9月に入って、Yahoo!のコンテンツからYahoo!動画が消え、代わりにGYAOがリンク表示されるようになってしばらくたちました。(まさかGYAOがYahoo!の傘下に入るとは想像しておりませんでした。)
動画の再生画面が「みみっちい」など、使い勝手の面で、現在のGYAOの新配信システムの評判ははなはだ良くないです。現在の統一システムは、かつてのYahoo!動画時代からもGYAO時代からもサービス面では後退していると思います。しかし、昔のYahoo!にしろGYAOにしろ、かなりシステム変更を繰り返してきましたから、いずれまたシステム変更の時期も来るでしょう。
自分のなかでは、オフィシャルな無料動画配信なら、Yahoo!動画かGYAOと思っていたし、実際、この2つのどちらかをいつも見ていたわけですが、1本化されてしまったので、「やっぱ対抗馬がほしいじゃん」ということで、「Gyahoo!(ギャフー)」に対する競争的同業者としてのBIGLOBEの動画サイトにもっと関心を寄せようかと思ってます。
そんなふうに思っていたまさにその時期に、BIGLOBEのアニメワンで「シャングリ・ラ」の全24話が一気に無料配信されているのを知り、もちろん一気に見ました(すでに無料配信期間は終了)。
「おじゃる丸語」のような言葉でしゃべる美邦(みくに)がなかなかかわいくて・・・・・。同時に昔DVDで「紅(くれない)」を見たときに登場してきた幼女----九鳳院紫(くほういん むらさき)---- の言葉遣いを思い出していました。(また見たくなったな、「紅」。)
シャングリ・ラの主人公北条國子(ほうじょうくにこ)の声を担当したのが高橋美佳子で、 この人、銀魂では、あの寺門通役で「変な歌」をガンガン歌っている人です。
高橋美佳子は、定春の声も担当してて、実はオレ、定春のワンワン声気に入ってます。同時に思い出すのが、カレイドスターのジョナサンのアウアウ声(こっちは高橋美佳子じゃないですが。)これもいいですね。
意外性がすばらしいのが二人のオカマ役の声優担当者たちです。第1話ではハートマークを三つずつ並べてクレジットされていませんでした。
以下写真の少女は石田 香凛(いしだ かりん)
このハートマークが誰なのかは、後の回のEDで種明かしされますが、なんとモモコが中田譲治、ミーコが大塚芳忠って書いてあったじゃないですか。この二人のオカマ演技が実に良かったですよ。
左からモモコとミーコ
私、この二人はBlood+の役柄(マッチョ的)でイメージしたんで(大して今までアニメ見てないんでネ)、なおさらそのギャップが面白かったんですね。特に中田譲治が。
モモコさんは絵の面でも扱いが面白くて、毎回衣装と髪型が変わります。主人公の北条國子がおおむねアニメのお約束事をずっと守っていた----すなわちコスチューム・イメージを変えない----のに対して、モモコさんと敵役の鳴瀬涼子(彼女もコスチュームと髪型をくるくる変えてます)の扱いは面白いと思いました。
でも少女の人身御供事件とかのおとしまえのつけかたとかちょっと納得いかない終わり方でしたね。以前当ブログで紹介したキャシャーンsinsでは、見ていてウザいほどにキャシャーンは罪の意識にさいなまれるのに、このシャングリ・ラの登場人物たちは大量殺人者ばかりなのに----おじゃる丸幼女とかも----実にあっけらっかんとしてます。これはこれで「かなり違和感を感じるシナリオ」ではありました。
まあ、でも、中田譲治声のモモコさんを味わえたので、それはそれで良しとすることにしましょう。
コメント