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Posted by バウンドヘッド - 2007.10.06,Sat
我が家には昔からヤモリが住んでおります。そんなに多くはないとは感じますが正確な数はわかりません。

今の家に越してきたころ、電灯をつけると、ヤモリが部屋の隅をササとかすめ過ぎるシーンに何度もぎょっとしたもんでした。「え、今の何、もしかしてトカゲ?」。何度も何度もそういう目にあったので、ある機会に「このやろう、おどかすない」と、ティッシュを数枚抜き取って走り逃げようとするところをひっつかまえて、ティッシュの中でひねり殺しましたが、いまでも「あれは過ちだった」と後悔しております。

「家にヤモリがいるんだよ」と職場の同僚に話したら、「ヤモリは害虫を食べてくれるから、よい生き物だよ」と返答されて「そうなんだ」とひねり殺したことを反省したのでした。

ヤモリをひねり殺したのは10年近く前のことですが、あれからも別のヤモリが夜中になると徘徊するかそけき気配を感じます。トイレに行こうとして、電気を付けるとササと隠れるやつがいる。電灯の灯のもとに一瞬だけ現れて、次の瞬間には物陰に退避してしまう。そいつを見ると「やー、昔、君の仲間を殺してしまい、、申し訳ない」と思うオレでした。

ところがつい最近、水を飲もうと台所の電気を付けると、眼の前の棚の端に、「ヤツ」がいるじゃないか。しかも口もとが変だ。口から黒い物体が突き出ているじゃないか。しかも普段はオレを見るとさっと逃げ去るのに、その場でじっとしている。

「おー、ヤモリは害虫を食ってくれる、という話はほんとだったんだ」と感激いたしました。で、水を飲んで電灯を消して居間に戻ったんですが、「まてよ、ありゃー、最高のシーンだ、〈ヤモリ、ゴキを食らうの図〉を写真に撮っておこう」と思い立ち、「もう逃げてるかもなー」と思いつつ携帯を持って再び台所の電気をつけると、おお、ありがたや、ヤツはまだそこに居てくれました。そういうわけで、「いやー、ありがとうー」と言いながら写真を取りました。携帯をかなり近づけたのに、ヤツはそういう私の無礼な振る舞いにも「耐えて」くれました。

で、携帯の写真をパソコンに取り込み終えて、もう一度台所に戻ると、「ヤツ」は姿を消しておりました。

で、カシャと音をさせて撮ったのが以下の写真です。いいヤツです。

yamorismallpic.jpg
















p.s.上の写真を撮った家を引き払い、 実家に戻ってからですが、一度だけヤモリを四畳半の自分の部屋で目撃しました。子供のころから一度もこの家でヤモリを見たことがなかったのにです。この日の夜10時過ぎのことですが、ふと気がつくと、部屋の東北の角にヤモリが、そしてさらに南西側の角に巨大な家蜘蛛(アシダカグモ)が、8本の足を折りたたんで陣取っていて、私は「うわ何!!!!」と飛び上がったのですが、実に奇妙な感じを受けました。けれど私はこの二匹を特に相手もせずにその夜は電気を消して寝たのですが、翌日には二匹とも部屋から消えていました。その後一度も「この二匹」に出会っておりません。

yamochin.JPG
















060903asidaka431.jpg
















クモの写真はネットから拾ってきたものです。脚を広げると人間のてのひらくらいある巨大なあの家蜘蛛です。
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Posted by バウンドヘッド - 2007.04.02,Mon

稲川淳二の怪談話を聞いてきて、いままで知らなかった事実を知りました。それは稲川淳二と逮捕される前の宮崎勤に暗闘があったということです。その詳細については『稲川淳二の怪談伝説!2』の「不思議なトンネル」というエピーソードで聞くことができますが、宮崎勤がそもそも幼女を殺さなければと思いついたのが、青梅の有名な心霊スポットであったトンネル----3種類ありますが、山の最上部にある使用されていない最古のトンネル----の中だったということです。実は宮崎勤は心霊スポット巡りをするのが大好きな心霊マニアだったのです。当然稲川淳二のファンだったそうです。

このトンネルの入り口近くにあった居酒屋で、昔、一家惨殺事件があり、祖父母と母親がまず殺され、それを見て、真夜中この真っ暗なトンネル逃げ込んだ幼女を、犯人の男が追いかけ、この子の頭にナタを振るって殺すという事件があったそうです。

宮崎勤によって出され、警察に届いた今田勇子名義の手紙の中には実は稲川淳二を意識して----稲川淳二宛てと言っても良い----書かれたものがあったそうで、警察がそれを持ってきて「どうしますか、稲川さん」と対処の仕方を相談したそうです。「もしあなたの家族に危険が生ずるといけませんから、警察が奥さんとお子さんを保護したいと思いますが」と提案されたそうですが、稲川淳二はその申し出を断り、その当時レギュラーで出ていた朝の番組で宮崎勤の手紙に対して対決姿勢を見せたそうです。その後、宮崎勤は逮捕されたとき、再びこの心霊トンネルに逃げ込み、逮捕されるまで真っ暗なそのトンネルの中央部にじっとうずくまっていたそうです。

稲川淳二は「宮崎勤の犯罪を弁護しようと思ってこのような怪談を語っているのではないですよ、犯罪は犯罪で、罰せられなければなりません、でも……」と語ります。つまり稲川淳二は「憑依」ということを言いたかったわけです。悪霊の憑依現象の謎解きについてはスウェデンボルグの『続霊界からの手記』なんぞを読むと詳しく出てきますが、そういうものがあったのだという暗示として怪談話を語っておりました。

この幼女殺人の心霊エピソードは『新耳袋 第三夜』第九十九話「たちけて」にも出てきます。例の青梅の心霊トンネルのある山の林の中から「たちけて」という幼女の声が聞こえてくる、それは宮崎勤に殺された幼女の声なのではないかという噂話が流れているという話です。「ばぶばぶばぶ」とか幼児語を使って子どもに話しかける大人がいますが、3、4歳の幼児の言語感覚は大人よりもずっと健全です。3、4歳の子どもが「ばぶばぶ系」の「幼児言葉」を話すとは思われません。もし助けを呼ぶなら「たちけて」ではなく大声でちゃんと「助けて」と叫ぶはずです。ですから、この噂話には「大人から見た幼児感覚」という作り事が紛れ込んでいる可能性もありますが、この山林から手足を切断され裸で埋められていた幼女の死体が見つかったのは事実です。ですから私はこの「たちけて」というエピソードを読むと、宮崎勤から殺されようとしていた瞬間のあの幼女の恐怖感を思い、なにか我慢できないものがこみ上げてきます。そしてその感覚が寝るまで一日中ずっと忘れられずに続きます。

この宮崎勤の事件からもうずいぶんと時間が経ってしまいましたが、ご紹介した『稲川淳二の怪談伝説!2』という怪談集DVDは、あの当時の事件報道には登場しなかった稲川淳二関連の情報を稲川淳二本人から聞くことができる貴重な事件資料でもあります。興味をお感じになった方は是非一度レンタル店に出向いて借りて聞いてみてください。

なお宮崎勤を扱っているサイトのURLをひとつ、以下に紹介しておきます。犯行声明文や一般の人が宮崎勤に宛てた質問に直筆の言葉で答えている回答文を見ることができます。
http://www.tctv.ne.jp/members/nisijima/keimusyo/miyazaki.html

こちらは「不思議なトンネル」における稲川淳二の発言を活字に起こしたものが載っています。
http://www.geocities.jp/tdtqg860/miyazaki1.html
 

Posted by バウンドヘッド - 2007.03.25,Sun
『ほんとにあった! 呪いのビデオ』シリーズがビデオ・レンタル界に持ち込んだ映像の提示方法は当初は非常に斬新でした。しかし彼らがこの世界に持ち込んだ「ドキュメンタリー(ノンフクション)風のフィクション」は、その後他の同業者たちから幾度も模倣され、最近ではほとんど見る価値のないような、ひどい作りの作品群の粗製濫造状態にいたってしまったように見えます。

商業用のドキュメント系ホラーものも、あまりにウソくささが目立つと逆に見ているうちに段々と腹がたってきて、「ほんまもんの幽霊さん、あの〈内心ではホラーを馬鹿にしながら商売だからというんで作っている連中〉を私生活でおどしてやってください」と呪いの言葉も吐きたくなります)。また物語系ホラー作品の方も、フィルム表現上のさまざまな手法があらかたためされて、こちらも一種の平衡状態になってしまっているのではないでしょうか。(ただし最近見た映像としては『超怖い話TV完全版Ⅰ~Ⅲ』がオススメ、これはいいですよ。)

「最近なんかつまらないなあ」と思っておりました。そこで私は、活字の方へシフトして『新耳袋』全10巻を読み直すということをしていたわけですが、ここで「そうだ、語りだ」と思ったのでした。『新耳袋』の内容のいくつかは『怪談新耳袋』として映像化されて、DVDになってレンタル店にも並んでいます。DVDの特典映像には、編者の木原浩勝と中山市朗の「怪談語り」がおまけとして収録されていますが、正直言ってあまり上手な(あるいは魅力的な)語り口とはいえません。そこで、はたと思いつきました。

「そうだ、怪談語りといえば、稲川淳二ではないか!」

「怪談語り」といえば、日本には落語の伝統がありますが、稲川淳二が作り上げた近代スタイルはいまだ他の後続の語り手を寄せつけません。稲川淳二は彼独自の「怪談語り口の芸風」を確立してしまいました。

稲川淳二の語り口の魅力を超える語り手は今のところいないのではないか、と思います。この人は昔、「ぼこぼこにされる平身低頭レポーターキャラ」でお茶の間に出てきて、視聴者に指さされてヘラヘラと笑われなければならぬという「立ち位置」を甘受しながら、その実、偉大な才能の持ち主だったのでした。

私は昔、『稲川淳二の超こわい話』シリーズの1巻と2巻と3巻、そして『生き人形』『怪談ライブ』を、これらのビデオがレンタル店にならんだ当時に借りて見ているのですが、その後は遠ざかっていました。最近では『恐怖の現場』というのを見たことがありましたが、これは「語りもの」ではありませんでした。そこで地元のレンタル店で改めてチェックしてみると、『稲川淳二の超こわい話』シリーズはすでに10巻出ていました。欠番があったので、方々のレンタル店----お隣の日向市にも探しにでかけました----を探しまわりながら、私は「3月は稲川淳二月間にしよう」と決め、この『超こわい話』シリーズ10巻を制覇し、『生き人形』その他、以前に借りていなかったものも含め、かなりな数を借りて見た(聞いた)のでした。この活動は現在も続行中であります。

『超こわい話』シリーズの初期のものを見ているうちに気がつきました。ここで語られているエピソードの多くが、実は『新耳袋』に採録された話とかぶっているのです。ビデオの中で稲川淳二が、「実は中山という男がいるんですがね……」などと紹介している人物こそ『新耳袋』の編者のひとりである中山市朗だったんですね。

『新耳袋』という本は大ヒットしましたが、先駆者として同書の中身を「語りもの」にして、それよりずっと前に「肉声による語り」を行っていた稲川淳二という人物がいたのでした。こんなふうにして、私のなかで『新耳袋』と稲川淳二が結びついたのは最近のことだったので、いまようやく「そうだったのかあ」と感慨にふけっているところであります。

ということで、中山市朗と稲川淳二の関連リンクを左のサイドバーに掲示しております。ネットでも稲川淳二の『超こわい話』シリーズの初期作品はPPV方式で見ることができますよ。実は私も見たクチです。『怪談新耳袋』の初期シリーズ(こっちはすでに販売終了)と『稲川淳二の恐怖物語1』を見ました。その私が利用したgooを紹介しておきます。ここはShowtimeのように、別に見たいものがなくても、会員料(基本料金)を毎月払い続けなればならないという方式ではないので、利用しやすいです。Showtimeもgoo方式にしてくれれば、私ももっと利用するんですがねえ 。

http://bb.goo.ne.jp/movie/program/inagawa/00/index.html

このシリーズは完全DVD化されていないようなので、10本をDVD5枚組のボックスセットにするとかいうような企画を掲げて是非全巻DVD化してほしいところでです。あるいはgooが10巻すべてをネット化するというのでもいいですね。

ちなみに私の大好きなエピソードは『超こわい話』第3巻の「…からの電話」であります。(是非近くのレンタル店で借りてみてください。ただし、稲川淳二のものに限らずビデオ自体がDVD化の波で処分されているところが多いと思うので、稲川淳二の『超こわい話』シリーズ10巻のビデオ版が見つかったらかなりラッキーですよ。)

『超こわい話』シリーズとは異なったビデオには、同じ話が違う題名になっているものもあるので、このあたりも自分なりに整理中です。いずれ報告もできるかもしれません。

inagawa_l.jpg









p.s.1「語り芸」と言えば稲川淳二です。でも彼の口調をそのまま活字に起こして読むと、何か全然違うモノになっちゃうのが不思議です。歌手の肉声を譜面に起こして、その譜面のみを眺めているような感じになっちゃうからでしょうか。逆に「活字芸」と言えば、やはり新耳袋でしょうか。それぞれ特性が異なっていますが、どちらも「芸」として一級品だということは確かです。

p.s.2 「ほんとにあった! 呪いのビデオ」では投稿がそろわない場合は「発注」による制作も行われているそうです。その場合、無名の、とはいえプロの役者さんが出るわけですね。ですが、すべてが「ヤラセ」ではないそうで、投稿映像をそのまま使うことももちろんあるそうです。ただ採用された投稿映像が投稿者作成によるフェイク映像である場合も多いでしょう。だから、なんでこんな映像が撮れたのか解釈不能な映像の実数はそれほど多くないというのが「ほんとう」のところでしょう。でもこのシリーズが出始めたころは、「ほんとう」に怖がらせていただきましたし、今でもこの手のコンテンツではこの会社の作品が一番であることは言うまでもありません。

参考 呪いのビデオのスタッフだったけど質問ある?
Posted by バウンドヘッド - 2007.03.24,Sat
今月3月9日に、「国道に寝ころがる男」という怪異体験を公開したばかりだというのに、なんと私と同じような目に遭遇し、ほんとに人を轢いて殺してしまったというような趣旨のネットニュースが出てましたので、紹介いたします。記事は以下の通りです。

横たわる男ひき「人だと思わなかった」NHK職員逮捕(夕刊フジ)

車道に横たわっていた男性を車でひいたとして、神奈川県警多摩署は20日、業務上過失傷害容疑でNHK報道局テレビニュース部職員の男(31)=川崎市多摩区=を逮捕した。調べでは、容疑者は20日午前2時半ごろ、川崎市多摩区の市道で車道に横たわっていた男性を乗用車でひき、けがをさせた疑い。男性は搬送先の病院で間もなく死亡。同署で身元の確認を急ぐとともに、業務上過失致死容疑に切り替え送検する方針。同容疑者はコンビニエンスストアで買い物をした帰りだったという。同署の調べに「人だとは思わなかった」と供述しているという。同容疑者は1999年にNHKに入局。各地の放送局で勤務したあと、昨年から同部でニュース制作に携わっているという。 [2007年3月20日16時22分] 

http://news.www.infoseek.co.jp/fuji/entertainment/story/20fuji320070320003/

皆さんも、気をつけてください。


Posted by バウンドヘッド - 2007.03.21,Wed

この体験はたぶん小学校5年生のときのことだったと思う。71年か72年頃の話である。私はランドセルをしょって、ひとりでてくてくと自宅へ帰っている最中だった。いつも通る勝手知ったる帰り道だった。でもその日は何かが微妙に違ってた。私はふと後ろに気配を感じたのである。振り返ってみた。40歳から50歳くらいに見える灰色のスーツ姿の男が私と同じ道を同じ方向へ歩いているのに気がついた。来た道も進行方向も、路上にはずっと向こうまで見渡しても私とその男だけしかいない。最初は「なんだ、大人の人か」と思って、またそのことは忘れ家路を普通にてくてくと歩き続けた。だが奇妙なことに気がついた。その灰色のスーツの男はそれからも一定の距離をおいてずっと私のあとを歩いてきたのである。私の心に「はっ」とする感覚がわき出た。私は少し不安を感じた、「あの男はボクのあとをついてきてるんじゃないか」と。ここからは私の家まで一本道、ずっと歩いていけばもうほとんど自宅だったが、「このまままっすぐに歩いていてはいけない」という感じがした。「そうだ、もうすぐMくんの家が見える」……私は幼なじみの4年生のMくんの家が目の前にあることに気がつくと、「あともう少し、あともう少し」と心に言い聞かせながら、動揺している様子を見せないようにして歩き続けた。いよいよMくんの家の前まできた。私はまるでそこが自分の家であるかのように何気ない様子で彼の家の門を入った。そして庭に入ると同時にダッと駆け出し、そのままMくんの庭の敷地をつっきって彼の家の裏手に回って物陰に隠れた。Mくんの家には誰もいないようであたりはしんとしていた。「男は行ってしまっただろうか」と、その物陰からそっとうかがうと、なんとその灰色のスーツの男が、この家の門を入ってくるところだったではないか。「ああっ、入ってきた!」(恐怖感がさらに増していく。)そして庭の中をうろつきまっている。それを見たときほど、怖かったことはない。「いったい、何の用でこの人はボクの後をついてきたのか。誘拐事件とかあるけど、ああ、こんなことってほんとにあるんだ」と思った。心臓がドキドキといっているのが聞こえた。

私はそれからたぶんMくんの家の裏手に30分くらいもじっと動かないで隠れていたと思う。長い長い時間が経過したと思った頃、私はもう一度物陰から顔を出して、男がいるかどうかを確認した。と、その灰色のスーツの男はいなくなっていた。Mくんの家は今ではめずらしくなってしまったが、立ち木の生け垣で囲まれていた家で、裏手も立ち木の生け垣になっていて、その木立の間から簡単に目の前の小さな路地に抜けることができる。このあたりは勝手知ったる小学生時代の私の遊び場だった。私は、そこからは脱兎のごとくに駆け出して、その路地のつきあたりを左に曲がってすぐに自分の家に駆け込んだ。とてつもなく怖い思いをしたが、なぜなんだろう、私は母にも家族の誰にもその日起きたことを話さなかった。自分には奇妙で不思議な体験だった。

40過ぎになって、マスコミで北朝鮮の拉致事件の話がひんぱんに取り沙汰され始めた頃、母に会ったときにテレビで拉致事件を扱っていた。私はそのとき初めてその拉致の話題のついでに「実はさ」ということで「今まで言わなかったけど、実はオレが5年生のときに、誘拐されそうになったことがあるんだ」と話した。「なんで男につけられたのかまったく分からないけど、もし運が悪かったら、オレこの世にいなかったかもしれないよ。あるいはそいつが北朝鮮関係者だったら北朝鮮にいたかもよ」と言ったら、「えー、ほんとねー」と驚いた顔をされた。小学生時代にもいくつか「トリビアル怪異」体験があるが、この体験もまた私のトラウマ体験となって今日にいたっている。皆さんにもこのような怖い体験はあるだろうか。

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イメージ図。実際の男はもっと歳とって見えました。

Posted by バウンドヘッド - 2007.03.18,Sun
今住んでいる家の中で起こったトリビアル怪異体験、あとひとつ書いて置こうと思います。

現在のテレビ(29型)の2代前のテレビ(21型新品)を使用していたころの話です。このテレビが壊れたあと、すでに当ブログでご紹介した、リモコンでスイッチを消しても、ぼんやりと人の顔のようなものが浮かび続けるテレビ(29型中古品)をしばらく使っておりました。

今の家に引っ越してきてからしばらくすると、何も手を触れていないのに、その21型テレビが突然「シャー、チッ」と音を出して9チャンネルの砂嵐画像に切り替わることがありました。「えっ、なんで?」と思いましたが、その日はそれで終わりました。

ところがその後、その現象が再び起きるようになったんです。昔、トラック運転手たちの使う無線機の電波でストーブが誤作動して火事を起こしたというようなニュースがあったのを思い出して、どこかから、間違った電波が来て誤作動を起こしてるんだろうかとも思いました。

体験の記憶を忘れかけたころにまた突然「シャー、チッ」といってチャンネルが切り替わります。チャンネルを見ると、また画面に「9」という数字が右上に黄色文字で浮かんでいます。「あ、まただ。なんでなんだろう。なんで放送していない9チャンネルに切り替わるんだろう」と思いました。そしてきっとリモコンの接触不良のせいなんだろうと思うことにしました。そういうことが何度も続きました。予期しないときに「シャー、チッ」です。

その切り変わりは、よそ見をしているときに起きることが多かったように思います。もしこの体験だけだったら、リモコンの接触不良という説明で合理化できたはずなんですが、ある日、ビデオデッキで借りてきたビデオを見終わり、そのまま地上波放送をビデオからモニター画面に流したまま、ほうっておいたときのことです。テレビがまた「シャー、チッ」と音を立てて砂嵐画面に切り替わりました。「えっ」と振り返りました。そしてすぐにビデオデッキのチャンネル表示を確認しました。

すると、なんということでしょう。ビデオデッキのチャンネル表示が「9」になっているじゃないですか。「えっ??? これって何?」と思い、ぞっとしました。というのも、テレビ用のリモコンではこのビデオデッキは操作できないからです。

この「ビデオデッキ・チャンネル9体験」はたった一度だけでしたが、それまでの私の「合理化説」をみごとに打ち砕いてくれました。ビデオデッキからの映像が「シャー、チッ」と音を出してテレビのモニター画面が9チャンネルに切り替わったので、私は、テーブルの上にテレビに向けて置いてあったビデオ用リモコンの上で手のひらをかざして、動かしてみました(今思うとなんでそんなことをしたのか分かりません)。すると、手をさっと横に動かすたんびに、「シャッシャッ」と音を立ててビデオデッキ側のテレビ受信チャンネルが切り替わっていきます。

「ええー、なんなんだ、こりゃー、うーん、 結構おもしろいかも」と思いました、「なんで手のひらをリモコンの上で動かすとチャンネルが変わるんだ」と。しばらくチャッチャッチャッと遊んでいました。で、もと見ていたチャンネルに戻したんですが、そのあとは同じことをしても、もうチャンネルは動きませんでした。

後になって職場で「リモコンの上に手のひらをかざして動かすと、ビデオのチャンネルが勝手に変わっていったんだよ」と話したら「えー、アンタの手のひらから電波が出ていたんじゃないの」とありえない返答されて困りました。

その後ときどき、ビデオデッキのリモコンの上で手のひらを動かしてみましたが、もうそのようなことは起きませんでした。しばらくはそのテレビを使っていたのですが、ある日突然テレビが映らなくなったので処分しました。それ以後リモコン事件は起きておりません。

そして、例の「顔画像の浮かぶ中古テレビ時代」へ移行します。そしてこれも処分しました。今のテレビでは、なにも変なことは起きておりません。

この家に引っ越す前には、ガラスの入った台所の入り口にある引き戸がガガガガと振動したということも書きました。写真は同種の引き戸。

TS2B0039.JPG
















電気製品の誤作動では、カセット・デッキがあります。エンドレス・モードではなく再生が終わったら止まるモードで聴いていて、再生が止まったのでそのままにしていると、長い時間がたって突然、ガチャンと音を立てて再生ヘッドが上がりテープが回り始めました。その頃はステレオセットに背を向けてパソコン通信をしていた時代です。「えっ」と振り返りました。それから日をおいて再生中に突然テープがキュルキュルと音を立てて高速回転しはじめたり、速度が遅くなったり、勝手にガチャンガチャンとリバースしたりしだして「ああ、もうこりゃあ寿命だな」と思いました。でもこちらが操作していないのに「勝手に操作を始める機械」ってやはりコワイものがありますよ。このデッキもいまは処分してありません。しかし勝手にチャンネル9に変わっていたころのテレビに付属していたリモコンは記念のためにとってあります。写真はそのテレビ用リモコンとビデオデッキとそのリモコンです。いたって普通の機材です。

TS2B0048.JPG
















Posted by バウンドヘッド - 2007.03.13,Tue
前回に引き続いてさらにオマケ写真

以下の写真は奇妙な画像が私の顔の上にかぶってしまった絵。私はVIXというフリーの画像管理ソフトを使っているんですが、この絵はサムネイル(一覧表示)時にのみ現れて、この写真をクリックして画像を元のサイズに拡大して見るときは、別画像がかぶっていない普通の私の顔写真になってしまうという不思議な事態になっていた時分に「なんじゃこれは?」とプリント・スクリーン・キー→ペイント・ソフトという流れでそのサムネイル画像を切り取って「証拠写真」としたものです。

そのときのサムネイル一覧には画像下と右に出てくるような人物写真はありませんでした。「いったい、この2つの顔はどこから現れたんだ?」と悩みました。パソコン内には該当する写真はそもそもないんです。ということでこれも「トリビアル怪異」体験の仲間に入れることにしました。よく見ると二人の顔の他にもなんだかよくわからない絵が私の顔の横にひっついてます。

その後パソコン自体を再セットアップをしているので、VIXがバグるというようなことは今は起こっていません。

いったい、このVIXのソフト内で起きたバグってなんなんでしょうねえ?

pic002.jpg









Posted by バウンドヘッド - 2007.03.11,Sun

宮崎市にいた20代の頃の違和感体験、どうしても「あれは何だったんだろうか」とことあるごとに思い出し忘れることができない一瞬の体験がもう一つあります。南宮崎駅の階段を駅舎内に向かって登っている最中の出来事なので、まだ車を持っていない時期の話です。当時私は、地元の延岡市に帰るときは列車を使っていたからです。

私は駅の階段を登っているところでした。たぶん夕方のラッシュ時で、といっても田舎の駅ですから数はしれているのですが、それでもかなりな数の集団が列車から吐き出されたあと、駅の広場へ向けてかたまりになって階段を一斉に降りてきました。

私は駅舎内部へ向かう組でしたが、上へ向けて登っている人はごく少なかったと思います。降りてくる人々と体が触れ合うほどに混み合っていました。私は何気なく前からやってくる女性に目を上げました。するとその人の顔の左半分はただれ果てていて、色はまるでくすんだ青いメタリック色をしており、その部分全体をなにかこうぶつぶつとふくれあがったものが覆い尽くしていました。

ものすごいショックを感じました。彼女の周りの人々はごく普通に降りてくるし、私はこの衝撃の意味を後ろから登ってくる他人の顔を見ることで確かめようと、私の後に続いて登ってくる登り組の人々を振り返ってみたのですが、皆すれちがっているハズなのに、知らん顔をしています。「あ、自分だけがショックで頭がぐるぐるしてるのか。なんでこうみんな平気なんだろう」と思いました。というより、誰もいちいちすれ違う相手の顔なんぞ見ないのかもしれませんが、私は見てしまったんです。

metalwoman.jpg
















イメージ図。乗降客とともに階段を降りてくる女図
(すんません。まったく似てません。本当はこんなんじゃなかったです。)

そしてそのものすごい顔の様子にどきどきしながら、こういう場合の受け止め方として正しいと思った道徳感覚に回帰して「この女の人は顔を隠さずにこの姿で列車に乗って降りてきたんだ。なんて勇気のある人だろう」と思いました。この体験はあまりにも強烈だったので、あとで「あのな、南宮崎駅で、こういう女の人とすれちがったんだよ。でも驚いているのは、なんかオレだけで、非常に不思議な感じがした」というようなことを友人の家に行ったときに話ました。「へー、そんな人が。気の毒になあ」とその友人は感想を述べました。

でも私はどうしてもあの顔が忘れらません。その顔は、そのメタリックな青い皮膚と浮き上がったぶつぶつは、どこか本物とは思われず、なにかこう映画かなにか用にほどこした特殊メイクのような感じがして、いまだにその感じが払拭できません。「特殊メイクをほどこして歩き回っている女の人がいた」そう思うほうが、私にはどこか心が合理化できるというか安心できるというか、いまでもそんな感じです。掲げたイメージ図ですが、実は、はっきりしません。大きくて丸い顔だったような気がします。その女の人は実際には人込みに紛れ込んだ姿で、表情なくうつむいて降りてきたので、こんなに「自己主張的な姿」で私の視界に映り込んだわけではないんですが、一瞬のすれ違いの合間に、私がたまたまその人の顔を見たということなんです。私は画面の左側下から階段を登って彼女とすれ違ったんです。 

この南宮崎駅の前を走る道が、私がブログで言及した片側2車線道路です。「国道に寝ころがる男」は、この駅のすぐ向こう側の道路で寝ころがっていました。そしてその先の交差点を右に曲がると「遮断機心中未遂の男女」を見た路地に入ります。当時の南宮崎駅前周辺は私にとって怪異に満ちた場所だったんだなあと、今あれこれ思い出してみて改めて思いました。ただ思い出すたびに最後にはふと、「あれらは本当は、生身の人間との遭遇だったのだろうか、自分は普通だったら見えないものを見ちゃったのかもしれない」などと思ったりもするのであります。

オマケ

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私の家の柱には「ゆうれい ゆうれい」と書いたひっかき傷のようなものがあると、昔書きました。以下参照URL.

http://www.nobeokan.com/hyakumonogatari.htm

現在私は、その柱の前に電話を置き、その隣にパソコンをおいてます。顔を上げればいつでも、「ゆうれい」の「ゆ」の文字を見ることができます(写真をクリックして確認してね)。以前の公開写真は以下。

yureiyurei.jpg
















やらせではなく、ほんとに気がつくとそこに刻んであった文字であります。(写真、よく見ると『ダーク・エンジェル』ファースト・シーズンのパンフレットが見えたりしているところが、ちと恥ずかしかったりします(でもジェシカ・アルバっていい女ですよね)。張り出し窓にあるあれこれの小物類と、つってあるズボンが生活臭。

まだまだ「トリビアル怪異」体験はありますが、ひとまずこのシリーズはおしまいにします。ここって「音楽ブログ」でした。

Posted by バウンドヘッド - 2007.03.10,Sat

「最近家で何か変なことあったあ?」と聞く人がいたので、「いやー、最近はとんとないねえ」と答えるのが常な日々だったわけでですが、あまりにもタイミングのよい「2回半停電事件」で、ひさびさ「目が覚める思い」をさせていただきました。

まあ、それがただの偶然の積み重なりに過ぎなかったにしても、です。

次の奇妙な話は、今から2年くらい前の時期でしょうか、妙に体の表面をすっとかすられる感じがすることがありました。頭髪の先端をてのひらでなぞられる感じがする(どういう感じかあなたも実際に自分の髪の端っこを自分のてのひらでごく軽く触れるか触れないかくらいの感じでなぞってみてください、そんな感じです)。あるいは親指と人指し指の爪の先のごくごく先端部だけを使ってピッピッと全身のいたるところをつねられるような感じを腕やら脚やらに感じる、そういうことがございました。

「はて、もしかしてこれは糖尿病の兆候か」とも思いましたが、あるとき決定的な体験をいたしまして、やはりこれは何か説明のつかん事態や、と思いました。

そういう何か触れるか触れないかくらいのかすかな感覚あるいはピッとつねられるような痛みをよく感じていた最中の話です。たぶん隠しカメラをしかけて私の姿を撮っていたら、私がいかに無意識に手を頭に当てて、蚊か蠅を払うようなしぐさをしたり、手足をさすったりしていたかがよく分かったと思います。

ある夜、ソファーに座ってテレビを見ていたら、右の前腕部が急にひりひりするような痛みを発するようになりました。それまでは、お話した通り、軽くなでられるか、ごく軽い感じの「爪の先でつままれる感じ」を体験していた最中だったのですが、今度のは、始まるとその右腕の痛みの感じが大きくなり、しかも持続しました。「おーっ、痛てえ、痛てえ、いったいこれ何?」と思いながら、私は痛む右腕を眺めながら、「痛みを観察しながら」前腕部を眺めていました。

眺めると言っても、そのとき私は実際にはネイビーブルーのボタンダウン・シャツを着ていましたら、シャツの青色を通して、痛む箇所を眺めたわけです。

それで「あー痛てえ、もーいい、もーいい」と我慢をやめ、シャツの腕の部分をまくりあげて、その痛む箇所を眺めてみたら、なんと赤い小さな血豆のようなものが3つポツポツポツで出来ている。赤い点と点の間は8mmくらい、それがまっすく3つ並んでいます。「なんじゃー、こりゃー」と思いました。

threestars.JPG
















もちろん虫によってできた傷ではありません。虫が這うような感じではまったくなかったし、また実際に腕をまくっても虫なんぞいませんでした。

「痛みの原因は、これか……。しかしこれ何?」と思いました。今はその点のポツポツも小さくなりましたが、今でもその3つの赤い印を見ることができます。「こんなんが現れた」と言って何人かの人にも見せました。

最近は、とんとそういう系統の感覚には遭遇しませんが、いまもって「起きたことの意味が不明である」ということに変わりはありません。

Posted by バウンドヘッド - 2007.03.09,Fri

この体験は、私が就職して2年目に出会った「奇妙な体験」です。私は当時トールボーイというキャッチコピーで宣伝されていた普及版タイプ(ターボじゃないやつ)のホンダ・シティ(白ボディー)の中古車を買って通勤するようになっていました。

それは、私が職場からの帰宅途中の夜のことでした。夜の11時前だったと思います。そのとき車は私以外走っておりませんでした。前回のエントリーにも出てきた片側2車線道路を走っていると、車のライトに照らされた道路正面の向こうに、大きくて黒い固まりのようなものが転がっているような気がしましたので、「何だろう?」と私はブレーキを踏んで減速しながら、ゆっくりと車を近づけていきました。

するとライトの明かりに照らしだされたその黒い物体とは、なんと「黒い服を着て仰向けに寝ころがっている男」だったんです。

「わっ、何で人が道路の上に寝ころがってんだ」と思いながら私はさらなる減速と同時に、左側車線へと車線変更をしました。そして、その寝ころがっている男の姿を車の窓越しに観察しながら通り過ぎ、次にサイドミラーで後ろの様子をちらちらと確認しながら運転していると、なんといままでそこでじっと動かなかった男がむっくりと起き上がり、さらに中央分離帯を横切って反対側車線へとスタスタと歩いていった模様です。おそらくそのまま路地に入って住宅地に消えていったに違いありません。(でももし男が起き上がらなかったらきっと車を止めて、その男が生きてるかどうか確認に戻り、同時に道路から退避させたと思いますよ、「踏み切り心中未遂事件」ではショックで固まってしまった薄情なワタシではありますが。)

遠くから見た姿が黒く見えていたのは、その男の衣装が黒ずくめだったからです。本物かニセモノかわかりませんが、黒革のレザータイプの上着に黒いズボン姿だったと思います。

「ふー危ねえ。あいつ、自分を誰かにひき殺してもらおうと思ってアスファルトの上に寝ころがっていたんだろうか。でも何でオレなんだよ」と思いながら、その夜は、いつもにもまして細心の注意を払って自宅へとたどりつきました。

「国道寝ころがり男自殺説」というのは、そのときの私なりの合理化説なので、その黒ずくめの男はいったい何のために、そんなところに寝ころがっていたのかほんとのところは分かりません。あるいは酔っぱらって、たまたま道路の真ん中をベッドだと思い違いして寝ころんでしまっただけなのかもしれませんが。でも私がよけるとすぐに、むくりと起き上がってスタスタとよそへ移動したのが妙です。

でも「なかなか出会えない経験をさせてもらったな」とあとになって思いました。

(以下イメージ図。画面上をクリックして拡大してご覧ください。過去に投稿したイメージ図同様、windowsのペイント機能を使って描いております。はなはだつたないです。)

lyingman.jpg












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