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BOUNDHEAD

閉じたまぶたの中で色彩が広がる
昨日(6/22)奇妙な体験をした。

目を覚ましてぼんやりした頭で起き上がり、ベッドにしばらく腰掛けていた。だが、いっこうにぼんやりした頭ははっきりしない。

私は再びまくらに顔をつけてベッドにはらばいに寝てしまった。しかし、なぜか閉じたまぶたの黒いスクリーンをじっと見てしまったのだ。すると、いままで起きたことのない現象がまぶたの中で生じた。

黒い世界の真ん中に小さく色彩が現れたのだった。

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「あれ、何だろう」と、しばらくそのまままぶたの黒い世界を観察していると、色彩を上から覆っている黒いベールが中心から外側に向けてさーっと円状に広がりながら後退していき、ついには、閉じていたまぶたの裏側全体に広がった。


  cd43816a.jpeg                   











それは色彩の世界だった。そのなかに人物絵が現れたようにも見えたのだが、色彩が全体に広がったのは、ほんの一瞬だったので、それは私の視界全体に達するとすぐに消えた。

ふたたびまぶたの裏側は黒くなった。また何か色が現れるかと待っていたが、もはやなにも起きなかった。

上下の絵はそのイメージ図だが実際にはもっと直線でできた図柄にさまざまな色が載っていたように思う。だから、私が見たものは、この絵とはまったく似ても似つかないものだが、あとで思い出した印象がこんな感じなので、説明の便宜のために一応図示してみることにした。

普通、人は目を閉じて何かをイメージしようとするとものすごく苦労する。何かを思い浮かべたつもりでも、実際にはまぶたの裏を総天然色でいっぱいにすることなどまず無理だ。ためしに富士山の絵柄を背景も含め、画面全体がすべて総天然色になるようにイメージしてほしい。「ありありとした全体像」はまず維持できない。

だが、今回の体験では「こっちはなにも意志しなかったのに、勝手に向こうから色彩が現れ、みるみる広がった」ように思えたことだった。私は確かに色彩を全体的に見たのだった。

私は何一つ「意志」しなかった。それは夢に似ている。夢の像も「向こうから勝手に現れる」のだから。だが私はそのとき、眠ってはいなかったのだ。ただ完全覚醒状態かといえば、目をさました直後に起きた出来事だという条件は付く。

皆さんにはこんな体験があるだろうか。「これって何だろう?」などと考え込まず、「別になんでもないや」と、無視しようと思えば無視できる体験。きっと3日もすれば忘れてしまうようなトリビアルな出来事。そういうわけで、書いておかないときっと忘れてしまうと思い、今回こうして報告することにした。

p.s. そうそう今年初めてやもりを見た。6/6の夜10時くらいのことだ。職場の倉庫のドアにしばらく現れ続けたやもりの話は以前、写真付きで紹介した。だが6/6に見て以来、一向に現れない。次はいつ現れるのだろうか?

p.s.2 「次はいつあらわれるのだろうか?」と書いたら(6/30)、なんとあれから(6/6)4週間ぶりに「やもりん」が姿を現してくれた(7/3)。しかも明かりのついている部屋の窓を外側から悠々と横切って消えたのだった。


やもりん、窓を右下から斜めに横切るの図
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窓の向こう側は倉庫になっているのだが、今までこんなことは一度としてなかった。こんな明るい窓の向こう側に堂々と姿を現すなんて。なんかチョー感激したというか、うれしかったよ。ゆるゆると歩きながら「アンタがオレのこと気にしてたから、ちと挨拶しに来てやったぜ」とかつぶやいているのだろうか。

p.s.3 やもりんは、その日の夜は「定位置」(倉庫の入り口ドアのガラス窓)に姿を現さなかったが、次の夜からずっと定位置にはりついて、私が帰るのを見送っている。

 
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