"ダンス"カテゴリーの記事一覧
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今月はずっとEDM系の音楽情報関連を書いてきたので、そこからの連想で、いつかブログで言及したいとずーっと思っていたドイツのバンドEisenfunkのpongとインダストリアル・ダンスの話をしたいと思う。
動画は14年前にアップされたものだけど、そもそもその当時、この曲自体は日本ではまったく流行らなかったと思う。日本のダンス・シーンにおいても、当然背景に現れる異形のダンサーたちに影響を受けたような形跡はなく、日本語圏のウェブ上においても、インダストリアル・ダンスに興じる日本の若い人たちの話についても詳しい話は出てこない。
ということで、まずはYouTubeの動画鑑賞から始めたい。
いわゆる四つ打ち系のエレクトロ・ミュージックである。
私がこの動画を見て、驚いたのはダンサーたちの風貌(衣装)と独特の踊り方だった。
確かに上半身の腕の動きが中心で、日本人であればすぐに「あ、パラパラだ」と連想してしまう。
日本のパラパラはカワイイけれど、西ドイツのパラパラは、なんと言っていいのか、あえて言えば
「ゼイラム2」に出てくる軍団じゃん・・・・・
であった(特に25:00あたりから出てくる連中)。
あの軍団がインダストリアル・ダンスを一斉にするシーンがあったら、相当にうけたんだけどなあ(オレ的に)と強く思ったものだった。
北野武監督は「座頭市」でタップダンスのシークエンスを入れたし、雨宮慶太監督だって、一部そういうシークエンスを入れてもいいじゃん、と思ったのだった。
今回、インダストリアル・ダンスについて書こうと思ったので、改めて検索してみたら、今回の表題にもなったセリフをインスタグラムの動画で見つけたので、以下紹介したい。
dilettantegenet
YouTube上で「Industrilal dance」を検索すると、いろいろと出て来る。メキシコなどスペイン語圏なんかでは結構大会なんかもやっていたようだ。
検索の上位に出てきたのを適当に並べてみた(なんでだろう、周期的に出てくる、左足を上げながら同時に両手が開く瞬間の姿に「なんか、かわいい」と反応してしまうダンスだった。実写なのに絵師たちの描く絶妙な絵の構図を見せられてるような感覚なのかな?)
以下は、やっぱ「ゼイラム」じゃん、という私の感想はハズれていないと、アナタも思うはず。
Eisenfunkのpongは私が定期的に見に戻るYouTube動画のひとつでもあった。PR -
ブログをせっせと書いていた時代(といってもひと月に一本とかだったな)もあったけど、ほんとめんどくさくなっちゃって。と言ってもネット(YouTubeも含む)にはコメントなんか割と書いてたんだけど、最近はそれもめんどくさくてねえ。年取って食うことぐらいしか楽しみなくなっちゃったよと思いながら暮らしてきたけど、なんか食事もめんどくせえなと。20歳のころのオレの気持ちにもどっちゃったよ。
日本映画「こっくりさん」で長澤奈央が「食事ってめんどくさいよね」ってセリフを吐いたのを聞いて、「ええ、オレと同じように感じてる人間がやっぱいるんだな」と思ったのがずいぶん昔。
今気に入って見てるアニメは「本好きの下克上」「けものみち」「慎重勇者」とか(アマゾンプライムで見れますよ)。特に「慎重勇者」のEDのダンスシーンにはリピートフォースを受けてしまい、ひさびさに反応してしまったので、こうして報告することにした。
気に入ったのは二か所。
体の線がS字対称に変化するシーンだけど、ここ、頭を左右に動かさずに腕の振りだけ対称に動かしたら、つまらない踊りになってたとこだよね。静止した絵だと「動きの魅力」がまったく伝わらないけど、頭が動くからいい動画になってると思う。
あとは、右足を連続で蹴り上げるシーン。ここもいいよね。
それに歌「Be perfect,plz!」のメロディーとか構成とかも特殊。なんかミューカルの舞台上で歌われる歌のような雰囲気があるのはなぜだろう。
あ、そうそう「けものみち」のED「アネクドット」で子犬が突然立ち上がって両手広げてユラユラ踊るシーンに初めて遭遇したときは、度肝を抜かれた。これも相当にリピートフォースが強い。そういうわけで「突然始まる子犬のダンス」が見たいがために毎回EDまで見るようにしている。 -
あのPerfumeの振り付けをしているMIKIKO先生の振り付けによる「恋ダンス」が大ブレイクして、その「恋ダンス」で踊る北朝鮮の少年律動体操のMAD映像がテレビ番組で紹介されて、「テレビで紹介された」という記事がネットのポータルサイトに出て、まあ、そんな流れでYouTubeの関連動画を適当に眺めていたら、そこでかやっちの「恋ダンス」を見つけたのだった。
非常に気になる人だったので、ほかのダンスもいろいろと見てみた。最近UPの「恋ダンス」時は22歳くらいらしく、髪を短くしてツインテールをやめ、すこし大人っぽくなっていたが、超スレンダー時代(未成年時代)の破壊力がすごかった。昔このブログでも紹介したベッキー以来の衝撃だなあ。それに「さまざまな衣装をまったく違和感なく着ている」のも衝撃だった。全身が細くて手足が長い(身長は170cm、あるいはもっとあるらしい)というのはその通りなんだけど、彼女の踊りはひょろひょろしていない。なんかシュッとしてるじゃないか(この関西弁の使い方でOK?)
香港人でサブカルマニア。すごい娘だなあ。
私のお気に入りは以下の三つ。
バレンタイン・キッス
彼女が踊っているのはオリジナルの国生さゆりバージョンではなくて、AKB(渡り廊下走り隊7)バージョンの振り付け。特殊効果を使った二人バージョンもいいね。
以下、振り付け本家バージョン
恋愛サーキュレーション
ラブポーション
出だしの、ピストルを撃ってるのような振り付けがいいよね。 -
スマイレージって名前は聞いたことがあったけど、いままで関心を持ったことがなかった。
だが、彼女たちの新曲「同じ時給で働く友達の美人ママ」(9/29発売らしい)のダンスが相当にへんてこなようで、たまたま「ニュース2ちゃんねる」のサイトで記事を見て、「こりゃあほんとにすごい振り付けだなあ」とびっくりした。
実際のダンス動画を見ることができないかと思ったのだが、いまのところ発見できず、未見である。
だが収穫もあった。You Tubeには「夢見る 15歳」のダンス・バージョンがアップされている。PerfumeのPVなんかもそうだが、こういうPVではたいていダンスの全体像を見ることはできない。ダンスの全体像を見たかったら、実際にコンサートにいくしかないのだ。
夢見る 15歳
そういうわけで、通常のPVとは別にダンスの全体像を見せてくれるPVがあるのはうれしい。
で、この「夢見る 15歳」の振り付けは、なかなかおもしろいと思うのだ。
でも彼女たち4人のシンクロ率は低くて、このレベルで「本番撮影」に突入してしまったのは、スケジュールの関係とかいろいろ「制作側の大人の事情」もあるのかもしれないけど、もっと十分に彼女たちに練習をつませて、「もっとかっこよく、もっとうつくしく見えるもひとつ上の水準」までもっていってほしかったと思う。
アニメなら、「は~い、ダメダメひざの使い方がちが~う」とか「そこ腕の振りがおそ~い」「ひじの角度があま~い」とか、なぜかオカマキャラな男性インストラクターが登場してきて、その実強烈にしごきまくるってところなんだろうけど、細部に妥協しないインストラクター付けてもらって、彼女たちには是非是非さらにシャープな魅了系ダンスが踊れるようになるように育てていってもらいたいよな。
美脚をほこる韓流女子のダンスは確かに上手だけど、でも、なんかオレ、「何度も見たくなるダンス」は、あまり上手じゃない「夢見る 15歳」の方なんだよな。
なぜなんだろうな?
p.s.1 にしても身長差もあるけど、上記画像のスマイレージの中央の2人って脚長いよな、ハイヒールを履いていることを差し引いてもさ。
p.s.2 てことで、Perfumeが「ポリリズム」で登場してしたときそうだったように、「このスマイレージのダンスバージョンPVには少なからずショックを受けた」ってことは正直に白状しておきますよ。 -
You Tubeをつらつらと見ていたら、何かの拍子にSKD48と名乗る女子集団が踊る「わっきゃない(Z)」という曲に行き合った。初めはどこかの仲良し女子高校生たちがプロの楽曲に合わせて踊っているのを公開したものだろうと思っていた。
ところが何の期待もせずに見ていたら、特に前列真ん中の女の子の踊り方に魅了されるものを感じた。かかとを地面に当て、足首を曲げ、足の指先が45度くらいな感じでステップを踏む。「わっ、これはいいよ」と感じてしまったオレは、迷わずこの動画をお気に入りに入れてしまったのだった。
だが調べてみると、実際の彼女たちは、ただの素人集団というわけでもなかった。SKD48のウェブサイトに飛ぶと、こう書いてある。
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SKD48とは秋葉原の外神田3丁目にあるメイドカフェ・ミアカフェとメイドリフレ・ミフ・ラウンジ&リラクゼーションの有志が”次世代アイドルを目指したいけど、私達には、まあ、たぶん無理”という想いから始まったプロジェクトです。
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SKD48は、AKB48を尊敬してはいるが、まったく関係ない集団だということだ。
Wakkyanai Z dance by SKD48 tributting °C-ute
面白い振り付けだと感じたオレは、そこで「Wakkyanai Z」で検索して動画を探してみた。するとアメリカ娘のサーシャ(kyaaakya) がソロでこの曲を踊っている動画を見つけた。ニコニコ動画で騒がれた「男女ダンス」のベッキーみたいにキュートなダンスだったが、SKD48の女の子たちのような「足首の形」へのアクセント付けが少々弱いような----膝をしっかりと伸ばしきって足首をホールドしていないせいか?----気がした。でも全体としては「極上のの魅了系ダンス」だった。衣装も足から頭までvery good(というワケで、視聴大推薦。彼女のチャンネルに飛んでほかのダンスも見てみよう。日本の楽曲で踊っている動画がほかにもあるよ。しかもとても上手だ)。
Wakkyanai (Z) Dance
で、最後、オレは「「わっきゃない(Z)」の本家の℃-uteの動画をいろいろ探して見てみた。ところが動画のほとんどが----制作担当者たちは「魅せる映像を作るプロ集団」なはずなのに----振り付けとしての「足首の形」の面白さを理解していないのか 、撮影側の無理解のためか、この面白い振り付けを強調して見せるような映像作りをしていなかった。これは彼女たちを売り込むに際してもとても残念な「判断」だったとオレは思う。
℃-ute Wakkyanai (Z)
結論として、集団全体としての仕上がりはやはり素人っぽいが、ダンスの核心部分を取り上げて評価するなら、SKD48のタメのある足首使いがオレは一番気に入ってしまったのだった。とはいえ、踊りの上手さ、キュートさで言えば、やはりソロで踊っているサーシャ(kyaaakya)の方がずっと上だ(実際、オレにとって、このサーシャの「わっきゃない(Z)・ダンス」は、かつてのhina(雛)ちゃんコーヒータイム同様、新たな日課のように見る動画のひとつになったのだった)。
あなたはどう思っただろうか。アメリカ娘のサーシャはベッキーみたいにニコニコ動画なんかで、もうちょっと注目を浴びてもいいんじゃないかと思う。そして最終的に本家の℃-uteにも関心を持ってもらうという段取りがいいのではないだろうか。というオレも今日℃-uteという名前を知ったばかりなのだがね。ハハ。