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BOUNDHEAD

Pearl & The Oysters
Pearl & The Oystersという男女二人によるPOPバンドが最近のお気に入りだ。

このユニットも以前の紹介動画同様、YouTubeのインディーズ集約動画で見つけたものだ。



「素性」を簡単に紹介すると、もともと二人(ジュリエット・パール・デイビスとヨアキム・ポラック)はフランス人で、地元で音楽活動を始めたが、ヨアキム・ポラックが米国の大学院へ行くので、二人は音楽の活動場所を米国に移したそうだ。

最初に一連の楽曲を聴いたときの感想と言えば、「彼らは日本の70~80年代の音楽の影響を受けているんじゃないか」という印象だったが、その後、英語圏の記事をいろいろチェックしてみると、やはり日本の「その当時」の音楽の影響を強く受けていることに言及している記事があった。

記事内に挙げられていた名前以外にも、細野晴臣経由でティンパンアレーや大貫妙子の大ファンだったりするんじゃないだろうかと彼らの楽曲を聴いたときに感じたものだ。その例が以下の楽曲だ。






実際、YouTubeに挙げている動画には日本語の字幕を付けたものや、日本ロケで撮ったと思われる動画もあって、かなり日本趣味を押し出している。

公式にはアルバムを4枚出している。

1st Pearl & The Oysters(2017)
2nd canned music(2018)
3rd Flowerland(2021)
4th coast 2 coast(2023)

私は3枚目の「Flowerland」と4枚目の「coast 2coast」が特にお気に入りだ。

YouTubeにアルバムごとの再生リストがあるので探して聴いてみてください。

今のところ4枚目が最新作で、2023年のリリースなので、もうじき次のアルバムが出てくるんじゃないかと楽しみにまっているところだ。


もはやメジャーレーベルが出している楽曲のヒットチャートという「権威」って20世紀後半の遺物になってしまったと思う。今でも「メジャーの名前を背景に出てくるミュージシャンたち」は米国にも日本にもいるけれど、、そして「表面的」には「彼ら彼女ら」はマスメディアの記事素材の一翼を担ってはいるけれど、ほんとに音楽が好きな人たちは、「もはや本気で取り合っていないんじゃないか」とひそかに疑っている。

私自身は、中坊だったあの頃、すでにアンチ・ヒットチャート派だったマセガキだったけれど(FMのリクエスト番組で普段ラジオでかからない、これまで知らなかった「名曲」がかかるのを釣り人みたいに待っていた坊主頭の中学生だった)、やっぱりそういう「音楽の追いかけ方」は今でも変わらないみたいだ。

「自分がほんとにいいと思うものを事上げせずに淡々と追いかけている」そういう「無言の一大勢力」が世界中にいるんだよな、きっと。



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