"PC(修理と改造)"カテゴリーの記事一覧
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HPのDC5700SFはHPの公式サイトにおいてはWindows7用のドライバーが用意されていない。公式にはVistaまでである。しかしこのPCにWindows7のOSを導入すると、デバイスマネージャのディスプレイアダプタの項にちゃんとこのPC対応のドライバ(Q965/963 Express Chipset Family)があてがわれている旨の表示が現れて、いとも簡単にWindows7化が完了する。あとはRealtekのオーディオドライバを入れるくらいである。
だがマザーボードにAMDのCPUを乗せているDC5750シリーズは、対応するドライバがない。Windows7のOSを入れると、ディスプレイアダプタには汎用ドライバがあてがわれ、Aero機能は当然利用できない。だから、このPCをWindows7化したかったら、Windows7対応のグラフィックカードを使ってOS導入を行うのが、まあ一番安全確実な方法だろう。
ただしグラフィックカードを導入する前にF10でバイオスを呼び出して、グラフィックカードの利用を「有効」にしておかないと、モニターになにも映らず、壊れたのかと一瞬誤解するはめになるから注意しておこう。
PCIデバイスを選んで任意のキーを押すと、以下の画像が出る。
「ATI 他のディスプレイ コントローラ」を「有効」にしておこう。そして好きなグラフィックカードをマザーボードに据えるのである。
しかし、グラフィックカードを使わずにDC5750SFのAero機能をWindows7上で復活させることはほんとに無理なんだろうか?
それが実はできるのである。それは前の投稿でDX7300MTにWindows7を導入するときに利用した方法、すなわち「互換モード」で入れるという方法だった。
もうだいぶ前に、「DC5750 Windows7」というような検索用語で、DC5750のディスプレイアダプタ対応ドライバを探してきたのだが、はかばかしい回答が得られなかった。
やっぱりダメなのかと思い、最近までグラフィックカードを利用することでしのいできたのだった。しかし、DX7300の作業後、ふと「そうだ、DC5750にも互換モード」を用いてみようと思いついたのだった。
チップセットはATI RADEON XPRESS 1150。グラフィックコントローラがATI Radeon X300である。まずWindows7用のドライバが公開されているか調べてみたが、
このような表示が出て、AMDサイドでも対応ドライバは出していないのだった。
そこでダウンロードサイトから「Vista用のATI Radeon X300 64bit」をダウンロードして、これを例の互換モードで入れてみたのだった。
この画像中のATIのアイコンを右クリックして、
プロパティをクリック。
互換性タブをクリック。
Windows Vistaを選んで、「互換モードでこのプログラムを実行する」にチェックを入れる。
そして最後にOKをクリックして、初めてATI Radeon X300のアイコンをクリックして導入作業を開始するのである。するとスルスルと滞りなく、進展し、導入作業が完了した。
デバイスマネージャをチェックしてみると、ちゃんとATI RADEON XPRESS 1150というチップセットの表示が出ているではないか。
ということで、長年頭を悩ましていた問題が、ひょんなタイミングで解決した。
もしアナタがHPのDC5750シリーズのどれかをいまなお活用中で、これをグラフイックカードなしでWindows7上でAero化したいとお思いなら、一度お試しあれ。
P.S. 実はvistaOSのダウンロードページに入っているグラフィックドライバはwindows7まで対応になっている。なのでそれを使えば実は済みます。ずっと前から分かっていたことなんですが、報告が遅れてしまい申し訳ありません。PR -
HPのDX7300MTのマザーボードをヤフオクで手に入れたATX用ケースに入れて使っている。
フロントオーディオにはAliExpressで購入したものを使っている。DX7300MTのマザーボードにはUSBコネクタが1つしかないので、本来なら写真の右側の正方形の形をしたUSBが接続できないのだが、PCIにはめ込む古い増設用のUSBカードが2個あったので(内部からUSBに接続できるのだった)、ここからケーブルでつないでいる。そういうわけでフロント部においてUSBを4つ接続することが可能になった。
おかげで必要以上にUSB2.0用のコネクタだらけになってしまったよ。
CPUクーラーはこれもヤフオクで昔手に入れて保管していた中古品で、通常のファンの風を下方に当てるタイプのものから、どでかい放熱板に横から風を当てるタイプのものに替えている。一度使ってみたかったのだ。ちゃんと冷えるよ。ただもともとついていたファンの回転数が少々高かったので、回転数がそれより低い別のCPUクーラーのファン(青い色ってありなのか?)を取り付け直している。
時期を見て、これをWindows10にする予定だが、いましばらくは様子を見ようと思っている。
Windows10化は来年に入ってだね。 -
HPのDX7300MTという機種は、HP側がWindows Vistaまでしかドライバーの対応をしてくれていないので、「その事実」を知った時点で、このPCにWindows7を入れようという気持ちは大抵なくなる。(DX7300MTの本来の姿は以下の写真の通りだが、実際にはマザーボードを自作用ATXケースに入れて使っている。)
でもCPUはCore2 Duoなんだし、なんとかWindows7化してみたい。ということでWindows7 64bit版を導入してみた。
一応導入できた。だがデバイス・マネージャーを開いてみると、PCIシンプル通信コントローラーにドライバーが当たっていない旨が示されていた。
いろいろネットを調べてみると、やはりWindows7用のドライバーは存在しないようだった。
しかし面白いことを行っている人がいたので、自分も同じことを試しにやってみたら、うまくいったのだった。
それはVista(64bit)用のドライバーをWindows7上で互換モードで入れるという試みだった。
PCIシンプル通信コントローラーのドライバーはHPのダウンロードサイトで探しても、そのままの名前では見つからない。実際にはIntel Host Embedded Controller Interface (HECI) ドライバーがそれだったのだった。sp34743である。
Windows7上で、このアイコンにポインターを当てて右クリックしてプロパティ→互換性とクリックし、互換モードをVista(私の場合はsp1とかsp2ではなく、ただのVistaを選んだ)にして、最後にOKをクリックし、
その上でこのsp34743のアイコンをクリックして、指示に従って進んだら、以下のIntel Management Engene Interfaceの表示が現れ、
さらに作業を進めていくと、最後まで止まることなく導入作業を貫徹できた。
再びデバイス・マネージャーを開いて確認してみると、みごとにPCIシンプル通信コントローラーの表示は消えていた。 -
いままで無線LANではUSBアダプタ式のものを利用してきた。バッファローだとかロジテックだとかの1000円前後で手に入る製品だ。
ヤフオクだと、一番安い製品でも500円くらいものからの出品が多い。で、ヤフオクでUSBアダプタを物色していたら、Aliexpressで見たことのある製品が2~4倍の値段+送料をふっかけられて出品されているのに気がついた。
Aliexpressで直接購入すれば、同じ製品を250円前後送料なしで買えることを、ヤフオクに商品を探しにくる人々が知っていたなら、そんなふうにボラれなくとも済むのにと思うのだが、よこから口をはさむのも野暮だしねえ。
ということで実際にAliexpressで該当商品を2種類、2つの出品店から購入してみた。
一つ目はここから購入した。1セット2.73ドル送料無料、約327円。
ドライバーの入ったCD付ということで、ポチってみた。
同時にここからも購入した。1個、送料込み1.89ドル、約227円。2個買った。
どうみても同じ製品にしか見えなかったが、こちらはドライバーをダウンロードして使う形になっていた。
で、CD付の方をDC7900CMT in DELL PowerEdge SC430ケースに使ってみた。するとCDの中に入っていたドライバー&ソフトは日本語でちゃんと表示された。しかし手順説明書があるわけではないので、購入者は手探りで導入作業をするほかはないはずなのだが・・・・・。ソフトはなんとロジテックと同じものだった(ラッキー)。その一部がそのまま利用されているではないか。ELECOM Logitecの このページ(pdf)のSTEP2のページにそって作業すればいいのだった(つまりSTEP1のページが省略されているのだ)。これなら使ったことがあるし、手元に説明書もある。簡単にセットアップできた。
それで、今度はCD付ではない方のページのリンクからドライバーをダウンロードして使ってみたら、さっきのCDの中に入っているものと同じだった。
注文して到着まで2週間ほどかかったが、たとえ待たされてもヤフオクでぼられるよりはましだろう。
というわけで、これから安いUSB式無線LANアダプタを手に入れたいと思っている人には、この1個250円前後で手に入る製品をおすすめしたい。 -
私がHPのDC5750MT用のケースにDC5700SFのマザーボードを入れて利用している話を書いたのは、かなり前の話だ。今も相変わらず、自作というか改造遊びを続けている。
もともとDC5750MT用のCPUファンだったものを、PowerEdge SC430の改造ケースに組み込んだDC7900CMTのマザーボードのCPUファンとして利用してきたのだが、最近、改造でその部品をもとのDC5750MTに戻してしまったので、BTXのマザーボードに利用できるCPUファンがなくなってしまった。
手元にはいろいろと部品というかガラクタがあったのだが、その中にDC5700SFというスリムケース用のCPUファンがあったのを思い出して、これをなんとかPowerEdge SC430のケース内のDC7900CMTのマザーボードに組み込めないかいろいろと悩んだ。
DC5700SFのCPUファンはスリムケースのフロント部のシャーシに補助部材を使ってネジで2箇所を固定して安定させる構造になっているので、そのままでは利用できないので(ストンとはずれてしまうのだった)、いままでは、使おうという意欲さえ起きなかったのだが、いままでもっぱら利用してきたDC5750MT用の専用CPUファンなんでそう簡単にヤフオクで手に入れられる代物じゃない。
それで仕方なく、いろいろ考えて、このCPUファンのプラスチック部品に3mmの穴を開けて、ネジで固定すればいいんじゃないかと思いつき、実際に加工してみたら、思いのほか、うまくいった。プラスチックの上面裏側には工業用の強力両面テープを張ってヒートシンク本体と離れないように加工している。
以下、私が使用した厚み1mmほどの両面テープ(TERAOKA製)。地元のホームセンターで買った品。
下の方にも3mmの穴を開けて、100円ショップの結束バンドで固定した。
これを以下のように設置した。
もともとの形は こんな感じだったが、取り替えたDC5700SF用ファンでも十分に使えることが分かった。
まあ、私と同じようなBTXのマザーボードにこだわった改造をする人なんて、ほぼいないかもしれないが、DC5700SFのマザーボード、CPUファンともに、そのままDC5750MTのケースで利用することも可能であることが分かった。ただしこの場合はファンをささえているプラスチックの足の部分がマザーボード上に載ったままの箇所があるので(って、これは私がプラスチックカバーを後ろにさげ過ぎて両面テープで固定したせいだった。もともとDC5700SFのマザーボードに載っていたんだから・・・やっぱりバカだな、オレ)、切り取るなりして除去して使う必要がある(じゃなくて固定位置を調整してください)。DC7900CMTのマザーボードはケースへの設置部分がマザーボードと重ならなかったので、写真で見る通り、うまくケースの底面に「足を立てる」ことができた(偶然でした)。
p.s. YouTubeにその改造後のDC7900CMT in PowerEdge SC430(Ver.2)をあげたよ。
p.s.2 こっちはECS G31T-M(V 1.0)というマザーボードを用いてブルーに光るファンコントローラー(AliExpressで注文した品)を加えた仕様になっている。フロントUSB&オーディオ部品は、以前ハンダ付け作業でこしらえたアレをこのケースにつけている。