろと北米ドラマを見てきたけど、ギャラクティカ(リメーク作品の方)がかなり面白かった。
基本「笑い」がないと映画にしろドラマにしろアニメにしろ、興味が半減する傾向が自分にはあるんだが、このSFドラマはほぼ笑いを取りにくるところはない。だが、ハマってしまったのだった。
オープニングの太鼓アレンジはやはり日本の和太鼓から来てると思うんだが、違う?
ギャラクティカでは、シーズン1からシーズン4まで全編でさまざまな地域の民族音楽から要素を取ってきた音楽がBGMとして使われてる。特にシーズン4では日本の琵琶というか三味線というか、日本の民族音楽から取ったBGM使いまくりで非常に驚いた。
映画「未知との遭遇」では、ある旋律が重要なモチーフとして使われたけど、ギャラクティカではイスラム圏かインド圏か出所ははっきりしないんだけど、そっち系の旋律が非常に重大な意味を帯びるのも面白い部分だった。
古いオリジナルの方はほとんど知らないのだけど、最近YouTubeで最終話を見つけて視聴した。SF小説はフィリップ・K・ディックとか見ると、どこか哲学的宗教的要素を多分に含んでいるものが多いけど、このリメイクされたギャラクティカもそういう要素に満ちている。
最終話は、われわれの住んでいる現代世界へと接続してこの物語は終了するが、オリジナル・ギャラクティカにはなかったこういう要素もにやりとさせてくれるところだ。
huluの会員であればいちいちDVDを借りたり返したりせずに次から次へとエピソードを追っていけるので、週末まとめてみるとか、ネット視聴方式はすごく便利でお得な(どんだけ見ても月980円)システムだ。
まだギャラクティカを見ていない人には是非お勧めしたい北米ドラマのひとつだ。
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通勤に使っていた軽のエンジンが再起不能状態になり、3月が車検だったのだが、結局そのまま廃車にした。
もう、ほんとに貧乏なので、無理してまた自動車を買うのはやめて、スクーターのレッツ4を買おうかと思い、とりあえず先にヘルメットを買っておいたのだが、それまでのつなぎとしてのチャリ通が無性に楽しくなり、「なんか自転車よくね」みたいな気持ちになり、いまもチャリ通を続けている。
自転車はギヤ付きの折りたたみ自転車をつかっている。
自動車当たり前主義者の田舎の労働者より、通勤に自動車を使わない東京の労働者の方がぜったい運動量、特に歩く量が多いと思う。オフィスワーカーなどだったら、もはや「歩く運動量」の違いだけで雲泥の差だろうなあ。自分もほんとに運動不足で、というか、運動嫌いで、自宅から車に乗り、職場の駐車場で降りる、という生活を何十年も続けてきた。ほぼ歩かなくてもすむ暮らし。
初日職場まで自転車で往復しただけで、翌日太ももが筋肉痛になった。初日は橋の坂道を二つ渡るのさえきつくて、結局坂道は押して歩いた。こいでいる間はマラソンしてるみたいな口呼吸になる。もうへろへろ。結局片道30分くらいだったかな。
一番寒くなる時期にチャリ通を始めたのでそとみには「重装備」っぽい。
でもこうしてひと月たってみると、ずいぶん体力がついたのを実感する。もう坂道を自転車を押して歩くこともない。Dパックを背負い、mp3プレーヤーで音楽を聴きながら通勤している(写真参照)。このひと月はずっと「Good Face Rockets(+アルファバージョン)」ばかり、聞いている。
というわけで「自分の心臓」が運動不足でやられてしまう前に「車の心臓」が身代わりになって警告してくれたと思うことにしている。 -
思い返して見ると、LP時代に発売されていた70~80年代のアルバムを買いなおした以外、2000年代以降に買ったアルバムはほぼインディーズ盤ばかりだったのに気がついた。
ネットにもCDのアルバムチャートが繰り返し出てるけど、結局、「何枚売ったか」ってことばかり騒いでる。
それよりも有線などのリクエストチャートとか、全国ラジオ協会リクエスト集計(そんなのがあったとしてだけど)の方が「楽曲のリスナーの心への浸透度」がわかっていいと思うね。それにネットでCDのチャートを出すなら、アメリカのように詳細なジャンル別チャートを発表したほうが、幅広い売り上げ効果にむしろ貢献するんじゃないかと思うね。
「おお、ジャズっていまこんなのがウケてんのか」とか分かるよね。AKBとジャニーズが独占とか書かれても、たとえばジャズ好きのおっさんの場合「じゃ、オレも買って聴いてみようか」とか思わないでしょ。毎月定期的に日本のジャズ部門だったり、日本の歌謡曲部門、ヘビーメタル部門、フォークロック部門とか詳細に紹介してくれたほうが、リスナーの立場としても「有用な情報」になるんじゃない。せっかくネットって便利なものがあるんだから、たとえばYahooとかlivedoorなどのポータルサイトで毎月そういった詳細な部門別チャートを発表するようにすればいいんだよ。
当ブログではたびたびアマチュア・インディーズ楽曲配信サイトのNEXT MUSICの話をしてきたけど、このサイトがネット上に存在していたころ、ダウンロードしてCD-R化して聴いていた曲のことばかり最近は思い出す。
前回はTACCAさんを紹介したけど、今回はGood Face Rockets。このバンドは2005年に「CREATION」という5曲入りのミニアルバムを出しているんだけど、私がCD-R化した日付を見てみると2007年だったので、NEXT MUSICでGood Face Rocketsに気づいたのはそのさらに2年後だったことになる。このミニアルバムはいまでもamazon.co.jpで購入できるよ。
01距離と空想
02Hey
03真夜中の独り言
04桜散る雨の日
05初夏曲を作りボーカルをやってたオカジマサナエは、NEXT MUSICでは「たからものやさん」という名義で楽曲を発表していた。イチオシ曲は「桜散る雨の日」かな(「桜咲く春の日」とかいう題じゃないところが、まさに「たからものやさん的感性」だよね)。
さらに言えば、彼女は声質が独特で、どこかアニメの声優みたいな声使いをする。吉川ひなのとかやませまみとか、ああいう系列の声質。アニメで言えば「シュガシュガルーン」のヒロイン、ショコラ・メイユール(松本まりか)のような声だった(「シュガシュガルーン」については当サイトで以前採り上げたので覚えている人もいるはず)。
もしショコラ・メイユールがロックバンドを組んだら、ああゆう気質の娘なら、きっとこんな、激しいけど、でも、一方ですごく切ない曲を書いて、「こういう声」で歌うんじゃないかと思ったとき、「それはありうるな、うん」と妙に納得してしまったのだった。(シュガシュガルーンはYou Tubeでも見られると思うのでショコラの声がどんな感じか知りたかったら一度聴いてみてほしい。)たとえば「シュガシュガルーン」のエンディング・テーマに「夜の風と君の声」を使ってもいいじゃないか。「君」とはすなわちピエールだよ、みたいな空想が沸き起こる。
「CREATION」というアルバムがフルアルバム形式だったら、もっといいアルバムになったと思う。私はNEXT MUSICに彼女がアップロードしていた楽曲の中から、あと8曲追加して、「CREATION+α」という私家版CDを作成して聴いている。ほんとすごくいいよ。
Good face Rockets/Creation+α01距離と空想
02Hey
03真夜中の独り言
04桜散る雨の日
05初夏
06like a strawberry
07piece of my life my time
08snow
09わたしが、想いをめぐらせるすべての人へ
10夜の風と君の声
11例え話
12水中呼吸
13ポラロイド楽曲の強烈な独自性と良質なメロディー、コード感覚、もっともっと注目されてもよかったバンドだったね。昔ネットで検索したら、「バンド名(水中呼吸)を変えて活動します」というような趣旨の記事に行きあたったけど、それもずいぶん前のこと。今彼女は音楽活動してるんだろうか。
それでもネット上にはGood Face Rocketsを制作販売した会社のウェブサイトにアルバム発売時に作ったと思われる紹介ページが今も残っているので、興味のある人は訪れてみてください。
21世紀に入り、日本人の多くが「流行歌」に関心を持たなくなった。メジャーが斜陽産業化しているのにインディーズだけが調子がよいなんてないわけです。かつてはネット上にたくさんあったアマチュア・インディーズ音楽配信サイトはほぼ消滅。かろうじて営業を続けているMUZIEにGood Face Rocketsのページがありました。
p.s.
なんと「水中呼吸」名義の「桜散る雨の日」ライブ映像バージョン(全6曲)がYouTubeにあがってた。20012年の9月にアップロードされているってことは、彼女はまだ活動中ってことなんだろうか? 個人的な意見としては「GOOD FACE ROCKETS」というバンド名は捨てるべきじゃなかったと思うよ。