「とらドラ!」を見た。
銀魂の神楽役で、釘宮理恵のあの独特のボイスに出会って以来----もっと言えば、あの声でなされる「変な言葉遊び」に横隔膜をナハナハと打ち震わせて以来----気がつくとオレは、釘宮ボイスのファンになっていたのだった。(最近知ったのだが、「釘宮病」という言葉があるらしい。ってことは、オレも「病気」?)
やっぱり釘宮理恵はコメディと相性がいい。今回も床に転がった大豆を口に入れて(注1)「うーん、マズい。もう一個」とか変なパロディや言葉遊びがたくさん出てきて、オレはもうほんとにほんとに楽しかった。
当初、逢坂大河(釘宮理恵)と高須竜児(間島淳司)の関係はどこか、妹が心配でほうっておけない妹思いの兄ちゃんとダメ妹的な感じに見えた。
このドラマではBLOOD+で兄(カイ)と妹(小夜)の関係を演じた吉野裕行(春田浩次役)と喜多村英梨 ( 川嶋亜美役)が脇役として出てきたのも面白い。カイは小夜のことが「心配で心配でならなかった」が、二人は血はつながっていなくとも兄と妹であり、「恋愛的な関係」にはついにならなかった。
しかし「とらドラ!」は「BLOOD+」のようなシリアス・アクション・ドラマではなく、ラブコメであった。しかも、笑わせて、泣かせる、コメディの王道を行く傑作ドラマであった。特に第21話の雪山シーンでは、不覚にも大河の真実の声に涙してしまったオレだった。
大河の親友の櫛枝実乃梨(堀江由衣)のハイテンションぶりを見ていると、「転生した涼宮ハルヒ」という感じがする。「涼宮ハルヒの憂鬱」ではキョンがいつも彼女のそばにつき従い、「キョンの視点」から物語が語られるが、「とらドラ!」ではキョンは高須竜児に転生し、「別のオンナ」のために生き、「とらドラ!」という物語を「竜児の視点」から語る。じゃあ、大河は誰の転生?うーん、それはオレにもわからんのだった。
櫛枝実乃梨がソフトボール部員なのは、前世におけるバット振り体験が発展したのだろう・・・・。だからこれは、「涼宮ハルヒの消失」ではなく「涼宮ハルヒの転生」。(とはいえ、時空間的には逆の可能性もある。つまり櫛枝実乃梨の転生体が涼宮ハルヒ。時空間的には「とらドラ!」が、先(=プレ)に生じた事件だった、とか・・・・・。
「転生」はアニソンの題名にまで及んでいる。涼宮ハルヒの「最強パレパレード」は「とらドラ!」では韻を踏んで「プレパレード」となった。オレは、このOPの櫛枝実乃梨が両手をにょろにょろと動かすシーンが大好きだ。(これは結構インパクト。それに釘宮理恵の歌声は、なんかセクシーだよ。って思っているうちに最近始まった「クイーンズブレイド第二期」。第二話から公開されたメロメロにしちゃうメローナのED。「さらにぶっとびー」だよ)。
「とらドラ!」は音楽もいい。OPもEDもオケはソフトシンセ系の音だろうか? シンセベースのブリブリいう音が実に気に入った。それに堀江由衣の澄んだ声。
EDのバニラソルト
後半のOPになったsilky heartという曲は、途中でシンセベースが重なるあたりで、なんかPerfumeが目の前で踊り出すような錯覚を感じさせる曲だった。
ドラマ内での音楽では「まいんは足が長い」と言った、あの橋本由香利も参加している。
「よくわかる現代魔法」の森下こよみ役の野中藍----この人の声も独特だネ、だからすぐ気付けるんだけど----も脇役で出演。「よくわかる現代魔法」のOPもいいネ。
しかしアニメのOPやEDって、キャラクターが歩いていたり、走っていたりするのが結構あるネ。「よくわかる現代魔法」もそうだけど、「イタズラなkiss」とか「鉄腕バーディー」とか「スピードグラファー」とか・・・・・、だれかアニメに詳しい人が、このテーマでデータ作ってくれないかな?
オレは経験の浅いアニメファンなんで。
p.s1 監督の長井龍雪はもともと長井龍幸だったとウィキペディアに書いてあったけど、これってフォーク歌手の永井龍雲の名前からヒントをもらったのかな?
p.s.2 よし、じゃあ、次は「ハヤテのごとく!」フィーチャリング釘宮理恵を見よう。てか、オレってかなり流行遅れだよな。というわけで、本日(10/10)地元ツタヤで1本100円全13巻をまとめて借りて帰ったのだった。
p.s.3 いっとくけど、「転生」話はオレのヨタ話だからな。
p.s.4 (注1)「うーん、マズい。もう一個」というパロディについて、今の若い人はモトネタを知らないんじゃないかと思ったので、紹介しておこう。あのパロディシーンのモトネタはキューサイ青汁のテレビCMなのだった。実は「ナノダ語」をしゃべる、あの「恋姫無双」の張飛(西沢広香)もエピソードの中でそのまんまパロってます。張飛は1話目の次回予告では「マリア様がみてる」の冒頭のナレーション「スカートのプリーツはうんぬん」という箇所を引用しているし、「山があるから、なんとかかんとか」とか変な歌は歌うし、おかしなことわざは言うし、モー、ほんと大好きなキャラだワ。
p.s.5 以下は「マリア様がみてる」3期から取ってきた、例のナレーションが入る場面。
だが、この場面も実は以下の「有名な絵画」からの「引用」である。
もちろん、これはボッティチェリの「春」だよね。
銀魂の神楽役で、釘宮理恵のあの独特のボイスに出会って以来----もっと言えば、あの声でなされる「変な言葉遊び」に横隔膜をナハナハと打ち震わせて以来----気がつくとオレは、釘宮ボイスのファンになっていたのだった。(最近知ったのだが、「釘宮病」という言葉があるらしい。ってことは、オレも「病気」?)
やっぱり釘宮理恵はコメディと相性がいい。今回も床に転がった大豆を口に入れて(注1)「うーん、マズい。もう一個」とか変なパロディや言葉遊びがたくさん出てきて、オレはもうほんとにほんとに楽しかった。
当初、逢坂大河(釘宮理恵)と高須竜児(間島淳司)の関係はどこか、妹が心配でほうっておけない妹思いの兄ちゃんとダメ妹的な感じに見えた。
このドラマではBLOOD+で兄(カイ)と妹(小夜)の関係を演じた吉野裕行(春田浩次役)と喜多村英梨 ( 川嶋亜美役)が脇役として出てきたのも面白い。カイは小夜のことが「心配で心配でならなかった」が、二人は血はつながっていなくとも兄と妹であり、「恋愛的な関係」にはついにならなかった。
しかし「とらドラ!」は「BLOOD+」のようなシリアス・アクション・ドラマではなく、ラブコメであった。しかも、笑わせて、泣かせる、コメディの王道を行く傑作ドラマであった。特に第21話の雪山シーンでは、不覚にも大河の真実の声に涙してしまったオレだった。
櫛枝実乃梨がソフトボール部員なのは、前世におけるバット振り体験が発展したのだろう・・・・。だからこれは、「涼宮ハルヒの消失」ではなく「涼宮ハルヒの転生」。(とはいえ、時空間的には逆の可能性もある。つまり櫛枝実乃梨の転生体が涼宮ハルヒ。時空間的には「とらドラ!」が、先(=プレ)に生じた事件だった、とか・・・・・。
「転生」はアニソンの題名にまで及んでいる。涼宮ハルヒの「最強パレパレード」は「とらドラ!」では韻を踏んで「プレパレード」となった。オレは、このOPの櫛枝実乃梨が両手をにょろにょろと動かすシーンが大好きだ。(これは結構インパクト。それに釘宮理恵の歌声は、なんかセクシーだよ。って思っているうちに最近始まった「クイーンズブレイド第二期」。第二話から公開されたメロメロにしちゃうメローナのED。「さらにぶっとびー」だよ)。
「とらドラ!」は音楽もいい。OPもEDもオケはソフトシンセ系の音だろうか? シンセベースのブリブリいう音が実に気に入った。それに堀江由衣の澄んだ声。
EDのバニラソルト
後半のOPになったsilky heartという曲は、途中でシンセベースが重なるあたりで、なんかPerfumeが目の前で踊り出すような錯覚を感じさせる曲だった。
ドラマ内での音楽では「まいんは足が長い」と言った、あの橋本由香利も参加している。
「よくわかる現代魔法」の森下こよみ役の野中藍----この人の声も独特だネ、だからすぐ気付けるんだけど----も脇役で出演。「よくわかる現代魔法」のOPもいいネ。
しかしアニメのOPやEDって、キャラクターが歩いていたり、走っていたりするのが結構あるネ。「よくわかる現代魔法」もそうだけど、「イタズラなkiss」とか「鉄腕バーディー」とか「スピードグラファー」とか・・・・・、だれかアニメに詳しい人が、このテーマでデータ作ってくれないかな?
オレは経験の浅いアニメファンなんで。
p.s1 監督の長井龍雪はもともと長井龍幸だったとウィキペディアに書いてあったけど、これってフォーク歌手の永井龍雲の名前からヒントをもらったのかな?
p.s.2 よし、じゃあ、次は「ハヤテのごとく!」フィーチャリング釘宮理恵を見よう。てか、オレってかなり流行遅れだよな。というわけで、本日(10/10)地元ツタヤで1本100円全13巻をまとめて借りて帰ったのだった。
p.s.3 いっとくけど、「転生」話はオレのヨタ話だからな。
p.s.4 (注1)「うーん、マズい。もう一個」というパロディについて、今の若い人はモトネタを知らないんじゃないかと思ったので、紹介しておこう。あのパロディシーンのモトネタはキューサイ青汁のテレビCMなのだった。実は「ナノダ語」をしゃべる、あの「恋姫無双」の張飛(西沢広香)もエピソードの中でそのまんまパロってます。張飛は1話目の次回予告では「マリア様がみてる」の冒頭のナレーション「スカートのプリーツはうんぬん」という箇所を引用しているし、「山があるから、なんとかかんとか」とか変な歌は歌うし、おかしなことわざは言うし、モー、ほんと大好きなキャラだワ。
p.s.5 以下は「マリア様がみてる」3期から取ってきた、例のナレーションが入る場面。
だが、この場面も実は以下の「有名な絵画」からの「引用」である。
もちろん、これはボッティチェリの「春」だよね。
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