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東京女子流(その1) アイドルから「あの衝撃」が再び

相変わらず、アニメはいろいろと見続けているのだが、ここ最近アニメに使用されている楽曲で、「おや」っと思うことが多かった。つまりアイドルの歌っている曲にもかかわらず、楽曲として上質なのものが増えたのではないかという印象をしばしば感じるようになっていたのだった。

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こういう状況が生まれたのはperfumeの成功が大きいと思う。楽曲提供者の中田ヤスタカのインタビューを読んで「そーだったのかー」と驚いたことがある。中田ヤスタカがperfumeに楽曲を提供するまでは、「アイドルの歌う曲は上質でなくていい。いやむしろ上質であってはいけない」というような暗黙の業界ルールのようなものがあったそうで、中田ヤスタカは、そういう状況に怒りを感じ、そのような理解不能なルールをぶっ壊したいと思い、そういう慣習とは逆をやったというような趣旨の発言をしていた。結果アイドルの出すアルバムだったにもかかわらず質の高いアルバムが生み出されるという画期的な状況が日本の音楽界に生じたのだった。表題につけた「あの衝撃」とは、もちろんperfumeがもたらしたものを指す。

以前にも書いたがアニメで使用される曲は質の高いものが多い。そして近年になってさらにアイドルがここに加わってくることになるのだが、去年「あれ、なんかいいくね」感じたのが、SUPER☆GiRLSの歌う「プリティーリズム・オーロラドリーム」の「Happy Go Lucky」だった。調べたらアイドルグループだった。「あ、アイドルグループが歌ってんだ。でもなんか印象に残るなあ。それにEDに登場してくる彼女たちの立ち姿もなんか心に残るけど、いったいなぜ?」とか思ったのだった。

このアニメには今回の主役の東京女子流もEDに参加している。そのときのオレの印象は、すごく幼い感じで(もしかして小学生?と思った)、振り付けも、手旗信号を模した、かなり簡素なものだった。

で、次は「モーレツ宇宙海賊」だ。OPもEDもともにももいろクローバーZが歌っているけど、音楽的に面白いのはEDの「Lost Child」の方だとオレは思う。このオープニングテーマとエンディングテーマに驚いたので、調べたら、ももクロがすでに面白いアルバムを作っていたという事実を知ってまた驚いたのだった。

でなんで急に「プリティーリズム・オーロラドリーム」ではスルーしちゃった東京女子流を話題にする気になったのかというと、今GYAOで、彼女たちの新しいアルバム「Limited addiction」に入っている楽曲のPVが大量に投下されているのにたまたま気がついて、とりあえず試しに見てみたら、なにかものすごくびっくりするような状況が生まれていて、結局ギャオに上げてある11曲全部を視聴してしまったのだった。(NHKの「はなかっぱ」のEDも歌っていたのだった。ああ、そーだったのかー、彼女たちの歌だったんだー、とまたびっくりした。)

とにかく楽曲はハイクオリティだし、PV映像は凝ってるし、しかも彼女たちのダンスは振り付けとともに見る者を魅了する。ダンスする彼女たちの体つきは少女時代の「薄くて軽い身体」そのものなのだが、だからこそ、なにか不思議な感覚を呼び起こすPV集だった。同じことを彼女たちが身長の伸びた高校生、あるいはそれ以後の「重い身体」でやったら、違った印象になったと思う。

彼女たちの歌う楽曲の日本におけるルーツは、70年代の終わりから山下達郎とか吉田美奈子とかが始めたあの系統の音楽だ。だから吉田美奈子が歌ってもサマになるような楽曲に仕上がっている。

とにかくオジサンであるアナタも、そうでないアナタもまだPVを見ていないなら、今のうちにギャオに行って11曲全視聴してみることをお勧めしたい。

p.s. amazon.co.jpで東京女子流の「Limited addiction」の評価コメントを読んでみれば、perfumeがアルバムを出したとき、多くのオッサンたちをコメント欄に巻き込んでいたけど、どこか似た状況だってことが分かると思うよ。
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